おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 118
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408535432

感想・レビュー・書評

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  • 先日、宇江佐さんの小説を読み、
    もう少し読んでみたいと手に取ってのがこの本です。

    江戸下町に暮らす人々の日常が
    しっとりとした文章できめ細やかに描かれていました。

    ・ため息はつかない  薬研堀
    ・裾継  油堀
    ・おはぐろとんぼ  稲荷堀
    ・日向雪  源兵衛堀
    ・御厩河岸の向こう  夢堀
    ・隠善資正の娘  八丁堀

    江戸下町の堀の近くに住む人々が主役です。
    貧しいけれども一生懸命に生きている市井の人々の
    生の喜びや悩みがひしひしと伝わってくるようです。

    庶民の食事として
    小説の中に出てくる料理も素朴ながら
    とても美味しそうに書かれていて、
    それだけでも、味のある小説です。(笑)

    みな面白く読める作品ですが、
    ちょっと残念なのは、小説中に「絵本」という言葉がでてきたこと。
    江戸時代に「絵本」はないのでは?
    「御伽草子」とかならわかるのですが・・・・

  • 2016.7.26

  • 江戸情緒あふれる人間模様。

  • あいかわらず
    庶民の生活や人情をつむぎだすのが
    上手だな

    最初はむしろ気に喰わないのに
    いつの間にか心に留まる
    中年叔父さんと思った親方の
    心遣いがニクイ!

  • 読みやすくて良い。
    今回は蕎麦じゃなくてうどんが食べたい。

  • ちょっと文体かわったんだな、と最初ちょっと違和感。本当に市井の暮らしの一場面を切り取ったという感じで、話の結末は大団円というわけでなく、どこかすっきりとしないものが残る。

  • 短編集なのでとても読みやすいです。
    その短さが話の内容にあっててちょうどいい感じ。
    色んな種類の話が楽しめて良かったです。

  • 二度目だけど、やっぱり好き。
    家族って血の繋がりだけじゃない。

  • 3/28/10図書館

  • 人の縁(家族)の喪失と再生の話。年取ると、この手の話は泣けます。

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著者プロフィール

1949年函館市生まれ。函館大谷女子短大卒業。95年「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。2000年『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞、01年『余寒の雪』で中山義秀文学賞を受賞。人情味豊かな時代小説を得意とし、著書は「髪結い伊三次捕物余話」シリーズなど、多数。2015年11月、惜しまれつつ、没。

「2016年 『口入れ屋おふく 昨日みた夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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