- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408535456
感想・レビュー・書評
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天地人の外伝らしいですが本編より好き。
それぞれの心情を深く描いてて興味深い。
特にオススメは実頼、景虎、菊姫の話。
上杉と言えば火坂氏。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「大ふへん者 前田慶次郎」「弟(おじ) 大国実頼」「生き過ぎたりや 上杉三郎景虎」「甲斐御料人 上杉景勝の妻」「剣の漢 上泉主水泰綱」「百戦錬磨 本多政重」「ぬくもり 水原親憲」の七篇を収録。
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謙信以来の義に魅せられた人々の美しい生き様。
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久しぶりに、面白い本と出合えた。一気に通読してしまった!。
NHKの大河ドラマ『「天地人』」の原作者、火坂雅史が、ドラマに登場する人物のうち、かぶき者として名高い組外者(くみほかぐみ)の前田慶次郎(利益=とします)や、謙信以来の老将・水原親憲、剣聖の血をひく上泉主水泰綱、家康の謀臣・本多正信の次男で上杉家を探るため直江家の婿養子となった本多政重らの武将たち、藩主上杉景勝の妻・甲斐御料人(菊姫)、その景勝との跡目争いに敗れた三郎景虎、直江兼続の弟・大国実頼など、七人を主人公として短編連作を描き、その生きざまから、直江兼続の存在を浮き彫りにする。
上杉景勝を盛り立て、戦国の世にあって「義」の精神を尊んだ直江兼続ら、もののふたちの壮烈な戦いを見つめ直す、もうひとつの「天地人」といえる傑作。
それにしても、大河ドラマでは、誰が前田慶次郎を演じるのかな?。