夏色ジャンクション

  • 実業之日本社 (2010年5月20日発売)
3.46
  • (6)
  • (21)
  • (26)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 130
感想 : 26
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784408535753

みんなの感想まとめ

心の成長と絆を描いた旅の物語が展開されます。主人公は、友人や恋人に裏切られ、仕事を失った挫折から、謎の老人と共に自動車での旅に出ることになります。道中での出会いや出来事を通じて、彼の心境は次第に変化し...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • どうなるのかと少しハラハラしながら、どんどんあたたかい気持ちになりあっと言う間に読み終わった。
    旅が終わらず、このままずっと続けばよいのにと思った。
    この先が楽しみだなと、私も一緒に旅している気持ちになった。

  • くどい・・・
    悪くないんだけどねえ

  • 友人と恋人に裏切られ、仕事も失くし借金まで背負った主人公が謎の老人と自動車で旅をするロードムービー小説。最後ちょっと駆け足気味だったかなとも思うけど、旅をしていくうちに心境が変わっていく主人公が良い。主人公の元恋人があまりにもクズすぎて……。夏にピッタリの爽やかな小説。2013/154

  • 夜逃げした信之は、ひょんなことから
    勇と山形を目指すことになる。
    更にはリサを乗せて、青森を目指すことに。
    3人の旅はどうなっていく??
    自分まで一緒に旅しているきになってしまう一冊。
    読み終わった後、ほっこり。
    続編で、信之と勇がアメリカに行ったところを
    書いてほしいな。

  • 主たる登場人物が3人のため無駄な複雑化がなく読みやすい。
    親友と恋人に裏切られた男と抜けてるおじいちゃんとちゃきちゃきアメリカ娘の珍道中。
    淡々と進んでいくので、さらっと読める。
    ただ、高速道路を行ったり来たりお金の無駄が気になった。

  • 面白かった。読み始めたら止まらなくって、結局寝ないで朝まで読み切ってしまった

    親友にお金と彼女を騙し取られ、会社をクビになり、借金を抱えて夜逃げをして車で寝泊まりしていた主人公がある老人と出会う。お金目的で老人と旅する中、日系アメリカ人の女の子と出会い、3人で旅をする。

    たった一週間の旅行なのに波乱万丈で、とても素敵なお話だった

  • 職も家も恋人も失い、車中で暮らしている信之。ひょんなことから突然あらわれた老人、浮田を山形まで乗せていくことに。
    どうやら浮田は大量の札束を所持しており、信之はなんとかその金を奪って逃げようと画策するが、道中で出会った日系アメリカ人リサも加わって旅は思わぬ方向に…!?


    ほっっっこり。素直な気分で読めた本でした。
    脇を固める浮田とリサはコミカルで魅力タップリ。それに比べて主人公の信之が善意と悪意の間で揺れてる極めてふつうの人だったのでかえって感情移入できて、自分も4人目の車旅メンバーになったようでした。

    それにしても次から次へと出てくる料理が美味しそう…
    特に牡蠣食べたいなぁ…浮田さんみたいなスポンサーあらわれないかなぁ(笑)

    あと山形で大地震があって仮説住宅という設定が出たんですけど、やっぱり3.11が浮かびました。初版はちょうどその1年前なんですね。
    震災前だからさらっと流してるけど、これが震災後だったらちょっと描写が変わってきたんだろうな。この作品の場合は発行が震災前でほんと良かった。テーマそこじゃないし。




    大人の青春小説!!

  • 無職になって残り3万円の男と金の束を持って歩く爺さん。そして途中で会う日系アメリカ人の女性。その3人が昔の知人たちに会いに行く話。過去の清算というほど暗く重いものではないけれど、会いに行くことで主人公たちの肩の荷が降りていったのは事実。見知らぬ人たちとこんな旅なんて出かけることはないだろうけれど、それでもいいもんだなぁと思えてしまう、そんな話。

  • 話の筋としてはよく有りそうな話。
    この先、どうなるのかしらね・・・

  • 読了。恋人と親友に財産を持ち逃げされた上に借金を背負った主人公。車の中で路上生活を送っていたが、公園で出会った700万円をバックに入れた老人を東海から山形に送ることに・・・。その700万円を奪おうと虎視眈々と狙うが、道中でヒッチハイクで拾った女性と3人でドライブしていくうちに、主人公の心に変化が・・・。結局悪人になりきれない主人公、こころよい老人、闊達な女性。上手く絡み合い主人公の成長につなげた最後。いい読後感でした。

  • 読後感の良い話でした。私もイサムさんやリサと旅してみたいです。

  • 恋人と親友に裏切られ、傷つき自暴自棄になった主人公と見ず知らずの老人と女性と3人で旅をすることになったお話。
    恋人と親友はひどいけれど、そのあとに知り合った老人と女性が信じられないくらいいい人で、こんな人達と心が通じあえる経験ができるなんてうらやましいくらいでした。
    主人公の力強い復活も感じられ、読後感がよかったです。

  • 装幀・装画 / 池田 進吾(67)
    初出 / 『月刊ジェイ・ノベル』2009年7月号〜12月号。

  • 悪い人に成りきれない若者が、ひょんなことからいい人達に囲まれて旅行をするうちに改心する物語。一言で言ってしまうと味気ないが、テンポよく進むストーリーとおじいちゃんの人のよいセリフとキャラクターがいいアクセントになっていて、読んでいても飽きがこない。なかなか明らかにならないおじいちゃんの旅の目的にやきもきさせられ、主人公は本当に悪人になってしまうのかとどきどきさせられる。結果、読者の期待するところが全て揃うのはとても気分のよい終わり方だった。

  • 恋人と親友に裏切られて後、自暴自棄に借金も重ね夜逃げをして車中生活を送っていた信之。
    ある日出会った老人の頼みで山形まで送っていくことになる。
    途中その老人が700万円の大金を持っていることを知った信之は、金を奪う機会をうかがい始め、試行錯誤する。
    更に一人が加わった三人の道行、夏の一週間の旅。

    爽やかな心音を響かせる二人に触れての主人公の心の変遷。
    落とし所としてはまぁありがちな、と感じざるを得ないが良い読後感を味わえるものだと思う。

  • 爽やかな読後感とはまさにこのこと。
    主人公もそんなに嫌な奴じゃないのですらすらと読み進めることが出来ました。

  • 夏にぴったりな本。
    親友と恋人から裏切られ、自棄になって会社を辞め、借金を背負って夜逃げ。
    車中生活を送っていた主人公の元へ一人の老紳士がやってきて、自分を駅まで送り届けてほしいと頼む。
    金に目が眩んだ主人公は、老紳士・勇を最終目的地の山形まで送り届けようかと持ちかける。
    そこから奇妙な二人の旅が始まる。
    いつ金を奪おうかとばかり考えていた主人公が、
    良心の呵責に苦しみながらも自分自身を見つめ直してゆく過程は、読んでいてとても人間らしいと思ったし、裏切りで荒んだ心を克服できた時には、こちらの気分もすっきりした。
    旅の途中で出会ったバックパッカーの外国人リサとの関係も、
    だんだんと親密なものになっていき、個人的にはにやにやした。
    読後感はとても爽やかで、自分もどこかへ旅に行きたいと思った。

  • 図書館でジャケ借り!
    何か感じるものがあったのです。

    その期待を裏切らなかった。
    久々ないい本との出会いでした。
    福田氏のほかの本も読んでみよう!

  • 福田さんっぽい心地よい雰囲気のまさにロードノベル。
    ほぼ、車一台と3人の登場人物のみでストーリーは
    進んでいきます。思いがけない事から一緒に旅をする
    ことになる「勇老人」と「リサ」のそれぞれの優しい
    目的もほっこりしてのんびり読むにはいい内容。

    なのに、主人公の「信之」の設定が...あまりにも卑屈で
    セコくて器が小さくて...ちょっと読んでて辟易してきちゃうw。
    まぁ、そういう彼の成長ロードノベルなのだから仕方ないの
    ですが、ちょっと感情移入するにも小さ過ぎて...ちょっと残念。

    でも、こんな旅をしてみたいなーと単純に思わせてくれます。
    目的も時間もお金も、全て余裕のある旅...一生に一度は
    してみたいなぁ。

  • 東北・関東を何度か縦断する妙な三人組の一週間を描いたロード・ノベル。友人に恋人を取られて自暴自棄になる内、職も金も住むところも失ってしまった若者・信之が主人公。住処としていた名古屋近くの公園で出会った老人・勇に頼まれ、駅前まで車で送るつもりがいつの間にか、山形を目指すことに。さらに途中、福島で拾ったヒッチハイク中の若い女の子、アメリカ人の日系三世・リサが合流。一行はまず彼女の目的地・青森へ向かうことに、、、 次から次へとこの三人組を襲うトラブルのせいで、行き先は二転三転、北上したかと思えばUターン。なかなか目的地にたどり着かない。このあたりやや冗長。善人のくせに、金をかすめ取る悪人になろうとする信之の精神的葛藤が読みどころか。お婆ちゃん孝行のリサが可愛い。

全23件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

1977年、愛媛県生まれ。東京都立大学(現・首都大学東京)法学部卒業。2003年『AHAPPYLUCKYMAN』で光文社よりデビュー。ミステリー、青春小説、コメディなどさまざまなジャンルの作品を執筆。近刊に『夏色ジャンクション』(実業之日本社)、『春の駒 鷺澤家四季』(東京創元社)などがある。

「2016年 『雪桜 牧之瀬准教授の江戸ミステリ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

福田栄一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×