はれのち、ブーケ

著者 :
  • 実業之日本社
3.62
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本棚登録 : 252
レビュー : 52
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408535814

作品紹介・あらすじ

30歳-仕事、恋愛、結婚…別々の人生を歩み、それぞれの悩みを抱え、自分の進む道を模索するかつてのゼミ仲間たち。ひと組のカップルの結婚式を通して、六人の男女が見つける幸せの形、等身大の生き方を、健やかかつ繊細な筆致で描く。期待の新鋭が贈る傑作長編。

感想・レビュー・書評

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  • 良かったー!!私はこれ好みのタイプの作品。結婚したくなるなぁ。大学のゼミの同級生6人のそれぞれの視点から書かれるそれぞれの幸せ。理香子と鈴子が好き。2011/538

  • 大学の仲良し男女6人組。その中から生まれた一組のカップルの結婚をめぐり、それぞれの視点から結婚観や仕事観などを描いたストーリー。

    優柔不断とも慎重派とも言える裕人に十年待たされるヒロインや、結婚願望を持てずに焦る女友達、授かり婚で選択する余地なく結婚・就職し既に貫禄たっぷりの男友達、仕事にやりがいを感じつつも地に足着いた暮らしをしている仲間たちに複雑な心境になる男友達など、30歳の男女がそれぞれ抱える悩み…。
    仕事をとるか結婚をとるか夢をとるか、みたいな。サマソニぼけのせいか、いまいち感じるところはありませんでした。

  • とても読みやすい。かつ、結婚する人、結婚に憧れない人、結婚したい人、結婚した人、の心情を、わざとらしくなく、でもどの人生も(恐らく)ハッピーエンドになるように書かれている、いわば“読者誰もが救われる”作品かなとおもう。ハッピーエンド至上主義の私としては星5つ付けざるを得ない…。でも多分、アラサーの、特に女性のほとんどは、結婚に対してある種過剰に反応してしまう部分(肯定的か否定的かは人によるものの)があり、それをうまく宥めてくれるというか、どの生き方でも自分が幸せなら、或いは幸せになろうとするならそれでいいんだといってくれるような気がした。神戸行きたい。

  • 大学のゼミ仲間6人の中から理香子と裕人が結婚式を迎えるその日。神戸ハーバーランドのホテルに集まってきた友人達にもそれぞれの10年の月日が流れていた。
    完璧な幸せなんて何処にも転がってなんかないし、努力だけで全てがどうにかなるわけでもない。それでも、進んでいこう。
    6つの物語には友人達が複雑に絡み合う。願わくばこの晴れやかな日にふさわしい未来がそれぞれに訪れますように。
    あなたにもブーケを。

  • 【あらすじ】
    キャリアとか、恋とか、結婚とか、子どもとか――
    30歳の岐路に立つ男女のこたえ探し

    学生時代を同じゼミで過ごした裕人と理香子の結婚式に、仲間たちが集まった。かつて横並びだった男女6人は、30歳を迎え、仕事も生活環境もそれぞれ。
    アパレルメーカーに勤め、気ままな生活を謳歌している鈴子、映画監督を目指し、ハードな日々を送る亮、バツイチ、年の離れた彼との恋や結婚に揺れる奈緒、家庭を持ち大学職員として堅実な日々を送る章太郎――。

    それぞれが、旧友との再会によって自分の生き方を振り返り、仲間の生き方に自分を重ねて未来を見つめる。揺れる世代の瑞々しい感情を、ていねいに描いた連作長編。

    【感想】

  • 大学の仲良し男女6人組のうち、カップルであった2人の結婚式を中心とした6人のそれぞれの物語。
    結婚式当日という時系列で進みながらも人生の選択、決断、葛藤が爽やかに描かれていました。
    最初に花嫁の話から始まったので最後に花婿が来るのかなと思いきや。
    章太郎の話が私は一番好きでした。

  • 大学時代から10年の交際を経て理香子と裕人の結婚式。裕人が函館の実家の旅館を継ぐことになり、大学時代からのゼミの仲間、鈴子、亮、章太郎、奈緒と神戸で会えるのもひさしぶりとなった。卒業から8年、違う進路、立場のそれぞれの心境は−

    ◆うーんドラマチック♪私は人の結婚式出たことないわけわからんうちに大人まかせで結婚式しちゃったから、今時の若い人たちの「自分たちで作りあげる」結婚式見ると素敵だなぁ、凄いなぁって思う。美人で人気者の理香子とおっとりと誠実でちょっと慎重な裕人。義母と気が合う理香子、素敵♪
    結婚、したくないと思う自分はおかしいかなと悩む鈴子をさらりと励ました新婦の理香子も素敵。。陰ながら裕人が理香子にきちんと決断する後押しした章太郎も、自分はこの道で良かったかと悩んでたのは自分だけじゃなかったって気づけて素敵。10年裕人と一緒にいる理香子にはわからない!と卑屈になってた奈緒は理香子の方が押してこぎつけたなんて知って自分もついに20上の人と一緒になる決心できてよかった。
    「年をとって、よかった。学生だった二十歳のとき、四十歳の榊との恋愛が成立したとは考えにくい。十歳と三十歳では犯罪だ。下手なタイミングで出会い、そのまますれ違ってしまわなくて、本当によかった。」て本当にそう。私も旦那さんと9歳違うから、あんまり早くに出会ってたら無理だよなー…とか、美人で気が利いて人気者でなんでもうまくいってるように感じる友達がいると比べちゃうよねー…とか奈緒に一番感情移入(笑)。むらっち、鈴子へのダッシュうまくいくとイイね♪
    この本のイイとこは、「結婚式」は新郎新婦が主役だけど、彼らだけの話じゃなくて6人にスポットなとこ。しかも初出は時系列じゃなくて奈緒スポットなプロポーズの回。いうたら「いよいよ」な結婚式の理香子のウェディングベルの回が最後、てのを再構成ってのがすごい。

  • 大学のゼミ同期が主人公の結婚がテーマの小説。読むタイミングがずれた感じで今ひとつ。あと、ラストが気に入らなかった。

  • 大学時代のゼミ仲間6人の結婚式の一日。それぞれにまだまだこれからなんだって感じ。

  • 結婚!

    学生時代から付き合っている理香子と裕人は、結婚を意識しながらも気づけば10年という月日が経ち、三十路でついに、やっと結婚することになった。

    家業を継ぐことを決意した裕人。
    フードコーディネーターとして成功していた理香子は、その仕事を辞めて、裕人の実家の旅館に嫁ぐことを決める。

    大学時代のゼミ仲間たちの、親友が結婚することになってそれぞれが思う胸の内。
    自分は結婚を望んでいるのか。ー鈴子
    歳の差の彼氏との結婚をうやむやにしてしまったことへの後悔と決心。ー奈緒
    夢を追い続けることへの不安。ー亮
    誰よりも先に家族を持ち、安定と不便さに揺れた心。ー章太郎

    可もなく不可もなし、という感じ。。。
    既婚者が読んでふーんってなるから、それこそ結婚願望が強い人が読んだらどうなるのか。

    だからなんだ、という感じ。奈緒の内気な感じはちょっと共感)^o^(

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著者プロフィール

瀧羽麻子(たきわ あさこ)
1981年兵庫県生まれ。京都大学卒業。2007年『うさぎパン』で第2回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞。著書に『株式会社ネバーラ北関東支社』『はれのち、ブーケ』『いろは匂へど』『左京区七夕通東入ル』『左京区恋月橋渡ル』『左京区桃栗坂上ル』『ぱりぱり』『松ノ内家の居候』『乗りかかった船』『ありえないほどうるさいオルゴール店』などがある。

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