ヒポクラテスのため息

  • 実業之日本社 (2011年9月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784408535937

みんなの感想まとめ

医療制度の複雑さや現実を描いた主人公の成長を通じて、リアルな医療現場の姿が浮き彫りになります。突然の父親の死により病院経営を引き継ぐことになった翔は、負債を抱える病院を立て直そうと奮闘します。作品は、...

感想・レビュー・書評

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  • 父親の死で病院経営を突然任されることになった主人公のお仕事小説。今話題のTPPにも絡んでくるかもしれない医療制度の問題がわかりやすく書かれています。面白いです。

  • いつもはオトコの熱気がむんむんと満ち満ちた福田さんが描く医療現場は、熱さを極力抑え、無駄に涙や感動を求めない、リアルな世界だ。

    院長や理事長や役職を持つ医者の医療に対する考え方や矜持や思惑のいちいちにうなずきながら読んだ。

    ご都合主義的ハッピーエンドで終わらないところもリアルでよかった。

    「医は仁術」とよく言うが「人術」でもあるのだな、と、この小説を読んで思った。


    そして、号泣や大げさな感動を求めない、普段着の医者の姿を多くの人に読んで欲しい

    • ryoukentさん
      惜しい、最後の 。 抜け!
      惜しい、最後の 。 抜け!
      2011/09/15
  • 主人公に全くずれた所がなく、また周辺の人達も良い人達ばかり。
    一つ一つ紐解きながらなんとか経営再建に向けて行く姿は、そこら辺のコンサルの本よりもリアルだった。
    医療スタッフよ人事評価や報酬よりも、自分の能力で誰かを助けるというやりがい搾取。
    本当に尊い仕事だと思う。
    病院がなくなってしまうのは残念だけど、主人公は頑張って医師になってほしい。
    私も医師になりたかったな…

  • 18:突然、実家の病院の期間限定理事として担ぎ出された翔。多額の負債を抱えた病院は他の医療法人に売却されようとしており、医者という職業に複雑な思いを抱きながらも、翔は自らにできることがあればと病院経営、業務改善に取り組むことに。
    タイトルからはまったく想像できなかったけど、医療ものでした。これまで読んできた福田作品に比べると、かなり緩くて読みやすい。……のだけど、そのせいかやはり軽いような気がします。「オーディンの鴉」が凄かっただけに、ちょっと拍子抜けでした。
    ですが、「バチスタ」シリーズのように、医療制度そのものにも焦点を当て、診療報酬や貧困ビジネスなど近年話題になった事例を挙げているのはとても良かったと思うし、翔という医療関係者ではない者の目から医療の世界を描いたのもとっつきやすくて、まあ公平かなと思います。でも、答えのない問題だけに、無難な終わり方になってしまったのが……。

  • 3ヵ月という期限の中でも自分のできることをやろうとする姿勢は見習いたいな。
    どの世界でも経営は難しそう。どうやって維持しているのだろうか? といつも疑問だもん。
    うまくいかないことも今後の何かにつながるのかもしれないと思わないとやっていけないやね。
    自分の進みたい道が見つかったのだから、無駄ではなかったということだろう。

  • 面白かったが、少し内容が、大筋過ぎ。粗い気がした。途中から最後が予測はできたが、最後が中途半端な気がした。いかにも続きがあるようで、突然終わりな感じがしたが……

  • 開業医の息子でありながら医者になることを拒否しIT業界で働く青年。仕事でインドに赴任中だったが、帰国してみれば会社は倒産。父親も急死していた。
    父に代わり3か月の間理事を引き受けた青年。病院の存続も危ういと知り、任期中に立て直しのために自分のできることをやろうと奔走する。
    青春の一ページとして恋の話も絡み、軽く読めた。

  • 以前に既読をチェック

  • 福田和代初読み。現在の日本の医療が抱える問題についてよく調べてるなぁと思った。難しいことを書いてるはずなんだけど、わかりやすかった。取り敢えず夏樹さんが素敵。2011/531

  • 2013-10月26日
    面白かった。この頃、借りてくる本、ほとんど当たり。見る目ができたのでしょうか?!

  • 話は、読みやすかったですね。
    わかりやすかったし。
    ただ、話にあまり深みは感じなかった。
    最後もどんでん返しとか、そうなのか、という感じもなく普通。
    え、それでおしまい?という感じ。
    読後に、ちょっと残念感を感じました。

  • 3ヶ月だけ病院理事に就任。病院の建て直しに奔走するITエンジニアの物語。

  • 医療現場の大変さや問題点の提起で重たいテーマなのに、軽〜くスルッと読み進められました。女性スタッフは有能だし、翔さんの一生懸命な姿は好感持てました。

    素人が3ヶ月で病院再建?そんな短期間で何とかなるものなのかなぁ?。3ヶ月っていう設定、ちょっと無理があるような気がしたのですが…。

    日本は他国に比べて安く安定した医療を受けることができる。あぁ、本当にありがたいことです。これも国民皆保険制度があるから。この安心感って精神的にはとても大きいです。"国民皆保険制度"なんて,少し前の私なら「難しそ…読み飛ばそう」となっていたところですが、最近はTPP等で話題になったので、すんなり理解できました。私にとっては、ちょっとタイムリーな話題でもありました。
    そして「医師の良心」これも大きい。おかげで病気でも怪我でも安心して医療にかかれるんですね。医療従事者の皆さん、ありがとうございます。

  • 2013/02/28
    復路

  • 現実的でありながら、夢のあるラスト。こういうのは個人的に結構好きだなと思いますが、現実的であるが為に長く記憶に留まらないだろうなとも思いました。

  • 2013.2.6

  • ヒポクラテスのため息

    父親は地方の総合病院の院長
    医者にはならず大学卒業後は東京に出て8年
    システムエンジニアとして働く次男

    出張先のインドから東京に戻ると
    会社は既に倒産し社長は行方不明
    そして自分の留守番電話には
    父が亡くなったとのメッセージが残っていた

    理事の任期を残して亡くなった父の代わりに
    三か月間の病院理事に就任する
    父が亡くなり理事になって
    はじめて病院の経営がかなり悪いことを知る
    たった三ヶ月
    出来ることは限られているが
    父の残した病院の立て直しに奔走する
    青春お仕事小説


    フィクションだけど
    病院の経営、医者の実態
    医療業界のしくみなど
    病院のウラ側もわかる
    ちょっと皮肉りながらも
    医者という仕事に向き合う
    ひとりひとりの大切な心も感じる

  • 病院長の父親が急死し、いきなり三ヶ月間だけ理事長になることになった主人公…実際に簡単には解決しない医療問題を扱ってるわりには、文章も読みやすく一気に最後まで読めた。

  • 特に大きな出来事が起こるわけでもないのに引き込まれてしまう、不思議な力のある作家さんだな。

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著者プロフィール

福田和代一九六七年、兵庫県生まれ。金融機関のシステムエンジニアとしての勤務を経て、二〇〇七年、航空謀略サスペンス『ヴィズ・ゼロ』でデビュー。主な著作に『TOKYO BLACKOUT』『ハイ・アラート』『怪物』『迎撃せよ』『潜航せよ』『生還せよ』『繭の季節が始まる』『梟の一族』など。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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