マンボウ最後の家族旅行

  • 実業之日本社 (2012年3月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (180ページ) / ISBN・EAN: 9784408536026

みんなの感想まとめ

家族旅行をテーマにした軽妙な随筆作品集で、著者のユーモアや温かさが光ります。亡くなる直前の作品を含むこの本には、家族との思い出や日常の出来事が描かれており、読者は著者の人生の一端を垣間見ることができま...

感想・レビュー・書評

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  • なんとも軽妙で面白い随筆作品集である。今この時期に北杜夫の新刊が読めるとは思ってもみなかったのでびっくりして大変に嬉しい。

    中身には昨年(2011年)に亡くなる直前のお話も有れば,もう少し数年くらい遡った頃のお話も出てくる。おしなべてみんな家族旅行の話である。そしてこれらのお話にほとんど常に登場している北杜夫の娘さんっていったい何歳くらいの方なのだろうか。お孫さんが大学生ってんだから,娘さんはまあ40代中盤から50代かな。

    文中『楡家の人びと』は良い作品だ,と自分で一生懸命に語っている。また,今度どこそこの国の言葉にも翻訳されるのだと自慢している。かなり嬉しい様子だ。自我自尊だけどま,いいか。『楡家の人びと』はそれだけの値打ちある作品だろうと最近読んだわたしも思う。

    ドクトル・マンボウよ永遠なれ。

    • niwatokoさん
      こんにちは。
      今、「楡家の人びと」を読んでいる真っ最中です。初めて読んだのですが、おもしろいです。マンボウシリーズもまだ読んだことがないの...
      こんにちは。
      今、「楡家の人びと」を読んでいる真っ最中です。初めて読んだのですが、おもしろいです。マンボウシリーズもまだ読んだことがないのですが、読みたいです。初期のから読んだほうがいいのかな。
      娘さんって、エッセイ書いてらっしゃる斎藤由香さんでしょうか? この方のエッセイもいずれ読んでみたいと思ってます。
      2012/09/13
  • もっと早くに北杜夫さんを読めばよかった。

  • 北杜夫晩年のひんぱんに出かけた家族旅行エッセイ。
    うつと躁を繰り返す北さんを、夫人も一人娘家族も精一杯支える様子がよく分かる。
    どんな状態でもユーモアを忘れない北さんのひょうひょうとした態度と、なんとか元気になってほしいと叱咤激励する娘さんとのやりとりがとても愛情深くていい。

  • 巻末の娘さんの手記が生々しい。この本を「北杜夫の絶筆」とするなら、この巻末は賛否両論と思います。
    ただ、北氏の老後は間違いなく幸せだった。
    彼の文学に出会えた私も幸せでした。
    ありがとう。さようなら。

  • 悲しいものだな

  • 「どくとるマンボウ航海記」や「怪盗ジバコ」を読んだのは30数年前。先日亡くなられたが、ずっとマンボウシリーズ続いてたのに吃驚。絶筆を含む最後のエッセイ、歳とってもいい味出してる。合掌。

  • 北杜夫の絶筆が含まれた最後のエッセイ集。
    マッサージの心地よさに目覚めた北杜夫が最期に受けたのは心臓マッサージだったのだ。ただひたすらに悲しい。
    北さん。さよなら、バイバイよ。

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著者プロフィール

北 杜夫(きた・もりお):1927(昭和2)年東京青山生れ。旧制松本高等学校を経て東北大学医学部を卒業。神経科専攻。60年『どくとるマンボウ航海記』がベストセラーとなり、また同年『夜と霧の隅で』で芥川賞を受賞。『楡家の人びと』(毎日出版文化賞)、『輝ける碧き空の下で』(日本文学大賞)、「茂吉四部作」で大佛次郎賞受賞。純文学からユーモア小説、「どくとるマンボウ」シリーズなどのユーモアエッセイ等で幅広い読者を得る。2011(平成23)年逝去。

「2026年 『父っちゃんは大変人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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