竹島

著者 : 門井慶喜
  • 実業之日本社 (2012年6月20日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408536040

作品紹介

交渉力にたけ、金だけを信じる青年・健哉が知り合った老人の坪山は、竹島問題の決定打となる先祖伝来の和本を有していると打ち明けた。健哉は、外務省に買い取りをもちかけるが、若手官僚の滝井ことみに体よく断られる。次に健哉は韓国外交当局と交渉するが…。和本には、竹島が日本領とも当時の朝鮮領とも取れる記述があるのだ。事態打開のため日下部外相は、健哉側と韓国側一同を日韓サッカー戦のスタジアムへ集めた。そこで提案された、世にも稀なる大博打とは-。歴史サスペンス&コン・ゲーム小説。

竹島の感想・レビュー・書評

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  • 弁が立ち、交渉力抜群の土居健哉は、竹島に関しての記述がある古文書「たけしま一けん」の存在を知る。彼は外務省、そして韓国大使館と交渉し、本を買い取らせようとする。大臣、官僚、韓国そして中国と、それぞれの思惑が交錯する中、本は誰の手に・・・
    当初、もう少しシリアスな小説家と思っていたら、完全にエンタメ路線。賭けとか予算委員会とか、それはいくらなんでもと思うようなことが、テンポよく描かれていた。

  •  竹島帰属に関する決定的な証拠となる重要な古文書を託された主人公が、外務省、韓国大使館と古文書の引渡しをめぐり交渉する。
     非常に政治的な内容を軽い書き物で、すらすらと読みやすいし、テンポもなかなかいい。終わり方が??だけど。
     

  • 最初から落語を読んでいるかのような感覚に陥った。途中から多少は小説な読み物テイストに変わってはきたが。表現が難しい。つまるかつまらんかと言われれば、つまるんだろうが、次を読みたいか?と言われたら多分、読まないんだろう。

  • フィクションなのだが、フィクションに感じられないようなリアルな描写と引き込まれる世界観に圧倒された。ものすごく熱中して読まさったので読む際には十分時間があるときに読んだ方がいいのかもしれなかった。笑

  • 終い弘法の骨董屋で見つけた獅子頭を使って、正月に獅子舞でのひと稼ぎを思いついた28歳の土居健哉は、坪山という表札のかかった一人住まいの老人と出会う。その坪山老人から、江戸時代に抜け荷の罪で処刑された水主(かこ)の善作が記録した『たけしま一けん』が領土問題を解決する鍵を握ることを知らされた健哉は、外務省・韓国にその資料を売却する代理人を任される。そこに同級生の東大法学部入省六年目のエリート滝井ことみ、外務大臣日下部重吾が絡み物語が展開する。主人公も魅力的だが、脇役たちの人となりもしっかり描写されていて、天才シリーズに匹敵する非常に面白い作品に仕上がっている。

  • 今話題の島をテーマにしながらもユーモラスな展開が楽しめる1冊。
    丁々発止の元同級生の2人。元担任の先生の語ることばが光る。
    オススメです。

  • ある家で秘かに守られていた一冊の和綴じ本。そこには現在の「竹島」問題の決定打となるある文章が記されていた……。
    竹島問題を素材にしたコンゲーム小説。歴史や政治にはあまり踏み込まず、メインとなるのは口八丁手八丁の化かし合い。相手の裏を読んでの屁理屈や詭弁の応酬が愉しい。

  • や、もう、面白くって面白くってたまりません。ほんと。
    こんなデリケートなテーマをこんなにワクワク感にあふれた小説に仕上げてしまうなんて。門井さん、恐るべし!
    したたかでしなやかで貪欲な強さが大阪ソウルを謳い上げる!
    あぁ、本当に面白かった!

  • 2013/4 やられた、って感じ。題名から想像した内容とはまったく違っていて、でもエンタメ小説としてとても楽しませてくれました。

  • 読書完了日2012年11月24日。

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