- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408536095
感想・レビュー・書評
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佐倉聖の事件簿2
今回は頼まれごとというより、一冊丸ごと聖の就活話である。
困っている、事件に巻き込まれているのは聖自身であり、それを自分で解決し、切り抜けて行くという連作集だ。
ただし、一巻で培ってきた人脈がモノを言い、加納、真木、小原、そして弟の拓までが、頼もしい仲間として一緒に盛り上げてくれる。
ここで、いったんは大団円でしょうか。
よく考えると、選挙制ではありませんが、江戸城内の大名たちだって政治家だし、町名主だって世が代われば市会議員に立候補するだろうし、そう考えると、畠中さんは、江戸の政治を沢山書いてきたのだなと思う。
でも、やっぱり、現代ものとなると、ちょっと生々しいかな(笑)
本物の議員さんたちって、本当にこんな感じなのでしょうか?
私の認識はまさに、一巻の冒頭で、素人の選挙ボランティアさんたちが語っていた「議員さんのイメージ」と同じような感じです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
無事まっとーな社会人の会社員の道へ進む聖。しかし、大物の方々との繋がりは続いて行くのだろう。どんなに、関わって行くのかどんどん見たい気がする。
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聖の就活が順調なようで、結局オヤジさんや加納さんや色んなひとに振り回され。
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一作目より面白かった(≧▽≦)
なかなか一筋縄でいかないキャラクター揃いで面白い。
深刻になりがちな世界を軽くさらりと読ませていただきました(笑)
続編はないとは思いますがなくて正解だと思います(笑) -
シリーズ2巻目。聖君の就活に関わるあれこれで、政治活動に微妙に関わってるところがポイントかな?こんなんで、政治って大丈夫?と思ってしまったが、案外こんなのかも。弟の拓君もわりに登場して、少し生活感が出てきたのも良かった。
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話が面白いというより、聖がここまで好かれる理由がよく分からないというか。この子推理は出来るけど、なんかこう、よく分からない子だなぁという印象。
1作目から読み返さないと分からないだけかも? -
政治家の秘書未満な大学生の主人公が有能ゆえに、
進路に悩みまくり。
現代モノもアリです。 -
あまり共感出来ず。
惰性で読んだ感じ。 -
ミステリー仕立てだけど、ちょっと詰めが甘いような感じもする。んだけども、好きなんだな、このシリーズ。聖が可愛いし。周りの大人たちが聖大好きを隠すことなく、なんともデレ?(笑)で。ありっこないよー!って設定だけど。物語だもん!で読める。続くと嬉しいな。
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「アコギなのかリッパなのか」の続編ですね。前作読んだのが昔すぎて完全に忘れてましたが読んでるうちに思い出しました。
「しゃばけ」で有名になった作者ですが、現代小説はいまいちパッとしない印象。でもこれはあっさりとまとまってて読みやすくでいいですね。必要以上に暗くないし、さらっと読める。でも読み応えはさっぱりしすぎで物足りないというしゃばけと同じような感じで。ストーリーよりもキャラ先行みたいな?
個人的には、主人公佐倉聖が「みんなから頼りにされそれでいてなんでもこなせるけど自分の立ち位置に悩む」という贅沢な、若干鼻持ちならない人物に見えてしまいましたがw