- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408536194
感想・レビュー・書評
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2018/03/30読了
めっちゃ好き
学園もの、女同士の嫉妬・友情・思春期・内面の醜さと向かい合う。最高要素、、、、
みんなキャラがよかったなぁ。ただ面だけ見てたら、その家庭環境とか性格とか全然分からなかったけど、知ろうとしたり、関わることで見えてきた、背景を知ろうとする流れがよかった。
終わり方も、王妃のあの笑顔と駆け寄る様っていうのがまたいいね。青春。
わたしも、もっと人と深い関わりを持つことに喜びを感じていきたいなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
女子校中学生の話なんて…と思っていたけど、やはりこの人の手にかかるとすごいなー。関係性をここまでリアルに、かつ物語性のある形で表現してる作家って意外といない。それぞれの女が持ってる嫌な部分とか実体がきちんと書かれているからなのかな…
学園物ってあんまり好きじゃないはずなのに、面白くて一気に読んだ。 -
女子校ってこんな感じなのかなぁ、中学生けっこう怖いよなぁ、とか思いながら読み終えた。お嬢様学校だからなのかな?未知の世界。
滝沢さんはすごくいらっとするキャラクターだったけど、この流れで柔らかい王妃になれたら素敵。
範子のお母さん、カッコイイなぁ。先生とっていうのは、絶対無理だけど、そこ以外は。
ところどころにフランス史(主にマリー・アントワネット)が出てくるのが、面白い。
自由が丘デパートは、たしかにデパートではないよなとか、そんなのも楽しかった。 -
おもしろかったー!!
名門女子中学のスクールカーストについての話。
王妃である滝沢さんが、クラス中から、はみ出される。
最下層のグループの中に入ることになるが、
最下層グループも王妃には、迷惑!!って感じ。
王妃をもとのグループに戻すべく、いろいろと考える!!
女子校ということもあり、グループごとの格差が
こんなにあるものかー!?と疑いつつ、
おもしろく読めたよー!!
エピローグで、王妃のことを名前で呼ぶシーンには、
ちょっと感動したなぁー。
思春期の学校生活って、
それが人生の全てって感じなんだよね。
それをうまぁーく、表現してた話だと思ったよー!! -
ダメだぁ、このような設定自体が、と思いつつも最後まで読む。
女子校ってこんななの? なら、共学で良かったよなどと思ってしまうわ(笑)。どこにも所属せずひとりでも平気って態度でいられればいいのに。仲間に入ろうとするとこんなことになるのかもね〜。 -
お嬢様学校の中学生のお話し。あながち中学生だけじゃなく大人の女子会もこんな組織だなーっと。誰かを攻撃したり、嫌いという気持ちで一体感が生まれたりする。女ってそいう生き物だなーっと。反省した。
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女子のアレコレを書かせたら柚木麻子ですね。
女子ヒエラルキーの心情の機微を書くのがとても上手。
学生の頃に感じてた気持ちを全部言語化してくれる。
姫グループとか、オタクグループとか、昨日仲良しだったのにハブられる感じとか。