王妃の帰還

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 216
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408536194

感想・レビュー・書評

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  • ダメだぁ、このような設定自体が、と思いつつも最後まで読む。
    女子校ってこんななの? なら、共学で良かったよなどと思ってしまうわ(笑)。どこにも所属せずひとりでも平気って態度でいられればいいのに。仲間に入ろうとするとこんなことになるのかもね〜。

  • (2016/10/10読了)
    中二から中三にかけての学園モノ。ラノベ?
    年代を間違えたなぁと思ったけど、思い出せば、柚木さんってこんな作風だったな。
    う〜ん、私はもういいかも。

    (内容)
    聖鏡女学園中等部二年の範子は、仲良しグループで地味ながらも平和に過ごしていた。ところが、公開裁判にかけられ地位を失った滝沢さんを迎えることとなりグループの調和は崩壊!範子達は穏やかな日常を取り戻すため「プリンセス帰還作戦」を企てるが…。女子中学生の波乱の日々を描いた傑作長編。

    (目次)
    第1話 ギロチン
    第2話 マカロン
    第3話 ディアマン
    第4話 ハンカチ
    最終話 王政復古 エピローグ

  • 女子だったら、多かれ、少なかれ経験する気がする。高校生じゃなくて、中2ってところが、リアルだ。私も、なぜか友達はかわいい子ばっかりで、嬉しいような、もやもやするようなそんな青春を思い出した。

  • 思春期の女の子の空気感

  • 私立中学校女子のいじめや派閥

  • テーマは好きなんだけどね、女子校の階級。リアリティがない、いまひとつ。
    柚木さんの書くもの自体が好きでなくなってしまってるのかもしれない
    小説というよりいきすぎたシナリオを読んでる気分。
    終点のあの子を読んだ時、あのどうしようもない意地悪で繊細なリアルに衝撃を受けて一気に著者のファンになったが、マンネリというか、調子づいた感じで、なにもかもがいきすぎてる気がする。胡散臭い台詞じみた言い回し、諄い言い回しに比喩表現。
    ドタバタしたコメディドラマみたいな、安っぽさが悲しかったな。

著者プロフィール

1981年生まれ。大学を卒業したあと、お菓子をつくる会社で働きながら、小説を書きはじめる。2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞してデビュー。以後、女性同士の友情や関係性をテーマにした作品を書きつづける。2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞と、高校生が選ぶ高校生直木賞を受賞。ほかの小説に、「ランチのアッコちゃん」シリーズ(双葉文庫)、『本屋さんのダイアナ』『BUTTER』(どちらも新潮文庫)、『らんたん』(小学館)など。エッセイに『とりあえずお湯わかせ』(NHK出版)など。本書がはじめての児童小説。

「2023年 『マリはすてきじゃない魔女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柚木麻子の作品

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