- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408536262
作品紹介・あらすじ
72歳のマスターが営む「バー・ピノッキオ」。そこには連日、さまざまな客がやってくる。文具店勤務の女性、リサイクルショップ経営の青年、三年目の新人編集者、謎の中年男性…たやすくない日々を歩む彼らの"人生で最高の日"とは?困難な日々を送るすべての人に届けたい心にしみるあたたかな物語。
感想・レビュー・書評
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72才のマスターが営む「バー・ピノッキオ」と、そこに訪れる常連さん3人。
時々会話をし美味しい酒を飲みマスターは程よい存在感…
常連さんとマスターの連作短編5つがとても心地よく素敵です(^ ^)
「あなたにとって人生最高の日はいつですか?」
難しい質問ですか?
誰でもひとつくらいありますよね?
「あの日があったから今を歩んでいける」
確かに…
「最高の瞬間を更新するために明日に向かう」
この言葉にグッと来ました。
記録更新するために明日からも毎日大切に生きていこうと元気をもらいました♪
暑さも記録更新する勢いで夏バテ気味ですが(꒪⌓︎꒪)
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この物語を読み終わった日が、ぼくの最高の日になるほど秀逸な作品でした。バー・ピノッキオこんな素敵なバーがあったら毎日でも通いたいです。連作短編の形をとっていて、お話を続けて読めたのもいいですね。学生の頃の恋物語『ずっと忘れない』は特に好きなお話です。ラストの終わり方は特に気にいってます。あなたもそう感じることでしょう。この物語を読んで最高の日にしてください。
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俺にとっての最高の日は、娘が生まれた日。
「まだ生まれない、今晩遅くか明け方でしょうね」と看護婦さんに言われたんで、義父母と飯食いに行って帰ってきたら生まれてた。妻に「私がこの子を産むために一生懸命だった時、あんたはお寿司を食ってたんやねぇ」と愚痴を言われつつ、この世にやってきたばかりの娘をそっと両手で抱いた時、あの時が人生絶頂期だった。今も元気に人生やってる二人を見てると、しょっちゅうあの小さい命を抱いた両手に感じた、軽く重い幸せな手ごたえを思い出す。
はらだみずきさんの著書でこのタイトルだから、少年が何がしかのスポーツ(おそらくサッカー)の話かと思ったら、全然全く違う話でビックリ。
とあるバーを中心に回る、大人たちの恋心を描いた連作短編集だとは、意表をつかれてしもたわ。一つ一つの話は独立しているようで、実は最初から最後まで順番に通して読んだ方が良い疑似短編集の装いとか、ラストに仕組まれたちょいとした仕掛けとか、小技は憎いが、感じ入るものはやや少なめ。まぁその分手軽には読める。 -
人生で一番最高の日は?
更新される
同じ店に集まる人々のそれぞれの人生に、スポットライトを浴びせた本 -
わたし向けではなかった。
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「ぼくの最高の日」
ずっと前から知っていた。
何も無く付き合いが続いていたら、ふとした瞬間に話していたのかもしれないな。
「ずっと忘れない」
初めて好きと言われた時。
信頼を裏切っただけでなく、それを黙っていたら火に油を注ぐようなものだろう。
「過ぎた日は、いつも同じ昨日」
リメイクして出したい本。
もっと読んで貰いたいと思えるのであれば、作者を見つけ出し口説くしかないな。
「バー・ピノッキオ」
探し人は見つからないが。
もしもの可能性は後悔に付き物だが、いくら考えても戻ることは不可能だもんな。
「小説家の最高の日」
死んだと聞かされていた。
もう書かないという意味で、作家として名付けたものを殺すことにしたのかもな。 -
スラスラと読める小説。
最初の話の女の子奈穂に全く共感できず。
松本くんの話は途中まで完全に樋口くんは松本くんのことが好きなのだと思って読みすすめていました(笑)よくある展開でがっかり。
毒のない小説で好きだが、物足りなさもあり -
面白くてすらすら読めた。
特に一番初めの章がよかった。 -
バーピノッキオの客の人生を描いた連作短編集。
ですよね?先生。
しかけも面白く、するする読めた。
冴えない松本くんといけてる樋口くんの野口さんをめぐる恋愛模様がよかった。
こっちは少し台風の影響もあり、雨が降り、気温も低かったです
いつもに比べるとちょっと過ごしやすかったかな^_^
こっちは少し台風の影響もあり、雨が降り、気温も低かったです
いつもに比べるとちょっと過ごしやすかったかな^_^
マジ熱中症になります…(+o+)
マジ熱中症になります…(+o+)