花や咲く咲く

  • 実業之日本社
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  • レビュー :40
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408536293

作品紹介・あらすじ

昭和十八年、初夏。女学校三年生の三芙美は、思いがけず手に入った布でブラウスを縫い始める。女学校のマドンナ・和美、韋駄天の詠子、あくびが似合う則子。美しい布に触れ、笑い合う四人にも、戦争の暗い影が忍び寄っていた-。著者がはじめて、太平洋戦争を舞台に描いた、感動の"戦時下"青春小説。

感想・レビュー・書評

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  • 戦時中の女学生が主人公。
    どんな時代でも仲良しはキャピキャピしているのかもしれないなぁ。
    厳しい時代でも自分たちの楽しみを見つけ出しているところが素敵。

  • H29/6/18

  • 自由におしゃべりすることさえ許されなかった時代で隠れてブラウスを縫う四人の少女たち。ブラウスが縫い上がったら、いつか私たちだけの秘密のファッションショーをしようと語る四人が眩しくて、せつなくなった。最後の不如帰のきっちょん、きっちょんと鳴く声が悲しい。二人が待っているから「二人とも、早う、帰っておいで」。

  • なんかじわじわ来た。                 本当に「戦争なんて」という気持ちになる。 当たり前だった日常が少しずつ崩れ落ちていき、自分の気持ちの在り方さえわからなくなる様子が切なくなる。          決して非国民なんかではなく、当たり前の感情だと思った。

  • B29が本土爆撃を開始した昭和18年夏、その緊迫した情勢のなかで闇物資の布でブラウスを仕立て戦後のファッションシーンを夢見てはしゃぐ少女たちには違和感を抱くところなのだが…
    しかし思い起こしてみれば我が国では直接戦闘は行われておらず主要都市は焦土と化したものの男達が出征して行くことでしか戦争を実感できない地域が殆んどであったのは間違いない事実。
    つまりこの長閑に見える少女たちもひめゆり部隊の悲劇の少女たちも実は同じ時代に生きた少女たちなのである。
    中三の教科書に載ったそうだがこの新しい戦争の描き方に挑んだあさのさんの想いをきっと感じ取ってくれる若い感性があることを信じたい

  • 2016.7.22読了。今年からの三省堂の国語の教科書に一部が載っているから読んでみた。心理や時代が読みやすく語られている。でも、最後がなんか唐突に終わったような印象。戦後をたくさん書いてほしいというわけではないが。茨木のり子さんの詩「わたしが一番うつくしかったとき」を思い出した。

  • あさのあつこ2冊目。表紙の感じがよくて借りてみた本。終戦直後の少女たちの物語。何年昔だろうと、少女という人たちの瑞々しいきらめきが感じられるのはなぜだろうと思いながら読んだ。ワンピースをドキドキしながら作る描写に胸が締め付けられた。前回読んだ「あした吹く風」より面白かった。

  • 戦争中の普通の女の子4人の、日常。
    じわじわと訴えてくる。

  • 23/133

  • 読むんじゃなかった。戦争ものは救いがない。

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