宝の山 商い同心お調べ帖

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 88
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408536361

作品紹介・あらすじ

高すぎる値段の陰に謎がある? 江戸時代に実在した、物価を見張る役目の同心が、世の不正を鮮やかに裁く傑作時代ミステリー!

感想・レビュー・書評

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  • 市井の人々の生活が爽やかにユーモアで書かれている。読後には、ほんわかとした満足感が心によぎる。
    この本によって、江戸時代には商い同心がいたことを初めて知った。
    雪花菜とは、オカラのことだということも知らなかった。

  • シリーズかな?
    しかし、時代小説に登場する食べ物ってどれもこれも美味しそう。
    現代のほうが贅沢なものたくさん、手軽に食べられるはずなのにね。

  • 江戸市中の物価を見張る同心のお話。確かに、顔が濃いんじゃあ隠密は務まらんわなぁ(^-^; 江戸時代の武家の名前って、たまに??となるようなものがありますが…今回の”神人”もびっくりですね。まぁ覚えやすくはありますが。食いしん坊の小者・庄太や鍋島奉行、手伝いのおふくさんや姪の多代ちゃん等、主要登場人物のキャラもいいし読みやすい。続編が出てるんですかね…と思ったら、文庫化でタイトルが変わったのか。残念!続編希望☆3・5

  • 物価を監視する役目のお役人が主人公。こういう「同心」もいたんですね〜しらなかった。甘いもの好きの小者(助手)もいい味出していて、面白かったです。続きが出るといいなあ。食べ物がおいしそう。

  • “顔が濃い”のが理由で、隠密廻りから諸色調掛同心になった、澤本神人が主人公。
    食いしん坊の小者、庄太との凸凹コンビっぷりも面白く、サクサク読めます。
    続編希望。

  • 2017.3.26.

  • 表紙から想像するにお調子者のボンクラ同心の話かな~、と思っていたのですが・・・。
    イイ感じの同心さんのお話でした。
    続きはあるのかな~。

  • 今回は「商い同心」ときたか。正式には「諸色調掛(しょしきしらべかかり)同心」ねえ。お江戸の物価を監察し、あこぎな商売人を引っ捕らえずに諭すお役目なり。元は定町廻りや隠密廻りとして市中の悪党共を捕縛し、ときに町人などに変じて諜報活動をしていたのが、お奉行から「お主、顔が濃い」、要は二枚目にて目立ち過ぎると閑職に据えられた、なんてオトボケ設定。そんな鍋島奉行も、つっけんどんな元同僚・和泉も、一見して悪徳商人の義右衛門も、子が授からぬと妹と離縁した六蔵さえも、いずれ善人に仕立てちまうのが梶流だ。庶民と自然体で接する八丁堀の旦那・澤本神人(じんにん)は、腹ペコ庄太を引き連れて今日もお江戸の謎を解く。人情味あふれ、欲のない同心を描くのが相変わらず上手い。

  • 単純に悪事を挫くだけでなく、人の心も救うところがあった。作者が同じ「御薬園同心」よりは少し行動力がある。一歩を踏み出す勇気がある。躊躇するところは同じでも何とか前に進むところが好感が持てた。姪を養女にして、嫁はまだとっていない。思わせぶりな最後だったので続編で嫁取りをするのだろうか。期待しよう。

  • L 商い同心お調べ帖

    元定廻りで隠密同心。顔の濃さを理由に商店の行いや価格をチェックする諸色調掛同心。30過ぎで見た目はいいが、妹の忘れ形見の姪っ子と飯炊き女と同居。…この設定、いささか無理があるような。
    事件の解決は残念ながら御都合主義で、解決の糸口が明らかになったあとはその後の結果のみなのでいささか物足りないが、逆にそれが持ち味とも言える。引っ張れそうなネタも次々に解決はしてしまって先は見えているが、お役目柄ほかの小ネタだけでも一冊書いていただけそう。

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著者プロフィール

東京都生まれ。05年「い草の花」で九州さが大衆文学賞大賞を受賞。08年「一朝の夢」で松本清張賞を受賞し、同作で単行本デビューを果たす。’15年、幕末に浮世絵を守り抜こうとした絵師たちの姿を描いた『ヨイ豊』で第154回直木賞候補になり、歴史小説家として大いに注目さる。その他の著書に『花しぐれ 御薬園同心 水上草介』『連鶴』『墨の香』『父子ゆえ 摺師安次郎人情暦』『赤い風』『はしからはしまで みとや・お瑛仕入帖』『番付屋新次郎世直し綴り』『お茶壺道中』『とむらい屋颯太』などがある。

「2019年 『北斎まんだら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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