雑誌倶楽部

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408536392

作品紹介・あらすじ

庶民の暮らし、偉人の素顔、艶笑話、珍事件…雑誌にはリアルな「日本人」が詰まっている!明治〜昭和のおもしろ記事発掘エッセイ!

感想・レビュー・書評

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  • 2014年2月15日、初、並、帯無
    2015年4月6日、伊勢BF

  • 大正~昭和50年代ごろまでの雑誌を題材にしたエッセイ集。

    雑誌をきっかけにして語られる著者自身の思い出話がなかなか良い(とりあげた雑誌の内容と、直接的に関係のない思い出話も多いけど)。

    雑誌のように当時の世の中をリアルタイムに写したものを読むと、芋づる式にいろいろと思い出す。たぶん、そんなかんじなんだろうな。

  • 雑誌という媒体を通じて近代史を振りかえる。大正から昭和初期に発刊されていた雑誌を紹介されており、ほとんどを知らないんだけれど懐かしく感じる。かの時代の文化の名残がまだいくらか漂う中で育ったからだろうか。当時の雑誌の表紙絵は駄菓子屋で買ったメンコの絵のタッチだし、各家庭の倉庫や納戸にはそうした古雑誌が少なからず残っていた。

  • 古い雑誌に現れた言葉や記事から様々な話題を提供して売れるエッセイ。古本屋店主の面目躍如。取り扱う範囲も広く楽しい一冊。

  • 月別なのも良い
    筆者の体験談に話がそれても、面白ければ良い
    表紙が蕗谷虹児なのもとても良い

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著者プロフィール

出久根達郎(でくね・たつろう):1944年茨城県生まれ。中学卒業後、上京、古書店に勤務する。73年から古書店・芳雅堂(現在は閉店)を営む傍ら、文筆活動に入る。92年『本のお口よごしですが』で講談社エッセイ賞、93年『佃島ふたり書房』で直木賞を受賞する。2015年には『短篇集半分コ』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。著書に『おんな飛脚人』『安政大変』『作家の値段』など多数がある。

「2023年 『出久根達郎の古本屋小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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