- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408536477
感想・レビュー・書評
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八王子の置屋〈夢民〉に在籍する、5人の芸者たちの物語。『ある日、アヒルバス』シリーズとつながった作品。デコ本人も登場するのが面白い。カキツバタ文具もちょこっと登場。
全部がすっきり解決、とはいかないものの、ハートウォーミングで楽しい。八王子の描写が具体的で、知っている場所はより楽しめた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
はるちが借りてきたのを読んでみる
まぁ良し -
作者の生まれた八王子を舞台に5人の訳あり芸者のひとりひとりを主人公にした連作短編集。
八王子の今がリアルに描かれている。
思わず検索しまくり。八王子のガイドにもなっている。
戸川純の電車でGOとかわかる人少なくないかい?
スナフ姐さんのキャラがいまいちわからなかったが、続きの話もありそうな展開だし、続きに期待したい。
他の人のレビューを見て「アヒルバス」も読みたくなった。 -
芸者さんひとりひとりにスポットがあたってそれぞれの訳ありストーリー。
舞台が京都かと思いきや、八王子。よく知っている街だけにとっても親近感がわいた。
少し上手くまとめすぎのような部分と妙に尻切れトンボになった部分があって
面白いストーリーなんだけど
少し残念。
デコちゃんにここでも会えたのが感激。 -
正直いうと、舞妓と芸者の違いもよくわかっていなかった私ですが、これを読んで少し芸者のことがわかったかな。今回はアヒルバスのデコが芸者のひとりのいとことして登場している。芸者の名前がモラン、スナフ、ミイ…ムーミンかい!
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八王子を舞台にした、芸者さん群青小説。読みやすかった。芸者って京都が舞台かなと思ったら、八王子。そもそも、京都は舞妓であることを初めて知った。関東でもそうした「お遊び」ができるのだなあと。
芸者の顔と普段の顔。みんなそれぞれ持っている。最後の章は少しだけ、切ない感じだったが、終始コメディータッチでさらりと読めた。
八王子にゆかりのある人、芸者遊びされている人はより楽しく読めるかと。どちらかと言えば女性向けかな。 -
デコちゃんは相変わらずデコちゃんで、とても可愛くて素敵でした♪もちろんこれはアヒルバスの物語ではないのですが。5人の芸者さんのそれぞれの恋物語と人生物語。みんなそれぞれ抱えている思いがあって、キャラもそれぞれでどんどん読めました。スマップからスナフになった喜久代がやっぱり一番魅力的だったかな。以前の彼女も、その後の彼女ももう少し知りたかったです。芸者というお仕事についての記載はやや控えめ。同じ職場の女性たちの恋愛オムニバスという感じでした。
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夢民の芸者衆みんな大好き。
小唄は人の心情全部表してうたにのせてるんですね。
私もはっぱきらきらな笑顔で生きていきたいな。 -
山本幸久さんの小説は「展覧会…」に続き2作目だけど、今回も心暖まる良い話だった(^^)♪他の作品もこんな感じなら読んでみたいなぁ(*´∇`*)芸者の世界は稽古が厳しくて、女の世界特有の嫌な感じの事もあるんじゃ…(--;)思ったけれど、そんな事は全然なくて、面白く楽しい話だった(^o^)5人の芸者さんの悩みも芸者になったきっかけも、それぞれだけど皆幸せそうな終わり方で良かった(^^)vしかし行方不明の佐藤くんと未以姐さんは気になるぅ~(^^;)
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5人の過去がいろいろで、面白い。
どんな経験でも人生のスパイスになるんだなー!