三人屋

著者 : 原田ひ香
  • 実業之日本社 (2015年6月4日発売)
3.20
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408536675

作品紹介

朝は三女の喫茶店、昼は次女の讃岐うどん屋、夜は長女のスナック-時間帯によって出すものが変わるその店は、街の人に「三人屋」と呼ばれていた。三女にひと目ぼれするサラリーマン、出戻りの幼なじみに恋する鶏肉店の店主、女にもてると自負するスーパーの店長など、ひとくせある常連客たちが、今日も飽かずにやって来る…。さくさくのトースト、すだちの香るぶっかけうどん、炊きたての白飯!心も胃袋もつかむ、おいしい人情エンターテインメント!

三人屋の感想・レビュー・書評

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  • 美味しそうな表紙に惹かれて♪

    ラプンツェル商店街にあるお店「ル・ジュール」
    モーニングのメニューがそれはそれは美味しそうでね。

    でもね、美味しいお話ばかりではなかったんですよ。
    三姉妹が、朝はモーニングの喫茶店、昼は讃岐うどん屋、夜はスナックと
    交代でお店をやっている話なんですが、
    姉妹の仲があまり良くなくてね…。
    商店街や、ほっこり食堂ものが大好きな私としては、
    少し残念でした。

    でも、父親のオーケストラのレコードを探し続けた果てに、
    本当に父が残してくれたものは、
    このお店と自分たち姉妹なんだと気付くことが出来たから、
    「三人屋」はこれからが本当のスタートってとこかな?

    ぜひ、続編を読みたいです。

  • 途中から、嫌な感じ。そこまでしてレコードを求める気持ちが分からない。エンタメならエンタメに徹して欲しい。現実世界に引き戻され、なんか残念。

  • 長女・夜月のスナック、次女・まひるの讃岐うどん、三女・朝日の喫茶(^^)表紙も明るいし、きっと美味しくて楽しい話に違いないと思い込んで、読み始めると…(--;)出てくる料理はどれも美味しそうなんだけど、三姉妹と周りの人達がワケありすぎて重いというか辛いというか…(-"-;)読みやすかったけれど、最後はハッキリ、スッキリおわる話が良いな~(^^;)

  • 読み終わった後、ずっともやもや。何だろうと思ったら、三姉妹を取り巻く男たちのクズぶりに腹が立ったんだと分かった。この先もラプンツェル商店街でお店をやってる限り、こいつらとの縁は切れないんだろうな。朝日もまひるも夜月も気の毒としか言えない。

  • パンの朝食、ランチのうどん、夜のスナック。
    閉めたお店が目立つ商店街の中にある、三姉妹が開くル・ジュール。
    愛想と要領の良い、三女の朝日が焼くトーストとジャム。
    無愛想で拘りの強い次女のまひるのうどん。
    おっとりとマイペースにお客をあしらう、長女の夜月。
    そして、彼女らを取り巻く常連さんと家族。

    もっとほのぼのとした話と思っていたら、いろんなタイプのダメ男が続々出てきて、どうにもやりきれない。
    三姉妹が個性的なのに、周りに話が飛び散って、何をどうしたいの!という気持ちにもなる。
    料理にも期待してたのだけど、パン!うどん!白飯!がただただ美味しいという。
    夜月のご飯とキャベツの糠漬の秘密は良かった。
    そんなもんだ。
    そして、人の悩みや想いも案外、そんなものなのかも。

  • 小さな商店街の廃れた喫茶店
    ある日
    朝は三女の朝日が喫茶店、昼は次女のまひるがさぬきうどん屋、夜は長女の夜月のスナックに…
    三姉妹の複雑な関係と商店街の常連客とのやりとりと

    登場する食べ物もおいしそうでほっこり

  • 朝は三女が、昼は次女が、そして夜は長女が店に立つお店の名前は、通称「三人屋」。三姉妹それぞれ癖がありながらも人を惹きつけるその店に縁ある人々の物語。
    ユニークな設定を基に少し変わった人間模様が描かれています。そう深刻ではないので軽く読めます…と終盤あたりまでは言えましたが、いやけっこう三人ともしこりを残したままだな?とか思ったりもしました。
    親兄弟であろうと言わないでおいたほうが良いこともあるのはたしかなので、悪いこと、ではないのでしょう。その微妙な距離を取りながら、時折もめもしながらも、彼女たちはきっと長く長く、お店を続けていってくれるのではないかなと思います。
    作中一番不憫なのは別れた旦那ですかね。絶対捨てられる。けれど、いい気味だな…(下衆い感想ですみません)

  • 原田ひ香さんの本を立て続けに3冊読んでしまいましたが、これがいちばんよかったです。
    朝日、まひる、夜月、三姉妹のお話。これだけでも面白そうでしょ?
    つぎつぎとちいさな謎が解けるように描かれているので何を言ってもネタバレになってしまうのですが、そこに構成の妙を感じました。なぜ「三人屋」なのか、三姉妹の過去にすべて関わっているという大輔とは?ぐいぐい引きこまれます。
    それぞれの人物がとても個性的。印象に残るので、これはテレビドラマだな~、と、勝手に思いながら、シーンを脳裏に描いていました。そうさせる描写が、あるんですよね。さて三姉妹は誰にしよう?(再び妄想)それにしても、この人の小説に出てくる男はみんな情けないところがあるひとばかり。その描き方もなかなかだと思いました。

  • 原田ひ香さんの本を読むのはこれが初めて。
    最初は「綺麗な店員のいるお店に入り浸り、仲良くなろうとする若い男の話」かと思いきや、三人姉妹の家族の歴史が描かれているお話だった。

    朝日とまひるの心配や不安をよそに、自分にしかできないことを妹たちのためにやり遂げようとする夜月。
    自由奔放に見えて、実は家族のために必死だった、長女の性なのかな。
    女性関係にだらしのない男の人ばかりが出て来て、その辺りは共感できなかったが、夜月の気持ちは分かる気がした。

  • 図書館で借りたもの。
    朝は三女の喫茶店、昼は次女の讃岐うどん屋、夜は長女のスナック-時間帯によって出すものが変わるその店は、街の人に「三人屋」と呼ばれていた――。
    初読みの作家さん。

    お店や料理の描写はそこまで多くなく、期待してたので残念。
    お店メインの話だと思っていたので。
    1話は良かったけど、だんだんと暗い感じに…。
    厚めのトーストが食べたくなって、買って食べました。

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