草雲雀

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 60
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408536743

感想・レビュー・書評

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  • これまでに読んだ葉室さんの中でも、随一のへたれで、なかなか魅力的に思えなく読んでいました。
    清吾と伊八郎の中も、良いのか悪いのか良く分からなかったし、どうにも釈然としないものを抱えていました。
    最後の終わり方がとても良かったので、救われた気がしました。
    みつの思いがとても強く深く、良かったと思いました。

  • 2018.2.5

  • 葉室麟の作品は、クソが付くほど真面目な登場人物が多く、好きな作家なのだけど、正直に言うと、説教臭さが鼻につく作品も無くはなかった。

    本作の主人公も、例によってクソ真面目なタイプなのだが、ストーリーは葉室作品の中では、極端にエンタテイメントに振れたものとなっている。

    そしてこれが無茶苦茶面白いのだ。

    友情、夫婦愛、正義、そして勝利!を、氏としては珍しいまでのスピード感で描く.......そのまま漫画化して少年ジャンプで連載しても、全く違和感がない。

    こういう肩ひじ張らないエンタテイメント小説、これが氏の新境地となるかはわ分からないが、私はとても好きである。

  • 話の運びに疑問が残るママで。

  • L

    中身は軽すぎる話ではないけれど、非常に読みやすい。数時間で読めるサックリもの。
    部屋住みの清吾が幼馴染の伊八郎の出自にまつわる転身に巻き込まれる話。清吾、お人好しでおバカさん。最後まで成長なし。でもそこがいいところなんだね…唯一の剣の腕が人並み以上で良かったね。主役の清吾の素朴さよりも伊八郎の老獪相手の話ぶりの方が目立っていいキャラだった。
    しかし、なんだか著者の目論見はよくわかんなかったな。成長物語でもなさそうだし。

  • うだつの上がらない部屋住み侍たちの出世物語でもあり、想い人への一途な愛を描いた恋愛物語でもあり。草雲雀って、鳥じゃなくて虫(コオロギ)のことだったんだな。テーマは悪くないが、〈黒錘組〉の正体が何だかなぁ…。凛とした趣の表紙絵はいい。装画は村田涼平さん(『紫匂う』の人!)。

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プロフィール

葉室 麟(はむろ りん)
1951年1月25日 – 2017年12月23日
福岡県北九州市小倉生まれ。西南学院大学文学部外国語学科フランス語専攻卒業。地方紙記者、ラジオニュースデスク等を経て小説家に。2005年に短編「乾山晩愁」で第29回歴史文学賞受賞(のち単行本化)、2007年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞受賞、2012年『蜩ノ記』で第146回直木賞受賞、2016年『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で第20回司馬遼太郎賞受賞。
上記以外の代表作に、映画化された『散り椿』、第22回山本周五郎賞候補及び第141回直木賞候補だった『秋月記』がある。

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