モップの精は旅に出る

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  • 実業之日本社 (2016年4月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784408536828

みんなの感想まとめ

多様な事件を爽やかに解決する清掃員のキリコちゃんの物語は、シリーズ最終巻を迎え、読者に深い感慨をもたらします。彼女の軽やかな謎解きや、夫の大介との心温まる関係は、ほんわかした雰囲気の中にも人間関係の難...

感想・レビュー・書評

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  • 清掃員のキリコちゃんが、さまざまな事件を爽やかに解決する物語。
    シリーズ終了なんですね。
    寂しいです。
    近藤さん、「キリコちゃんを自由にさせてあげたい」と思われたんですね。

    キリコちゃんと出会ってからどれくらいたつでしょう。
    長く読んでいたシリーズものが終わるとき、
    自分や身の回りの変化も含め、時の流れを否応なく感じさせられます。

    いつもふわっと現れて、どことなく魔法使いのようなイメージのキリコちゃんと、
    肩の凝らない軽い謎解きが好きでした。
    旦那さんは相変わらず優しいし、ねこの兄やんも元気だったし♪
    最後のお話は、彼女の複雑な家庭環境や、心の闇も垣間見えたりしたけれど、
    「お別れ」っぽくなくて良かったです。
    これからもどこかでキリコちゃんの物語は続いていくような気がします。

  • キリコちゃんシリーズ最終巻。
    久々に読んだこのシリーズ。
    最後はキリコちゃん本人にも降りかかる
    ちょっと切ないストーリーだったが、
    夫の大介も気持ちのいい人間で
    2人で歩んでいく姿にとても好感が持てた。

    コワーキングスペースの話は、
    なんとなく近藤さんらしい動機だなと。
    男と女だけでなく、人と人は
    見るもの感じるものが違うから、
    人間関係って難しいし、
    生きにくい世の中だと感じてしまう事がある。
    当たり前の事だけど忘れがちな事。
    このキリコちゃんシリーズでは、
    ほんわかした雰囲気の中に
    そういう鋭さを知る事ができる所もいい。

  • いよいよこのシリーズも終わりとなるとなんだか寂しい

    最終章、キリコちゃんが亡き姉とのわだかまりの原因を明らかにするために一人旅に出る
    夫の大介はキリコは絶対僕の元に帰ってくると信じ、快く旅に出してやる

    とても繊細でお互いを気遣っている二人に胸が熱くなる

    そして、フィナーレは、ある男に氷水をぶっかけ爆笑し、二人で手を繋いで逃げ出すところで終わる
    ちょっとしんみりしたけれど、溜飲が下がる結末でよかった
    これでなくっちゃ、キリコちゃんは
    大介くんも素敵だった

    キリコちゃんの掃除をする時の突拍子もないファッションも毎回の楽しみの一つだった

  • キリコちゃんシリーズ第5弾です。
    そして、最後の本になるそう。

    2016年4月25日に発刊され、先日、図書館の新刊コーナーに出たばかりのところを借りました。
    たぶん一番乗り。
    あまりにもきれいな本で、ドキドキしながら読みました(笑)

    図書館の本はたまに残念なことがありますよね。
    栞がわりのような折り目があったり…
    先日は、水の中に落としましたか?という本もありました。
    読みたい本なのに、読む気がなくなることもあって…
    と、この本とは関係のないことを長々と…

    本棚を確認すると、キリコちゃんシリーズ第4弾は読んでいませんでした。
    機会があれば読みたい!
    でも、読みたい本が多すぎて…
    うれしい悩みです。

    • 杜のうさこさん
      azumyさん、こんばんは~♪

      エッ?キリコちゃん最終章なの?
      読まなくちゃ!
      今までのは全部読んでるはず。たぶん…(笑)

      ...
      azumyさん、こんばんは~♪

      エッ?キリコちゃん最終章なの?
      読まなくちゃ!
      今までのは全部読んでるはず。たぶん…(笑)

      そうそう!図書館の本、悲しくなる時あるよね。
      本が可哀想で…。
      絵本の場合は、「まぁ!チョコレート食べながら読んじゃったのね~」とか思うこともあるけど、
      小説はね…。
      本が好きな人がどうして?ってなるよね。
      水の中に落としましたか?あるある!
      私もよくお風呂で本を読むけど、図書館の本はマズイよね。

      そして、「バンドワゴンシリーズ」もこちらに書かせてください。

      azumyさんの引用、読ませてもらいました。
      なんかね、泣けてきちゃった…
      しみじみと胸に響いて…

      自分に向かって「えらいぞ~ファイト~!」なんて言いながら(笑)気を張ってるつもりでも、
      やっぱりへなちょこな私。えへへ^^
      2016/06/13
    • azu-azumyさん
      うさこさん、こんにちは~♪

      >エッ?キリコちゃん最終章なの?
      そうなんです!
      あとがきに近藤さんが最後と書かれていたんです。
      私...
      うさこさん、こんにちは~♪

      >エッ?キリコちゃん最終章なの?
      そうなんです!
      あとがきに近藤さんが最後と書かれていたんです。
      私は4巻を読んでなかったことが判明!
      これは読まなくちゃ~!と思ってるんだけど、読みたい本が多すぎて~(^_^;)

      ほんと図書館の本って、どうして?って思う事があるよね。
      私も、本好きな人が借りてるだろうに…
      と、不思議に思うわ~

      「バンドワゴンシリーズ」、今回は自分に重なることがあって、何時も以上に響きました。
      ラスト1ページちょっとは、全部引用しちゃったのよ。

      私も、私も!
      もうねぇ…
      最近、ますますへなちょこな自分を思い知らされてる。
      そんな時はうさこさんのレビューで教えてもらった「あなたはよく頑張ってるわよ」で元気をもらってます♪
      2016/06/14
  • モップの精シリーズ第5弾にして、これがラストなんだそう。ずっとキリコの仕事に対する愛情を糧にして来たから、すごく寂しい・・・今回は英会話教室とコワーキングスペースを舞台にした短編3つと、キリコと大輔の物語が1つ。やはり、大輔との絡みがないと物足りない。けど、最終章は少し切なかった。仲良くなかったとは言え、身内を失うのは、悲しい。その悲しみをキリコなりに乗り越えていく。ラストにはちゃんと希望がありました。

  • シリーズ物とは知っていたが、最終巻とは!全て読んでいないので、キリコ結婚はびっくりした。ちょっぴり悲しいラストでした。

  • ピストロ・パ・マルのシリーズがとても良かったので、近藤さんの本をそれから何冊か読んでいる。
    日常でありそうな出来事が優しく淡々と進む様子にミステリーが加わり、どんどん先が気になる展開がとても好き。
    モップの精キリコさんの人柄がとても良い。シリーズの最終版から読んでしまったので、改めて最初から読みたい。

  • キリコちゃんシリーズ最終巻。

    嫉妬、他人のことを思いやれない心。
    そんなことが積み重なると、大ごとになる。
    それを感じた一冊。

    ついでに、大介の叔母さん、ほんと苦手。
    身近にいたら、断然距離を置くなー。。あの人とは。。

    ラストケースは、色々な意味でヒヤヒヤしたし、悲しくなった。
    でも、旅に出て戻る場所がしっかりあって、戻ることができるのは、素晴らしいことだなー。。と、ホッとして読み終えた。

    またどこかで、キリコちゃんに会いたいな。。

  • 大好きなキリコちゃんシリーズ、
    読み終わってしまった〜
    ちょっと寂しい。
    最後にはいつもの大介との夫婦物語が書かれてて
    いつもホッとした気分になります。
    またキリコちゃん復活して欲しいな。

  • シリーズもので最終巻ということを読み終えてから知りました。初めて読み、違和感なく楽しめました。
    清掃員のキリコが鋭い勘で事件の謎を解いていくお話。語り手がキリコではなく各話ごとに変わるところも面白さの一つかなと思った。

  • 思いがけず大好きなキリコシリーズに5作目があると知って嬉しくなり即購入。
    最後の話はキリコにとって辛い出来事やったけど、大介の優しさが沁みたぁ。
    あとがき読んでしみじみしながら、このシリーズに出会えたことに感謝。近藤さんありがとう。

  • 日常のなかに、それあるかも!って言うミステリーを解決していく清掃員のキリコ。誰かが殺されるでもなくファンタジー的な存在も現れないが面白く一気に読めました。キリコと大介がお互いを思いあってるのも微笑ましい。

  • 前に読んでいた本でした。なぜか登録し忘れていたようです。
    でも細かい内容は忘れていたし、キリコシリーズは何度読んでも面白い。
    勘が鋭くてたくましく、それでいて繊細なキリコちゃんと、キリコちゃんを支える大介の2人が本当に好きなキャラだったので、これが最後だとあとがきにあって寂しくなりました。

  • キリコシリーズ5作目にして最後の本。
    残念ながら著者がそう言っているので、これは覆らざる事実である。
    初めの二話は語学教室で起きる怪事件。
    たいして話したことのない受講者から送られてきた婚姻届。
    その後、その送り主は不可解な死を遂げる。
    なぜ?どうして私に。
    回数チケットを買ってもらったことは、恋愛感情によるものだったのか?
    仕事を「普通」にこなそうとしたことで起きた悲劇。
    また一方では女同士にありがちな精神的いじめ。
    しかしいじめの対象となっている彼女はめげない。
    強い人だ、いい話だ、で終わらないのが著者のスパイス。

    三話目は別のオフィスでの物語。
    被害者の男性は「見ていない」人物だった。
    キリコは言った。
    「男の人と女の人って、見える世界が全然違うんだなって」(175頁)
    残念ながら言ってもわからない人は一定数いて、彼らの世界は自分の見たい世界だけでできている。
    周囲の心配、苦悩などを真剣には受け止めず、たとえそれによって周りの人間がひどく傷つけられたとしても、自論に終始する。

    モップの精は飛び立った。
    こない、とわかっていても、次に降り立つ時はいつか来るだろうかと願ってしまう。
    いや、新たな精がきてくれるかもしれない。
    この著者の、手元から、再び。

  • モップの精、キリコシリーズの最終巻だそうだ。

    オシャレではつらつとした清掃女子のキリコは楽しげにお掃除しながら、深夜のオフィスで出会った人々の悩みや、トラブルを解決してきた。

    最終巻の今作は、離婚した姉の急死にショックを受けたキリコが家に引きこもった後、旅に出てしまう。

    そんなキリコを信じて、帰りを待つ夫、大介。

    キリコと大介のストーリーは久しぶりだなぁと思ったら、これで見納めだって、なんか、がっかりだ。

  • どんなにいい人でも、その人を認めなかったり、自分の価値観をもとに、否定する人がいる。そして、そのつもりじゃなくても、傷つけたりもする。
    他人には、わからないことかもしれない。本人にしかわからないことかもしれないけど。
    キリコちゃんは、とてもいい人だと思う。
    みんないい人なのかもしれない。ただ、それぞれの価値観が違っているだけで。
    大切な人とだけ暮らしていければいいけれど、そうじゃないのが世の中でもある。
    誰かが、そばにいてそっと支えていてくれれば、生きていけるのかも。
    キリコちゃん、ありがとう

  • キリコシリーズ 第5弾 
    今まで、お掃除の仕事を通して、数々の会社で謎を解決してきたキリコさん
    今回の作品の最後の話では、なかなかに重たい話。
    でも、旦那さんが また素敵。

    これで最後だなんて、残念です!

  • 清掃人探偵・キリコシリーズの第五弾・・・でもってこれで最後だそうです。寂しいですが、たしかに時系列とかを考えるとなかなかにちょっと厳しい感じはしてきたようにも思います。
    いつも通りの明るく楽しい感じの文体ですが、真相はなかなかに重苦しいものだったりも。
    しかし前作の長編もそうだったんですが、今作の最後の話も大介からキリコへの惚気というかいちゃいちゃ感が半端ないな。。。どれだけ大切に思ってるか、ということが事あるごとに切々と語られる。若干甘ったるくはあるけど、でもまあ悪くはないかなw

  • +++
    おそうじ上手は謎解き上手――
    読めば元気になれる大人気ミステリ〈清掃人探偵・キリコ〉シリーズ第5弾!

    キリコは、オフィスや学校、病院に派遣される清掃作業員。
    ミニのフレアにハイヒールで軽快に掃除をしながら、事件を解決する名探偵だ。
    「大丈夫、世の中はお掃除と一緒だよ。汚れたらきれいにすればいい。
    また、汚れちゃうかもしれないけど、また、きれいにすればいい」――
    そう言ってこれまで鮮やかに謎を解いてきたキリコだが、今回の事件はかなり厄介なようで……
    ハートウォーミングな連作短編ミステリ。
    +++

    キリコシリーズの最新刊にして最終刊だそうである。寂しい。オフィスや学校で起きる事件のあれこれ。人間関係や、個人の秘密など、毎日掃除をするからこそ見えてくるものがある。そんなキリコだからこそ、事件の解決にひと役買えることも多くあるのである。あちこちで事件を見事に解きほぐしていくきりこだが、彼女自身にも悩みがあるのだった。そしてとうとう、夫・大介を残して旅に出てしまう。そんなキリコを信じて待ち、キリコのことを思って声をかける大介のあたたかさに胸が熱くなる。なにがあっても、二人の絆さえしっかりしていれば大丈夫、と思える。シリーズが終わってしまっても、キリコちゃんはきっとどこかでお掃除をしているのだろうと思わせてくれるシリーズだった。

  • キリコちゃん、最終巻なんだ、
    さみしいぃ。

    そうそう、こんな感じだった!!と思った1話目。

    相変わらずの鋭いキリコちゃん。

    そしてやっぱり可愛い。

    最終話ではキリコちゃんの大切な家族の話。

    夫の大介くんが大人のいい男になっててビックリ。

    これって、キリコちゃんに見る目があったのか
    、大介くんに見る目があったのか!!!

    二人なら大丈夫。また、いつか、会いたいなぁ。

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

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