ラストナイト

著者 :
  • 実業之日本社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408536903

感想・レビュー・書評

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  • 2017 3/15

  • 2017/1/26 読了

  • 顔に入れ墨までする必要あったのかな。整形で。

  • 犯罪を犯しては逮捕され出所して、を繰り返す男。その周囲の人物が順に主人公となり、次第に真相が明らかになっていく。

    重く切ないはずの話ではあるが、顔に豹柄の入れ墨を施した異様な風体、犯罪を繰り返すことになる理由など、あまりにも極端すぎるため、どうしても絵空事になってしまう。安直に大袈裟な設定にしなくても、じっくり書き込めば、例えば横山秀夫のような渋味のある作品になると思うのだが。

  • 視点を変えた同じシーンの繰り返しは
    ちょっと面倒。

  • 犯罪者となってしまった男の話

  • 面白かった。
    事前になにも情報を持っていなかったので、
    あ、テーマはこういうことなのか…と途中で気づきました。
    薬丸岳さんは、つらい境遇を受け入れて生きる男の人を描くのが上手ですね。
    読み終わって思わず涙がこぼれました。

  • 今まで読んだ薬丸作品とは少し違ったテイストの今作。切なかった。こんな人生を送っている人もいるのかもしれない。やりきれないな。どうかこの先では陽子と幸せになって欲しいと願わずにいられない。

  • 区切りがあったからサクサク読めた。誤解されたままなんて切ない。娘に会った事で復讐の方法を変えたのかどうなのか。だけど凄い執念。いつかその想いが伝わればいいのにな。

  • 5年の刑期を終えて、今日出所する男。男の顔には豹柄模様の刺青がびっしりと彫られていた。物騒な容貌とは裏腹に、実に思慮深く物静かな男。彼は、27歳のとき以来、4度の服役を繰り返し、59年の人生の半分以上を刑務所で過ごしている。彼は何故、同じことを繰り返すのか・・・
    彼を取り巻く5人の目線で描かれる彼の行動。
    そして、徐々に明らかになるあまりにもつらい過去の出来事。
    ピースが埋まっていくにつれて、読み進めるのが辛かった。
    最後に少しの希望があってよかった。
    原題は「檻から出た蝉」というらしいが、そっちの方がしっくりくるような気がする。

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著者プロフィール

1969年兵庫県生まれ。2005年『天使のナイフ』で第51回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。2016年、『Aではない君と』で第37回吉川英治文学新人賞を受賞。他の著書に刑事・夏目信人シリーズ『刑事のまなざし』『その鏡は嘘をつく』『刑事の約束』、『悪党』『友罪』『神の子』『ラスト・ナイト』など。

「2023年 『最後の祈り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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