恋のゴンドラ

著者 :
  • 実業之日本社
3.31
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本棚登録 : 2517
レビュー : 350
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408536958

作品紹介・あらすじ

この恋の行方は、天国か地獄か。怒濤の連続どんでん返し!

感想・レビュー・書評

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  • 東野圭吾は、スノーボードやスキーが趣味なのは読んだだけでもよくわかるが、それをテーマにして描くと筆が滑るのか、軽く滑ってゆく傾向がある。スノーボードと恋を絡めた連作短編集である。

    初出は全てスノーボード専門雑誌「Snow Boarder」等の特別付録としてらしいから、軽い読み物として書かれているのは仕方ない。しかし気に入らない。

    「Snow Boarder」に掲載された5篇だけに限っていうと、いわゆるブックエンド方式。「ゴンドラ」「リフト」「プロポーズ大作戦」がプロローグにあたるとしたら、「プロポーズ大作戦リベンジ」「ゴンドラリベンジ」はエピローグ。と見事な構成になっている。気に入らないのは、登場人物達の若者描写が、どうも薄っぺらくて楽しめない。オチは、これしか無いオチなんだけど、どうして桃美はこれで「お終い」だと思うのか。広太と、特に水城の浮気性も、東野圭吾は断罪していない。主人公格なので、そういう書き方だと東野圭吾自身の品格も疑われる。

    何故か『白銀ジャック』『疾風ロンド』の根津さんも出演するサービス精神も発揮しているだけに残念。

  • ちゃ…チャラー!!(白目)

    最初のゴンドラから、そのチャラさに驚いた。東野圭吾の軽妙で読みやすい文章に乗せられて、スイスイ読んでしまったけど、ちょっとノリについていけなかったわ。

    スキー場のゲレンデを舞台に、男4人、女4人の、騙したり騙されたりな恋模様を描く。

    それでも最後は何となくまとまって終わりかと思いきや。
    こんな後味の悪い終わり方にしちゃうの?とまた驚き。
    桃実はずっと傷ついたままだったと思うんだよね。それなのに勝手に話作り替えて悪者にされて笑いものにされて、最後にまた傷つけられるとか、物語とはいえ酷いなぁ…。
    広太が最後の最後まで最低すぎて、喉に小骨が刺さったような感じがする。
    騙したり騙されたり…と書いたけど、騙す奴は基本騙す側で、こうやってチャラ男がなんとなくうまく世の中を渡っていくんだよねぇ。

    男脳と女脳の対比としてはある意味面白いのかもしれないけど。
    久々に(というか初めて)読まなきゃよかったと思う東野圭吾のミステリー(ジャンル何?)でした。

    • kuma0504さん
      そうですよね。東野圭吾は、ゲレンデシリーズになると、軽く軽く滑り出すのですが、この作品に関しては良くないなあと思いました。絶対あのチャラ男た...
      そうですよね。東野圭吾は、ゲレンデシリーズになると、軽く軽く滑り出すのですが、この作品に関しては良くないなあと思いました。絶対あのチャラ男たちを肯定的にみているか、まぁアリだよね、というぐらいには思っていますよね。
      2020/08/15
    • マリモさん
      kuma0504さん

      こんにちは。コメントありがとうございます。
      びっくりな結末でなくていいから、せめてすっきりさせて欲しかったですねー。...
      kuma0504さん

      こんにちは。コメントありがとうございます。
      びっくりな結末でなくていいから、せめてすっきりさせて欲しかったですねー。モヤモヤが残りました。
      東野作品は、殺人動機に浮気や不倫が絡むこと多いですが、これは殺人要素がないのでチャラさだけ残ってしまったのかと…(笑)
      2020/08/15
  • ★3.5

    真冬に集う男女8人の7編の連作短編集
    ・ゴンドラ
    ・リフト
    ・プロポーズ作戦
    ・ゲレコン
    ・スキー一家
    ・プロポーズ作戦 リベンジ
    ・ゴンドラ リプレイ

    男女8人の恋物語。舞台は里沢温泉スキー場
    各章でそれぞれフォーカスされる登場人物が違ってる。
    8つの恋のお話がありますが、それぞれ予想外の展開が待ってます。
    ミステリーではないですが、それぞれのお話で終始ハラハラドキドキ。
    どんでん返しが多く含まれていて、楽しめました。
    登場人物も個性があって、活き活きと描かれているため感情移入し易かったです。
    一見関係無い様な登場人物達の恋愛が、章を読み進るうちに
    綺麗に繋がってゆくのも良かったです。
    最終章に向かって緻密にそして複雑に絡み合う男女の恋模様が描かれていて、
    その複雑さがまさに現代的でリアルでした。

    んー浮気男に男性の本音かなぁ…。
    そういうのがそこかしこに表れていて、ちょっと嫌な気持ちになった。
    面白くてスピード感があって伏線があってどんでん返しがあって、
    流石、東野さん一気に読まされましたが、少し軽かった。物足りなかったです。

  • スノーボードなどウインタースポーツを素材とした東野圭吾作品の中でも短編集ということもあり、気楽に読むことができた。一つひとつの短編を独立した作品なのだと思って読んでいたら、一つひとつが短編集全体の伏線となっていることに途中で気付いた。1番最後はこの後どうなるのかと気になる形で終わっており、その点が評価の別れるところかもしれない。

  • 東野圭吾さんの本は78冊目。
    ですが、前作『ラプラスの魔女』を読んでから約1年ぶりでした。

    東野さんの濃厚な作品ではなく、さらさらと読めるラブコメ(?)
    スキー場を舞台に繰り広げられる恋模様が可笑しくて。
    気が付けば一気読みでした。

  • 一言で「広太」は本当にバカだという事。
    彼の浮気に始まって、彼の戯言で終わる。

    凄く軽く読めた東野さんの作品。それに驚き。
    だから東野さんの本格的ミステリーが読みたくなってきた。

  • やり過ぎもここまですれば良いかなと思って読み進めたけど、エンディングが酷すぎる。なぜ日田がさよならと言われなけばいけない?東野作品の中じゃ残念だけど1番ダメダメだな。

  • 面白くない・・・こともないけど、
    特別面白い!ってこともない。
    東野圭吾ってこんな話も書くんだなぁ。
    という簡単な感想しか浮かばない。
    東野さん定番のスノースポーツに
    珍しい恋愛要素オンリーのライトなお話。
    安定の読みやすさだけど、
    最近、こういう映像化目的か?って感じの話が多くて寂しい。
    もっと重厚な話が読みたいな。次回に期待。

  • 殺人が起こらなくても安定の読みやすさ!
    短編集かと思いきや話が繋がってラストのどんでん返しはさすが東野圭吾。
    男の浮気、アホさはどんだけ反省しても性根は変わらないんだなぁとつくづく思った。

  • 報われる恋と報われない恋があるのだと知る。
    ただただ気の毒な人と、世渡り上手はやっぱり上手くいくようになってる世の中なんだと。

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著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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