密告はうたう

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 133
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408537023

作品紹介・あらすじ

人事一課監察係の佐良が命じられたのは、元同僚・皆口菜子の監察だった-緻密な伏線と人間ドラマが胸を打つ!静かで熱い警察小説。

感想・レビュー・書評

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  • 人事一課監察係の佐良が、行確を命ぜられた監察対象は皆口菜子。捜査一課時代の部下。過去の部下が殉職した未解決の事件を絡ませながら展開する。行確の描写が延々と少し長かった。真相の糸口が見えてからの怒涛の展開はとても面白かったです。

  • 今年(2021年)8月末から松岡昌宏主演でWOWOWで連ドラ化されるものの原作。なるほど、分かるわ。玉木君のイメージもあるけど松岡君合ってるわ。で、「能面の能馬」の仲村トオルはピッタシ。話は結構重い展開で、読むのは多少疲れる。けど、最後まで読む価値ありと思う

  • 長かった

  • 良かったけど長いと感じてしまったな。

  • 警視庁人事一課監察係――警察職員の不正を取り締まる部署。
    行動確認の末、依願退職に追い込むこともまれではなく、同僚からも煙たがられている。
    佐良は、ある捜査でのミスによって捜査一課から人事一課に異動となった。
    20人以上の行確をして一年が過ぎたころ、 因縁の操作をともにした元同僚・皆口菜子の監察を任された。
    「府中運転免許試験場の皆口菜子巡査部長が免許証データを売っている」
    というタレコミがあったのだ。
    佐良は、上司とともに皆口の尾行を始めるが……。
    (アマゾンより引用)

    この作家さんの本、面白くないわけやないけど、たまに少し難しい

  • 監察に届いた密告から浮かび上がる過去の事件と過失、同僚刑事の死を消化しきれない婚約者の女刑事と同僚刑事。綿密なプロットと登場人物の表情すら想像できるような緻密な描写。いつもながら丁寧な仕事だ。物語に没頭してしまった。本作でひとつだけ感じたのは、あまりにも遊びがないこと。登場人物に遊びがなく、不可解な動きはするけどそれは余白、という部分が全くない。なので、登場人物すべてに役割が確りと割り当たっているので、途中から結末が想像できてしまう。それが濃密なストーリにはなっているんだけど、息抜きがない印象。

  • 内部でこんなにもめてたら捜査も大変。

  • 初めて 伊兼さんの作品を読みました。

  •  重苦しい内容かもしれないが、読ませる。
     何重にもなった関わりが解き明かされていくのは、公安らしくない「情」というのは、そこはやはり小説ではあるが。
     

  • う~ん。

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著者プロフィール

1978年東京都生まれ。上智大学法学部卒業。新聞社勤務などを経て、2013年に『見えざる網』で第33回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。2015年に『事故調』、2021年に「警視庁監察ファイル」シリーズの『密告はうたう』がドラマ化され話題に。本作は地方検察庁を舞台としたミステリ『地検のS』『地検のS Sが泣いた日』と続く「地検のS」シリーズの最終巻にあたる。他の著作に、『巨悪』『金庫番の娘』『事件持ち』『ぼくらはアン』『祈りも涙も忘れていた』などがある。

「2022年 『地検のS Sの幕引き』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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