- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408537146
感想・レビュー・書評
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知念実希人さんの本は2冊目。「ひとつむぎの手」が素晴らしかったので、読んでみた。
研修医・碓氷蒼馬は研修先の療養型病院で、グリオブラストーマに罹患した2つ年上の女性・弓狩(ユカリ)環の担当となる。二人は心を通わせ合い、碓氷はユカリに恋していることを自覚するが告白できない。そして、研修から元々いた広島の病院に帰った後、弓狩が亡くなったことを知る。
碓氷は弓狩の遺産相続に関して不審な点に気づき、研修先の横浜に戻り真相を調べるが…
という話。
この小説は、恋愛小説と謎解き小説、2つの要素がある。
恋愛の要素については、そこそこ楽しめたが、文体が軽くて心に引っかからない。主人公もあまりいい奴ではないので、感情移入しにくいところが残念。
謎解き要素は、伏線がしっかり回収されていてスッキリできた。
総合的には読みやすいし、重いテーマを扱いつつも前述のように軽い文体なので、楽しんで読めるミステリーだと思う。
ところで、グリオブラストーマは平野啓一郎さんの「ある男」でも取り扱われる病気。オビに「愛した彼女は幻なのか」とあるが、「ある男」も「愛したはずの人が実は別人だった」謎を解くストーリー。
どうでもいいけど、興味深い共通項。 -
冒頭で主人公とゆかりさんが病室で初めて会うシーンと、ラストの桜の花弁が舞い散るシーンがとても美しく描かれおり、印象的でした。
純愛って優しくて切なくていいなぁ〜と感じました。
隠されていた真実が分かるまで、ドキドキでした。 -
2022/03/24読了
#知念実希人作品
純愛ミステリー。
めちゃくちゃ良かった。泣けた。
後半目まぐるしい展開だが
幸せな気持ちになる終わり方がいい。
映像化したら普通にウケそう。 -
毎回イッキ読みです!
研修医だからわかる余命僅か、思い悩む切なさ、自分が惹かれていく気持ち、もどかしさなどが描かれた作品だと思います。
最後の二転三転のドンデン返し、面白かったです。
本のタイトル「崩れる脳を抱きしめて」はプロポーズの言葉だったのね。 -
やばい、面白かった。いやかなり面白かった。
ユカリさんは本当は・・・って思いながら、
まさかそういう感じで解明されるとは。
長めの第一章は完全なる伏線で、第二章で読むスピードも高まるという感じ。
冴子さんの広島弁も気持ち良いし、
碓氷先生のお父さんの話もグッとくるね。
いろんな事が楽しめるお話だったかな。 -
いいです、ホーンとに…
久しぶりに驚愕しました。
恋愛ミステリーって初めてなんですが、コレは面白い
恋愛とミステリーって混ざるんだー
知念さん作品はまだ数冊ですが今回を機に読もうと思う、ありがと…って気持ちです。 -
うわーほんと良かった。
読めて良かったと思う。
後半の二転三転するストーリーに、知念さんに振り回されててるような感覚がとんでもなく良くて、読むことを途中で止められなくなった。
自分が何故この世に生まれ、何故ここにいるのかなんて頭に爆弾を抱えないと考えないテーマだろうけど。でも、なんの病気もない私だって少しだけ頭の隅に置くべき事なのかもしれない。一日一日を大事にするために。 -
恋愛医療ミステリー。
読みやすく面白かった。
医療用語も読みやすく、主人公のもがき加減がよかった。
最後の結末は、驚きでした。
著者プロフィール
知念実希人の作品






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こんにちは。
いいね!有難うございます。
やま
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やま
こちらこそ、いつもいつもありがとうございます。
この本の字の大きさは、どうですかねー…中程度ですかねぇ
こちらこそ、いつもいつもありがとうございます。
この本の字の大きさは、どうですかねー…中程度ですかねぇ