- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408537238
感想・レビュー・書評
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ちょっとダークなミステリ短編集。
個人的には「変奏曲・ABCの殺人」みたいな話好き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
途中で挫折
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倉知淳の短編集。表題作は昭和19年暮れ,秘密の軍事研究のため長野の山奥に幽閉されている二等兵が半密室状態の実験室内で撲殺され,近くには崩れかけた豆腐が落ちていたというもの。事件の解決は壁本(そのアホらしさに思わず本を壁に投げつけたくなる本)一歩手前のようだが果たして…。倉知小説の有名キャラ猫丸先輩も久し振りに登場し,研究都市での産業スパイ事件(?)の解決に一役買う(「猫丸先輩の出張」)。老猫が真夜中にじっと隣家のほうを見つめているのはなぜか(「夜を見る猫」)。他全6篇。全体を通して謎解き成分は薄めだが倉知淳のゆるーい文体が楽しめる。
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『猫丸先輩の出張』はストレートに面白かったー。『社内偏愛』はミステリというよりSFショート・ショートに近いノリでこれも嫌いじゃない。
収録されてる6篇は、ジェイノベルに掲載した短篇を集めており、初出一覧によると、2011年~2017年とだいぶ幅のある期間の作品を集めた一冊ですね。 -
短編集。タイトルがおもしろいだけに期待値が高まりすぎたか、思ったような内容とは違いました。残念。
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本書は短編6作で構成されています。
いずれも密室という状況(笑)
戦争末期、帝国陸軍の研究所で若い兵士が倒れていた。屍体の周りの床には、なぜか豆腐の欠片が散らばっていた。どう見ても、兵士は豆腐の角に頭をぶつけて死んだようにしか見えなかった・・・ -
本のタイトルはインパクトがあるけれど、表題作はそれほどグッとこなかった。「社内偏愛」はナイスな結末。キャラ物の強みか「猫丸先輩の出張」が一番物語に入り込んで読み進められた。それにしても、裏表紙のイラストはちょっと嫌な感じがして、なるべく視界に入らないように気をつけて読んだ。だ。
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