風を結う 針と剣 縫箔屋事件帖

  • 実業之日本社 (2020年7月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (292ページ) / ISBN・EAN: 9784408537573

作品紹介・あらすじ

憎むより、笑って生きたい――
大人気〈針と剣〉シリーズ最新刊!

武士の身分を捨て、深川の縫箔(刺繡)屋・丸仙に弟子入りした一居。

町医者の宗徳は、丸仙で一居の姿を目にした瞬間「亡くなった知人に似ている」と取り乱し、その直後に謎の死を遂げる。宗徳は一居の過去を知っていたのか――。
剣術を愛する丸仙の娘・おちえ。刺繡職人を志す一居。
ふたりの葛藤と成長をみずみずしい筆致で描く時代青春ミステリー!

みんなの感想まとめ

成長と葛藤を描いた時代青春ミステリーが展開される本作では、武士の身分を捨てた一居が縫箔屋・丸仙に弟子入りし、剣術を愛する娘・おちえとの関係を通じて事件を解決していく様子が描かれています。身近な事件を通...

感想・レビュー・書評

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  • 縫箔屋事件帖 シリーズ2

    武士の身分を捨て、縫箔屋・丸仙の弟子となった一居。
    丸仙の一人娘でありながら、剣術を愛するおちえ。

    身近に起こった事件を解決することにより、成長していく二人の様子を描いた作品。

    あさのあつこ氏の作品、特に、時代物は、聞いたことがない言葉が出てくる。
    その言葉の意味を調べて、へえーと感心する。

  • 縫箔屋〈丸仙〉の跡取り娘ながら縫い物が苦手で男を負かすほど剣術が得意なおちえ。そのおちえが敵わないと思える腕の持ち主ながら武士の道を捨て縫箔師として弟子入りをした一こと吉澤一居。この二人が様々な事件に出会うシリーズ第二作。

    縫箔とは刺繍と金銀の箔で生地を飾る技。能装束など豪華な着物になるらしい。
    しかしこのシリーズでの核は縫箔の世界ではなくて、前作で挫折したおみちの剣術の道と事件の話らしい。

    あさのさんの〈遠野屋〉シリーズから次第に遠ざかった理由でもあるのだが、このシリーズも似たようなやり取りや似たような描写がくどくどと長い。
    娘らしさがないおちえに小言を言う母親のお滝と言い返すおちえ、剣術の兄弟子で夫婦になろうと何度も口説く源之亟(げんのじょう)に対して自意識過剰をからかうおちえ等、同じやり取りを何度も読まされる。
    また話に茶々を入れたり例え話を挿入したりでなかなか話が進まない。
    こんな無駄な描写を無くしたらページ半分で済むのじゃないかと思うくらい中身はアッサリしている。

    肝心の事件だが、〈丸仙〉のかかりつけ医・井筒宗徳が毒死したあと、助手の堂島まで殺されるというもの。
    事件の前兆としては宗徳が一を見た途端に顔色を変え、明らかに様子がおかしくなった。そしてその夜に亡くなったらしい。
    しかし一は宗徳と個人的な繋がりはない。
    このことが事件とどう関わるのか、そして何故宗徳や堂島は死んだのか…だが。

    誰しも様々な顔を持っているし秘密も抱えている。ある一面だけを見てこの人はこういう人だと断定することは出来ない。
    おちえにしても見た目の美しさだけを見て綺麗な人だと断定するのは早急だ。縫箔屋の娘に生まれながら針仕事は全く出来ないし思ったことを何でも口にしてしまう粗忽さがある。だがそれでまた跡取り娘として出来ないと断定してもいけない。一方で剣術という好きなこと得意なことには熱心だし事件が起これば何もかも放って夢中になる。

    宗徳が一を見て顔色を一変させたことはちょっと強引かなと思った。これまでもたまたま一のような人と会うことはあった筈だし。だからあるタイミングでたまたま出会ってしまったのだと解釈する。

    中島要さんの着物の始末屋みたいに、その道の職人ならでは出会う事件や解決を見たいが、シリーズ二作まで読んでみてその路線ではないようだ。続きが出ても読まないかなぁ。

    ※「風を繍う」レビュー
    https://booklog.jp/users/fuku2828/archives/1/440855491X#comment

  • 縫箔も剣も二の次になり
    肝心の事件もただただ後味が悪く
    なにより主人公を好きになれない。
    三作続けて読むつもりだったが
    これにて読了とする。

  • シリーズ第2弾。

    縫伯という題材が面白いと思っていたのだが、やはり今回も縫伯というものよりも事件が主となっていて、少し残念。

    タイトルも「事件帖」とつくだけあり、軸足は事件なんだろうけど、もう少し縫伯の世界を垣間見せて欲しい。

  • 3.7
    針と剣シリーズ
    新たな事件と、道場の再建に関わるお話
    前回も同様だったけど、物語のラストのラストであっという間に事件が終わったなぁ

  • 捕物帖が横軸、縦軸は若者達の未来を模索する群像劇というところか?

  • 「これからだね」

  • 読み終わったけど内容を忘れた。残らなかった。

  • 江戸の縫箔屋のおちえと元武士の見習い一居が殺しか自殺かの謎を解く。
    道場の再建と二人の距離も気になるが、母親のお滝との会話が何より面白い。

  • もっと刺繍が絡んで欲しかった。。。

  • シリーズ2作目。医者の宗徳先生が一を見て血相を変えた翌日毒を飲んで亡くなる。その真相を探ろうとおちえ達が動いていたら、新たに先生の助手が殺害される。ギリギリまで犯人が分からないが、先生の過去が凄惨で、助手の亡くなった真相も因果応報で結果やるせない。事件帖なので仕方ないが、刺繍職人の世界がもう少し描かれると楽しそう。

  • 第2作目らしいが、・・・・針と剣 縫箔屋事件帖と表紙に書かれてあった。

    縫箔屋の丸仙の一人娘おちえは、3代続く刺繍の仕事等、蚊帳の外で、剣術が、好きでしょうがない。
    反対に、武士の身なのに、身分を捨て、縫箔屋の丸仙に弟子入りして、刺繍をしたい 一居。

    あさのあつこ氏の 最初から、主人公の自己紹介的な事は、一切なしで、おちえの母親お滝の小言、愚痴、説教から、始まる所が、ついつい引き込まれる要素である。
    それも、剣術好きな娘、親のお滝にしたら、娘らしくして欲しいと、願っているのだが、・・・
    親の思う通りにはならない。

    道場が閉鎖されている課程は、第1作目の出来事なのだろう。
    道場主の所へ行ったら、おちえは、道場の四天王の一人である伊上源之亟と同席するのだが、この2人の掛け合いが、またまた、母子の会話よりも 面白い。
    ついつい、人の良さが、伝達してしまいそうである。

    そんな人間の繋がりの中、おちえも世話になっている町医者の宗徳が、毒死した。
    宗徳は、何故、死んだのか?
    おちえを回診してから、憂鬱な顔で、何処へ行って、自宅に戻ったのか?

    何でも顔を突っ込みたくなる おちえは、一居と岡っ引きの仙五朗と、共に、事件を解決ヘと、・・・・
    そして、宗徳の弟子も、刺殺されてしまったのだが、・・・・

    事件解決ヘと、香料屋の遠州屋の女将が、・・・実の兄が、結婚の時に、夫婦とも毒死の原因が、宗徳の仕業だった事に・・・・

    宗徳への恨み言を言ったばかりに、宗徳は、自死し、弟子は、それを種に遠州屋の妻を強請りに行ったのだった。

    罪が、軽ければいいのだが、遠州屋の夫婦仲の良さにも一目。
    そして、宗徳の財産を賄いで、来ていたお秋への遺言。

    お秋は、その半分を道場再建へと、・・・・

    話は、最後に、まとめられすぎていて、え~っもう終わりなの・・・と、思ってしまった。(笑)

    1から8迄 模様の名が書かれているのだが、絵柄が、あれば、もっとイメージが、膨らむのに・・・なんて、欲張りな考えが、頭をかすめてしまった。

  • 2021.02.14
    2022.01.14

  • 一さんはもう職人としての道をしっかり歩み始めてますね。

  • あさのあつこで良くある感じ
    一作目読んでないと思ってたのに、過去ログにあったから驚愕した。

    あと、似たような感想書いてて笑った。

  •  江戸で3代続く縫箔屋『丸仙』の一人娘・おちえと元武士の職人・一が不審死した町医者と弟子の死の真相をさぐる。
     因果応報、人に対してしでかしたことは自分に返ってくるという教訓。もちろん、後悔し、一所懸命に生き直す人もいるだろう、亡くなった町医者・宗徳はまさにそのように生きてきた人。たが、弟子の堂島は対象的な人物、そうなるべくして亡くなったように感じた。

  • テンポ良くお話しを読めました。

  • 武士の身分を捨て、深川の縫箔(刺繡)屋・丸仙に弟子入りした一居。

    町医者の宗徳は、丸仙で一居の姿を目にした瞬間「亡くなった知人に似ている」と取り乱し、その直後に謎の死を遂げる。宗徳は一居の過去を知っていたのか――。
    剣術を愛する丸仙の娘・おちえ。刺繡職人を志す一居。

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著者プロフィール

あさの あつこ:1954(昭和29)年、岡山県生れ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師ののち、作家デビュー。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリーII』で日本児童文学者協会賞、『バッテリーI~VI』で小学館児童出版文化賞、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞。著書は『福音の少年』『No.6』シリーズ、『弥勒の月』『アーセナルにおいでよ』など多数。

「2025年 『あなただけの物語のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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