- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408538006
作品紹介・あらすじ
朝テレビつけたら、ウチの会社買収されてた!
社名変更、リストラ、技術流出、働き方激変……!?
怒濤の企業買収ヒューマン・コメディ
「花森石鹸」が、外資系企業に買収された。激務に耐えるベテラン、合理化を求める若手、葛藤するシングルマザー、謎多き新社長――モチベーションも立場も世代も違う両社の社員たちは、この激変を乗り越えられるのか。
愛社精神満点の総務部員・真柴忠臣(35歳)の奮闘の行方は!?
一気読み間違いなしの、胸熱お仕事小説。
装画/山本さほ
感想・レビュー・書評
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買収する側される側
本社移転
人員削減
総務のお仕事
老舗石鹸メーカーに外資参入!
石鹸の安定した香りと海外メーカーのちょっとキツめの香料は果たして交われるのか!?
世代間の違い、文化圏の違いも混在したドタバタな感じかと思いきや、「違いを受け入れながらだって、仕事はできる」なんてちょっと青くさい想いに不覚にもアツいものを感じました
読後感は良かったですが、ターナー社長がどうにも自分のボスと重なり、なんとなく複雑
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いつものように洗濯を済ませ、TVを見ながら朝食を食べていると・・・・
「国内メーカーの花森石鹸を、ブルーアが買収する方向で・・・・」TVから聞こえてきた。「・・・・花森石鹸って・・・弊社だよなあ~・・・はぁ~?」「買収!」
主人公の忠臣は、慌ててTV にすがり
ついた。「今のもう一回!!・・・
・・・・もう一回・・・!!もう一回やってよ!」
無情にもTVは他のコーナーに変わる。
ある日突然に知らされた、この大事件に
立ち向かっていく。
会社の中で仲間たちと、ブルーアという相手方の会社は、二つに分かれ仕事は、進むか。ひとつのはずの会社の間に、
見えない壁ができてしまい、その橋渡し役に総務部の忠臣が押し付けられて
しまう。
文句を言われ・・・・人間関係は、スムーズにはいかない。
私はOL 経験がない。
正直なところ、もう少し楽しめる本では
と、思っていた。
会社勤めの方なら、この本もきっと違った方向から楽しめるのではと思う。
また!図書館の嵐の予兆(~_~;)
今日借りた本 1冊
マイページに 1番 1冊
2番 2冊
oh !助けて 重ならないように予約を
入れているのに、少しずつずれている!
貸し出し前取り置き期限、1週間。
返却期限、2週間。
これから読む本は、(~_~;) 暑さを忘れてのめり込める本だろうか?-
買収関係、ドキドキするお話しですよね。
ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫) 文庫 池井戸 潤 (著) も同じような内容で、ドキドキ...買収関係、ドキドキするお話しですよね。
ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫) 文庫 池井戸 潤 (著) も同じような内容で、ドキドキしました。でも野球が詳しくないとわからないかも!
図書館本、時々重なるのは、図書館あるある!
楽しみましょう~2022/07/06
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表紙や作品紹介から勝手になんとなく抱いていたイメージとは違って、とても良かった。
決してドタバタ劇でもないし、コメディでもない。
しっかり心を打つ作品だった。
そう思った上で、改めてこの表紙を見ると、これはこれで良かったとも思う。
一方、サクサクっと読める感じでもなかった(意外と事情が細かい)のも、また想定外だった。
本書では行間に時々入るマーク、「○月」「※」「人が走っているようなマーク」があるのだが、伊坂幸太郎氏の作品ではこのマークが重要だし読みやすさに繋がっているのに反して、本書では突如出てきてその後も出てくるこの「人型マーク」に規則性が全く見出せなかった。
吸収合併とは無縁の会社に勤めている人にも面白く読めるだろうし、お仕事小説ではあるが意外なことに、主婦にも嬉しい作品であった。
私が長年やってきたことを家族は全く気にもとめていないが、この作品(著者)には認めて評価してもらえた気がする。
だから嬉しいのだ。 -
弊社は買収されました!|編集部おすすめの1冊 - M&A Online - M&Aをもっと身近に。
https://maonline.jp/articles/book195
『弊社は買収されました!』 | 額賀澪 公式サイト
https://nukaga-mio.work/baisyu
弊社は買収されました!|実業之日本社
https://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-53800-6 -
初めての額賀澪さん。
面白い!しかもしっかり取材されていて、エンターテイメントではあるけれど、違和感なく読める。
バックオフィスみたいな縁の下の力持ちが大事、結局世の中は人と人、とは、日頃から実感していること。
ひとつの成功は、様々な人達の力が合わさって初めて成されるものです。 -
「タスキメシ」ですっかりはまった作家さん。
タイトルからして、絶対面白いだろう、と思って読んでみた作品。
石鹸メーカーの総務部で働く真柴は、ある朝テレビのニュースで自分の会社が買収されたことを知る。
買収したのは、海外の大手メーカーでニュースの当日にはアメリカの本社から通訳を連れて、社長がやって来る・・・
この作家さんの手法なのか、主人公一人の目線ではなく、何人かの目線で会社の買収を描くのが、なかなか興味深い。
でも・・・
会社の中枢である総務部の調整がないまま、会社同士の買収が成り立つことは、現実的にまずない。
何故ならば、まず最初に基幹システムを統合しないことには、社員の給料さえ払えないからだ。
「今日から君たちの会社はブルーア・花森です」
と言われてから、社内の調整をするなんて、まずあり得ない。と冒頭から思ってしまったので、話に現実味がなくて、物語に入っていくことが出来なかった。
主人公の真柴はとてもいい人で、今時総務の仕事にプライドを持っているなんて、尊敬に値するし、ラストで会社のみんなが総務の存在を認めてくれる様子は、さすがに泣いたけど、買収は突発的ではなく、計画的に進めましょう。
上の人の機嫌だけで決める買収なんて、普通は社員が潰れます。
他の方の評価は高いけど、当事者として、あまりにも現実とかけ離れていて、ご都合主義な感じが受け入れ難いので、個人的な評価は低めで。 -
総務の真柴くんは本当に素敵な人
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292ページ
1600年
8月11日〜8月18日
忠臣が勤める花森石鹸は、突然ブルーアに買収された。ブルーアの社長秘書兼通訳として現れたダニエルは、昨日隣に越してきた台湾人の柏宇(バイユー)だった。2つの会社を一つのブルーア花森にまとめあげるため二人は協力するも、営業部、研究開発部の反発は思いの外激しく、統合に向けての先が見えずに、花森の社員は大幅な人員削減の危機にあった。
なかなか読み進められず、前半は苦労した。いきなり買収されるところから始まる設定がおもしろく、相容れないものが協力するようになるという先が読めてしまうストーリーだったが、中盤はおもしろかった。 -
買った側と買われた側は立場が違うので敵対するもの、そんな思いで始まった買収劇から新製品の研究開発発表。
最近似たような状況かと思えることがあったけど、ふたつがひとつになることだけでなく、両者がともに生きていく道があるはずである。
総務がこんなに奮闘するんだな、おそらく現実でもそうなんだろうな、と思った。
177冊目読了。