虎と十字架 南部藩虎騒動

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  • 実業之日本社 (2023年7月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784408538396

作品紹介・あらすじ

謎が謎を呼ぶ虎脱走事件。
ミステリと時代小説の融合を試みる作者の
これが最高傑作だ!
―――――縄田一男氏(文芸評論家)

家康から贈られた虎が城から逃げ、死体が消えた!
国を揺るがす虎騒動の意外な真実とは?

会心の歴史時代ミステリー長編!


徳川家康から南部藩に拝領され、盛岡城内で飼われていた虎二頭、
乱菊丸と牡丹丸が檻から飛び出した。
徒目付の米内平四郎は城下町に逃げた乱菊丸を見事に生け捕りするが、
牡丹丸は傍若無人の若殿・南部重直に鉄砲で撃ち殺されてしまう。
平四郎が城に駆け付けると檻の見張りをしていた番人は絶命していた。
責任を取って腹を斬ったと思われたが、その死因には不審な点が。
さらに檻の中にいるはずの囚人の死体が消えていた!
若殿の乱心か、領内のキリシタンの仕業か、それとも――
密命を受けた平四郎が藩を揺るがす大騒動の謎に挑む!


目次
序章         
第一章 虎捕物    
第二章 切支丹と金山 
第三章 乱世の尻尾 
第四章 雪原の若武者 
第五章 繋がらぬ環
第六章 騒動の真実 

みんなの感想まとめ

江戸時代初期の南部藩で繰り広げられる虎脱走事件を背景にしたこの作品は、ミステリーと歴史小説が見事に融合しています。徳川家康から拝領された虎二頭が城から逃げ出し、主人公の米内平四郎がその謎に挑む姿が描か...

感想・レビュー・書評

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  •  時代は徳川三代将軍家光の頃。家康から南部藩に拝領された虎2頭が盛岡城内で飼われていた。その2頭、乱菊丸と牡丹丸が檻から逃げ出した。徒目付の米内平四郎は城下町に逃げた乱菊丸を策をもって生け捕りにするが、牡丹丸のほうは傍若無人と噂される若殿・南部重直に鉄砲で撃ち殺されてしまう。

     そして平四郎が城に駆け付けてみると檻の番人は死んでいた。責任を取っての切腹かと思われたが、その死因には不審な点があった。さらに檻の中にあるはずの処刑された二人の切支丹の死体が何処にか消えていた。
     一体、何故、誰が。若殿のご乱心か、はたまた藩内の切支丹の仕業か、あるいは他に何かあるのか。平四郎は命を受け探索にあたるが、金山開発や伊達家との因縁も絡んで、事件は藩を揺るがす騒動に…

     盛岡には学生時代を含め10年余住んでおり、今でも年に数回は行く。作者も岩手出身で岩手在住である。これは是非とも読まねばと図書館から借りてきた。当時の切支丹への弾圧や金山の様子、伊達家の策謀の歴史などよく調べている。そしてラスボスは、あのお方。一気読みの面白さだ。

    • まことさん
      魚雷屋さん、こんばんは♪

      盛岡に10年以上住んでいらしたのですか。
      私も中三の二学期から、高校三年間が盛岡でした。
      住んでいたのは、青山で...
      魚雷屋さん、こんばんは♪

      盛岡に10年以上住んでいらしたのですか。
      私も中三の二学期から、高校三年間が盛岡でした。
      住んでいたのは、青山で、高校は山岸でした。
      どこの学校かわかりますよね。
      2023/11/19
    • 魚雷屋あすりんさん
      まことさん、こんばんは
      そこの高校は、中学校の同級生が通っていました。
      この本で紹介されていた学校ですよね。
      https://booklog...
      まことさん、こんばんは
      そこの高校は、中学校の同級生が通っていました。
      この本で紹介されていた学校ですよね。
      https://booklog.jp/users/xaborgar/archives/1/4309750303#comment
      2023/11/19
  • 2023年8月実業之日本社刊。書き下ろし。時代ミステリー長編。南部藩の一介の徒目付平四郎が虎騒動の首謀者を暴き出す。平四郎の推理と捜査の手腕たるや当時の警察機構、ひいては政治機構を動かすほどの冴えがあり、唸らされる。平四郎に肩入れする上司や同僚、部下、家族、若殿まで登場する緻密な捜査のラストには驚く謎解きがあり、まさかの首謀者に度肝を抜かれてしまいした。拍手喝采です。

  • 南部重直がいいな

  • 登場人物の相関図が欲しかった。

  • 2025.6.5完了
    この作家の「でんでら~」が良かったためだいぶ間が開いてほかの作品を読んでみる。今回は頭に入りづらい。平坦。
    南部に惹かれて読んでみた。最後の政宗登場もちょっとムリがある。

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著者プロフィール

1960年、岩手県生まれ。大阪芸術大学芸術学部を卒業後、2000年に『エンデュミオン エンデュミオン』(ハルキ・ノベルス)でデビュー。『エリ・エリ』(ハルキ文庫)で、第1回小松左京賞を受賞。14年には「風の王国」シリーズ(ハルキ時代小説文庫)で、第3回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞を受賞。「採薬使佐平次」シリーズ、「江戸城 御掃除之者!」シリーズ、「よこやり清左衛門」シリーズ(ともに角川文庫)や「草紙屋薬楽堂ふしぎ始末」シリーズ(だいわ文庫)、など、多岐にわたるジャンルにて活躍している。

「2023年 『大一揆』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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