- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408538662
感想・レビュー・書評
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いやぁ、主人公の性格とか色々ツッコミたいところあるのですが、悔しいかな、一気読みしちゃいましたね。それくらい引き込まれる設定と展開だったかなと思います。
本作は主人公が中学時代の同級生が自殺したと知らされるところから始まります。その同級生はかつての親友かつ恋心を抱いていたくらいの仲であった。しかし、とあることをきっかけに疑心暗鬼となり、決別してしまうことになる。
とにかく設定が面白い作品でした。自殺阻止のために、メンターみたいな人を派遣するっていう設定で、ここまでディストピアに近いことが出来るのかと、作者の発想力に脱帽でした。
正直、主人公のことはあまり好きではないし、展開とかも決して気持ちのいいものではないけれども、面白いと評価せざるを得ないくらい、オリジナリティ溢れる展開とストーリーだったと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人は誰しもが演技をし合って生きている。
それが極端化された世界観は、他の方も言われている通りディストピア的な要素が強かったです。
青春ミステリー、と謳われていますがミステリー要素は薄め。あくまでも疑心暗鬼に満ちた人の心に焦点を当てたダーク・ヒューマンドラマといった感じ -
【請求記号:913.6 ミ】
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感想
人間関係の拗れ。どこまでが本当のことでどこから虚偽なのかわからない。だけどそれはただの思い込み。あの人は最初から誠実だった。