綱を引く

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  • 実業之日本社 (2024年11月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784408538709

作品紹介・あらすじ

綱引きで、人生再起動! 商店街から世界を目指せ――


一本の綱を引き合い勝敗を決める「綱引き」。五輪の正式種目だった時代もある、歴としたスポーツ競技だ。東京・蒲田の綱引きチーム「プルスターズ」は、商店会結束の象徴として発足。全国大会優勝の実績も持つが、主力選手の高齢化や長引く不況の影響で休眠状態に。しかし、チーム最年長53歳のキャプテン真島と、アイルランドからの留学生ケリーとの出会いがきっかけで、5年ぶりにチームを立て直すことになった。母国では綱引き選手として活躍するケリーの指導で、ふたたびの日本一を目指し、練習をスタート。真島はスポンサー探しや新メンバー募集に奔走するも、道のりは平坦ではなく――。

堂場瞬一が圧倒的迫力で放つ、日本初の「綱引き小説」!!

みんなの感想まとめ

競技綱引きに挑む人々の熱い物語が描かれています。東京・蒲田の綱引きチーム「プルスターズ」は、再起を目指すキャプテン真島とアイルランドからの留学生ケリーの出会いをきっかけに、再び団結を図ります。世代を超...

感想・レビュー・書評

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  • ジャケ借り大成功!
    表紙だけ見てこれはきっと面白い!と思って読み始めた。
    この臨場感たっぷりの裏表紙まで続くこの一枚絵!
    これだけでおっ!ってなるじゃない。

    なのに星4つって?
    話し手が時々分からなくなるのよ。
    あれ?こいつ誰が喋ってるんだ?って。
    それね。

    でも良かったわぁ。
    世代を超えて綱引きで結ばれる絆。
    熱くて臭そうだったわ!(酷い笑)
    欲を言えばもう少し読みたかったなぁ。
    続編でもいいけど。
    でもここで終わるのがいいのかな。
    でもなぁこの表紙みたいになるのも見たかったなぁ。
    商店街で綱引き大会。
    絶対泣けると思うのよ。
    仕方ないそこは想像しますか。

    娘がね、今度運動会で陣取りと綱引きを組み合わせた面白い競技をやるのよ。
    旗を取った方の勝ちなんだけど、綱から手を離しちゃいけなくて。
    綱が蛇行しながらあっちゃこっちゃ引っ張られてるのを見てるのが結構面白い。
    楽しみだなぁ運動会。

  • 競技綱引きに取り組む人々の物語。工場経営者の真島、真島の娘の朱音、アンカー(一番後ろ)の三池をそれぞれの章の主人公として、地域再興、チームワーク、人生再出発などが熱く語られる。自分にとっての「綱引き」は運動会の種目の一つ。「競技綱引き」にこれほどたくさんの細かいルールがあるとは知らなかった。

    東京蒲田が物語の舞台。アイルランドの留学生ケリーの熱意により、真島は10年以上前の栄誉を再び味わいたいと、綱引きと向き合うことに。朱音を監督にするのが最適だというケリーの意見に納得し、彼女に打診するのだが…。正直のところ、第一章は少々退屈だった。綱引き復活への熱意が、直接的に伝わってこない。ケリーの「途中退場」の経緯は作られたもののように感じてしまった。

    けれども第二章で朱音の心が語られると俄然面白くなってくる。彼女はリーダーの心得を研究、心を鬼にして父を「切る」。参加メンバーの人生もそれぞれで、これまでの不完全燃焼を何とかしたいという元スポーツ選手や、彼らを取り巻く面々の様子は興味深い。週2回の練習と週末の練習試合ときけば、ほとんど趣味の世界だと思うが、彼らにとっては人生をかけた戦いである。

    第三章ではいよいよ競技の醍醐味が語られる。元力士の三池から見た、元ラグビー選手の永本と区役所職員立川の衝突は、コミカルな描写で「あるある」ではないだろうか。朱音の掛け声と、8人の選手同士が引き合うときの駆け引き、力いっぱい戦った後の疲労困憊の様子など、試合の緊迫した情景が伝わってくる。「お大事に!」と言う習慣がこのチームらしさなのだと思った。できれば映像を見てみたい。

  • 綱引きが熱くなるスポーツだとは思ってもいなかったです。
    意外なジャンルですね。
    少し上手くいき過ぎな感じはしたけど面白かったです。

  • Amazonの紹介より
    綱引きで、人生再起動! 商店街から世界を目指せ――
    一本の綱を引き合い勝敗を決める「綱引き」。五輪の正式種目だった時代もある、歴としたスポーツ競技だ。東京・蒲田の綱引きチーム「プルスターズ」は、商店会結束の象徴として発足。全国大会優勝の実績も持つが、主力選手の高齢化や長引く不況の影響で休眠状態に。しかし、チーム最年長53歳のキャプテン真島と、アイルランドからの留学生ケリーとの出会いがきっかけで、5年ぶりにチームを立て直すことになった。母国では綱引き選手として活躍するケリーの指導で、ふたたびの日本一を目指し、練習をスタート。真島はスポンサー探しや新メンバー募集に奔走するも、道のりは平坦ではなく――。
    堂場瞬一が圧倒的迫力で放つ、日本初の「綱引き小説」!!


    堂場さんの作品というと、警察小説が最初に思い浮かぶのですが、「チーム」といったスポーツものも手掛けていて、最初は驚きました。
    苦悩していきながら、良いスタートではないけれども、段々と成長していくうちに気持ちの良い達成感に清々しい気持ちにさせてくれました。

    この作品でも、同様な要素が含まれていて、清々しさ、感動を与えてくれました。
    扱っていたのは、綱引きです。綱引きというと、よく運動会といった学校で行われたぐらいで、大人になってからは全然触れることはありませんでした。

    作内では、綱引きを競技とし、色んなルールが紹介されていたのですが、知らないことだらけでした。
    ただ単に綱をつかんで引っ張るのではなく、掛け声とともに静止したり、一気に引っ張ったりと「競技」として見た時の熱気が伝わってきて、グイグイと惹きこまれました。

    休眠状態だったチームが、どうにかして再起しようと奔走するのですが、色んな「壁」を乗り越えていく描写に、自然と応援したくなりました。
    といっても、所々偶然すぎないか⁉と思うところもしばしばありました。

    若手がいないので、誰かスカウトしようと思った矢先に、元スポーツ選手が実家に戻ってきたり、応募してきたりと1回ならまだしも、複数回そういったことが発生するので、思わずツッコみをしてしまいたくなりました。

    内容の構成としては、全3章で、章が変わるごとに主人公も変わります。最初は真島、次の章では真島の娘、最後は・・といった具合になっています。
    主人公が変わることで、それぞれの悩みやそれぞれの立場でどのように考えているのかも垣間見れたのが良かったです。

    選手として、監督として、途中参加の者としてなど、それぞれの立場で、どうチームに貢献していくのか。ダメな状況が立て続けに起きるのですが、それがあったからこそ、最後の展開にグッとくるものがありました。

    綱引きを取り扱った小説は初めてでしたが、運動会で想像するような雰囲気とは違い、熱気があふれていて、ぜひ生で見たくなりました。

  • 綱引きの試合を生で観たくなった。

  • 「プル!」
    綱を引く合図だ。

    綱引きといえば運動会で誰もが経験していると思う。

    その綱引きには、「競技綱引」という世界がある。

    一本の強靭なロープを8人1組のチームが引き合い勝ち負けを競う。
    単純明快なルールの中には、過酷なトレーニング、緻密な駆け引きがぎっしりと詰まった奥の深いスポーツである。

    真島製作所 社長の真島は、かつて全国優勝もしたことがある「プルスターズ」の選手だった。
    しかしチームは感染症終息後も休眠状態のままで、やり切れていない感を抱えていた。
    そんな時、アイルランドからの留学生で綱引選手のケリーと知り合う。
    ケリーをチームに引き入れれば、チームが復活し、活動を再開できるのではと考えた真島はチーム再開に動き出した。

    「燃え尽きない症候群」
    やり切れていない男たちが綱引と出会い、自分の納得できる夢や目標を求めて打ち込んでいく、そんな姿に綱引の真骨頂を味わえる小説です。

    試合のシーンでの「プル!」のセリフに、自然と本を持つ手に力が入る。

    読後感爽快、堂場瞬一ならではの熱い綱引の世界を楽しんでください!

  • 作者のスポーツもの、結構好きで見つけたら読んでる
    最後の試合をもっと盛り上げてほしかったかもしれないが、悪い人が出てこなくて爽やかな気分で読了した
    映像化もありそう

  • 堂場瞬一先生も警察wものでなければスッキリハッキリwのスポ根物が書けるんですから、ペース半々でどうですかね。屈託のない綱引き物語。連日の猛暑ですがへばってましたが元気をもらいました。

  • もう少し、深掘りして欲しかったかなぁ…
    綱引きなんて、小学校の運動会種目ぐらいの感じしかなかったが、この物語を読んで、こんな素晴らしいスポーツなのかと思った。
    ただ、選手の気持ちや、大会の駆け引きなど、もう少し細かく描いて欲しかった。

    優勝おめでとう!

  • 社会人綱引きの青春本
    ここまで本格的に練習しているのかわからなかったがさらっと読める。

  • とっても熱くて力強い本だった。分厚い本なのにケリーが早くに離脱したので、どうなるのか、モチベーションは保てるのか心肺になったけれど、取り越し苦労に終わって安心した。話し手が分かりにくかったのがやや残念。

  • お大事に!
    いい掛け声ですね

  • 『燃えつきない症候群』というのは始めて聞いた言葉だけど、とても共感できた。熱い男たちが綱引きの奥深さにのめり込み、チームワークを作り上げていくのは、純粋に気持ちが良かった。チームワークは、『思いやり』の気持ちでできていくものなんだろうなと思った。

  • 日本人ならみんな知っているであろう綱引き、しかし、競技綱引きという世界を知っている人はどのくらいいるだろうか。8人制、体重制限あり、適切な角度、全国大会…知らない世界を覗くことは面白い。作中の綱引きチームは社会人チーム、40,50代のいわゆる中年の世代ばかりだ。そんな、中年チームが若手を迎えながら、目標に向かって邁進する。
    自分自身、学生時代にチームスポーツに取り組んでいた経験がある。競技に魅力を感じて始め、続けられたのは、所属するチームにも魅力があったからだと思う。同じような経験をして人は多いのではないだろうか。本作品でも同じように、競技から入り、チームとしての魅力を感じながら登場人物が成長していく。
    作中に「何度も出てくる綱引きは究極のチームスポーツ」という言葉がある。きっと熱気と迫力があるのであろう。是非、本物を見てみたい。
    綱引きという自分の知らない世界に触れ、チームで切磋琢磨する姿に共感ができた一冊。

  •  綱引きを題材にしたスポ根、人情小説。どうしても先の予想がつきやすくなってしまうが、逆に安心して読めるとも言える。

  • 小学校とかでの綱引きを思い出した。この本読んで最高、真島も腰が悪くなり引退。その後自然に三池に変わり、最後は腰痛に悩まされ試合には医者親も見に来た。全てが良い方向に、遠い国アイルランドからケリーも駆けつけてくれ。相撲では味わえない団体競技 心が一体になり、これほど面白い競技はないと思った

  • 大変面白かった
    読んでいる自分も自然と身体に力が入って頭の中で一緒に綱を引いていた
    主人公が真島から知らぬうちに三池に代わって行くのが自然で良かった
    スポーツとしての綱引きを観たくなった

  • 綱引きがテーマの本を初めて読んだ。
    綱引きをやってみたくなった。

  • 商店会結束の象徴として発足した綱引きチームの「プルスターズ」。メンバーの高齢化や不況の影響で休眠状態だったが再び全国大会優勝を目指して再始動する。綱引きでここまで読ませられると思わなかったぞ!運動会種目のイメージしかない綱引きだが、舐めちゃいけない。

  • 4.1

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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