白銀ジャック (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 1419
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408550046

作品紹介・あらすじ

「我々は、いつ、どこからでも爆破できる」。年の瀬のスキー場に脅迫状が届いた。警察に通報できない状況を嘲笑うかのように繰り返される、山中でのトリッキーな身代金奪取。雪上を乗っ取った犯人の動機は金目当てか、それとも復讐か。すべての鍵は、一年前に血に染まった禁断のゲレンデにあり。今、犯人との命を賭けたレースが始まる。圧倒的な疾走感で読者を翻弄する、痛快サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • スキー場シリーズ 1

    新月高原スキー場に、ある日
    「ゲレンデに爆弾を仕掛けた」
    という脅迫メールが届いた。
    犯人からの要求は、現金3千万円。
    事件が明るみに出れば、確実にスキー場のイメージは、地に落ちる。
    警察には知らせないで、隠密裏に、解決金を渡す事に。

    犯人からの要求は、2度、3度と続いた。

    事件の裏側には、採算の取れないエリアを切り捨て、スキー場を売却しようとする、会社の思惑が絡んでいた。

    スキー場のパトロール隊、根津昇平が、スノーボーダーの瀬利千晶と、見事な滑りで、犯人を追い詰める。

    この二人、確か、雪煙チェイスで、結ばれるんじゃなかったかなぁ。

    とにかく、面白かった。

  • スキー場シリーズの第1弾。
    スキー場に届いた脅迫状。
    それに対応、対抗するゲレンデの現場の従事者、そして経営者。
    正義と組織の狭間の葛藤。そして脅迫者の驚く真相。
    結末はとてもビックリしました。
    背景の悲しい事件も相まって。
    最後の成り行きは少しご都合良すぎとも思いましたが。
    総じてスリリングな疾走感を楽しめた作品でした。


  • 読むなら今でしょ!と、積読10年、この冬にやっと手にしました。

    20代前半にやっていたスキーが蘇り、並んだリフトやナイター、新雪、アイスバーンetc,思い出の中ではまだ滑れた楽しさ(^o^)

    爆破予告が届き、スキー場を丸ごとジャックされる。登場人物多く、皆んな怪しげに見える東野圭吾サスペンス。

    結末やトリックには賛否両論ありそうだけど、スピード感がスリルを押し上げ、面白ろかったからまぁ良し○

  • 東野圭吾さん、スキー場シリーズ第1弾!

    渡辺謙さん主演でドラマ化もされた今作。

    スキーあまり分からないから敬遠してましたが、
    だからこそ?とても面白かった!

    スキーを題材にする意味がしっかりありましたね。
    緊張と緩和がちょうど良かった!

    個人的に根津昇平の実写は、
    田中圭さんが良かったかなぁ?なんて。笑

  • 最後まで犯人がわからない!
    先が気になって一気に読みました!

  • 最近、緩い日常モノばかり読んでいたので、久々に東野さんの事件モノを読んでスピード感溢れる文章に酔いしれた。
    爆破予告されたスキー場と様々な人間関係を描く。犯人に関しては概ね予想がつく感じだが、その種明かしに色々な要素が加わって面白くて、読むスピードも早くなってしまった。ただ途中の展開で某パトロールの単純さと正義感だけの薄っぺらい姿が鼻についてイライラしたりもした。こういう男、苦手。
    でも、私のようにスキーもスノボも興味なく、行ったこともない人間でも楽しく読める作品でした。

  • <軽>
    とても面白い小説です.

    ですが,現在進行形で『徳川家康 山岡荘八 全26巻』を懸命に読んでいる僕にとっては,いわゆる息抜き的な本です.

    いやぁでも東野圭吾は実に分かりやすくて良い.これは僕らの世代で云うと,まあ赤川次郎の作品と同等ですね.
    いやいや決して揶揄している訳では御座らん.でもなんで『白銀ジャック』って題名なの?ジャックって誰? ま,いっかwww

    まあでもともかく,家康の物語はひどく頭を使わっしゃるので,それに比べれば,ということでひとつここはご容赦くだされ.m(_~_)m(すまぬw)

    • obayashigeさん
      バスジャック的な感じですね。
      ゲレンデジャック。白銀ジャック。
      バスジャック的な感じですね。
      ゲレンデジャック。白銀ジャック。
      2020/05/22
  • あぁ~~~っ!

    キラキラと舞う粉雪の中を突っ切って、飛ぶように滑り降りてくこの感じ!

    こんな爽快感味わえたのはホント久し振りだったかもっ。
    (スキーはもう~ずっとご無沙汰してましたので♪)

    前を滑っている後姿の犯人(スキー場に爆弾を仕掛け、現金受け取りさっさと逃走中・・・)は、
    かなりベテランのスノーボーダー。


    猛スピードで追撃するも、
    するり、するりと身を交わし、なかなか追いつくことが出来ない。

    だが、物語のシュプールを辿って推理してみると、
    犯人が誰かの憶測は何とかつきそうなのだが・・・

    果たして
    本当に彼が犯人なのだろうか?

    迷いのなかの追跡途中、
    なんと犯人は30メートルもの幅のある崖を物ともせずに飛び越え、悠々逃走。。。

    華麗なる離れ業(真相)を魅せ付けられた私は
    もう~、
    ただただうっとり。。。

    ミステリー小説って、溶けない(解けない)事も魅力のうちなんだなぁ~
    と、これまた大満足の一冊でありました。

  •  スキー場シリーズ第1弾。ウィンタースポーツにまったく明るくないこともあり、このシリーズはそんなに好きではないが、シリーズ中1番面白かった作品。東野氏のウィンタースポーツへの愛をひしひしと感じる。ちょうどオリンピック時期なので、映像でこんな感じだろうかと想像できるのも良い。
     スキー場に爆弾を埋め経営会社を脅迫するというスケールの大きい話だが、動機がそれなりに納得でき、犯人たちとの雪上チェイスも臨場感たっぷり。脳内に映像がありありと浮かぶ。隣県のスキー場はおしゃれな展望デッキを作って夏場の集客アップを狙っていたが、あそこの経営はまだ順調なのだろうか、と色々考えた。

  • 祝東野圭吾20作目。

    シンプルな展開で、マスカレードホテルくらい読みやすかった。ただ、最後の恋愛発展に関しては??

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

「2022年 『希望の糸』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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