白銀ジャック (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 11296
レビュー : 1328
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408550046

作品紹介・あらすじ

「我々は、いつ、どこからでも爆破できる」。年の瀬のスキー場に脅迫状が届いた。警察に通報できない状況を嘲笑うかのように繰り返される、山中でのトリッキーな身代金奪取。雪上を乗っ取った犯人の動機は金目当てか、それとも復讐か。すべての鍵は、一年前に血に染まった禁断のゲレンデにあり。今、犯人との命を賭けたレースが始まる。圧倒的な疾走感で読者を翻弄する、痛快サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • 最近、緩い日常モノばかり読んでいたので、久々に東野さんの事件モノを読んでスピード感溢れる文章に酔いしれた。
    爆破予告されたスキー場と様々な人間関係を描く。犯人に関しては概ね予想がつく感じだが、その種明かしに色々な要素が加わって面白くて、読むスピードも早くなってしまった。ただ途中の展開で某パトロールの単純さと正義感だけの薄っぺらい姿が鼻についてイライラしたりもした。こういう男、苦手。
    でも、私のようにスキーもスノボも興味なく、行ったこともない人間でも楽しく読める作品でした。

  • あぁ~~~っ!

    キラキラと舞う粉雪の中を突っ切って、飛ぶように滑り降りてくこの感じ!

    こんな爽快感味わえたのはホント久し振りだったかもっ。
    (スキーはもう~ずっとご無沙汰してましたので♪)

    前を滑っている後姿の犯人(スキー場に爆弾を仕掛け、現金受け取りさっさと逃走中・・・)は、
    かなりベテランのスノーボーダー。


    猛スピードで追撃するも、
    するり、するりと身を交わし、なかなか追いつくことが出来ない。

    だが、物語のシュプールを辿って推理してみると、
    犯人が誰かの憶測は何とかつきそうなのだが・・・

    果たして
    本当に彼が犯人なのだろうか?

    迷いのなかの追跡途中、
    なんと犯人は30メートルもの幅のある崖を物ともせずに飛び越え、悠々逃走。。。

    華麗なる離れ業(真相)を魅せ付けられた私は
    もう~、
    ただただうっとり。。。

    ミステリー小説って、溶けない(解けない)事も魅力のうちなんだなぁ~
    と、これまた大満足の一冊でありました。

  • 新月高原スキー場に、”ゲレンデに爆弾を埋めた。爆発されたくなければ3000万円支払え”との脅迫メールが。スキー場側は、警察に通報せずに身代金を支払うが、続けて追加の身代金要求が。その時スキー場には1年前に、事故で妻を亡くした夫が滞在していた。犯人の狙いは・・・
    テンポ良く、スピード感もありいっき読み。

  • さすがです、完全に騙されました。私、こういうのでトリック見破れたこと一度もないです。それはともかく、スキーやスノーボードの描写がとても活き活きとしていて、つられて「私もスキーしたいな!」と思いました(小並感)。

  • 雪山、スキーと、この季節にぴったりの一冊。
    スピードに乗って犯人を追うシーン、風を切る音が聞こえてきそうでした。

  • や~っと図書館から廻ってきた。が、最近凄くやっつけ仕事的なものを感じるんだけど・・・。面白くない事はないし凄く読み易いとも思うんだが、何もかも予定調和で綺麗に収まり過ぎ。ガリレオシリーズや「マスカレードホテル」、加賀恭一郎シリーズ等に比べると面白さの質が違う。はっきり言って落ちる。そんなに沢山書かなくてもいいのでは?

  • 脅迫事件の真犯人を追っていく話ですが、あまりにも真相と終わり方が陳腐すぎました。

  • 読みやすさ、物語の構成、スピード感はさすが東野作品ともいえる物語だった。
    だが、何かが足りない。何故か残るものがない。
    書き慣れた作家が無難にまとめた物語のような気がしてしまう。
    東野作品の魅力がまったくないと言ってもいい。
    脚本の原案として書かれたものならばこれでもよかったのかもしれないが、ひとつの完成した物語として読むと物足りなさは半端ない。
    登場人物たちも事件に振り回されるばかりで、そこにあるはずの人間ドラマがまったく伝わってこない。
    というよりも、伝えようとする気配さえもない。
    犯人にはそれなりの思いがあったはずだ。
    贖罪、義憤、そして二度と後悔したくないという強い思い。
    にもかかわらず動機に関する場面はあっさりと描かれている。
    東野圭吾というネームが持つ力は、ときに読者に想像以上の期待を持たせてしまう。
    より進化したものを、より面白いものを、より楽しめるものを。
    どうやらこの物語に関しては期待が大きすぎたようだ。

  • 2017/02/01

  • 再読。
    疾風ロンドの前編、になるのかな。
    最近スキーしていないなぁ、とかぼんやり考えながら読みました。・・ありそうな、なさそうな展開。。

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著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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