鳥取砂丘の青い風 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408550152

感想・レビュー・書評

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  • 続きを読みたい。
    東京駅〜名古屋駅間は知っている駅が出てきて楽しかったけど、その後は知らない地名ばかり。
    それでも鳥取五郎・春野モカ・判沢一平、瞳・高森、そして美のキャラクターが濃すぎてそれをカバー。
    《あせらない、グチらない、怒らない、落ち込まない、あきらめない》五郎の五つの戒めのようなものを、私自身も見つけられるだろうか。
    ーーー
    ガケっぷち男は癒しを求め各駅停車の旅に出た
    美人妻と二人の娘。ちょっとメタボなサラリーマン鳥取五郎は充実した日々を送っていた……つもりだった。だが、夏休みの家族旅行で妻の不満が爆発!おまけにまさかのリストラ宣言にキレてクビ! 翌朝起きると妻子は姿を消していた。激しく落ち込んだ五郎は、東京発・各駅停車の旅に出た。その旅先で出会ったキャバ嬢と天才中学生。かれらもそれぞれに心の傷を抱えていた。

  • ちょっと大袈裟かもしれないですが
    生きる希望が湧いてくるような小説。

    いい悪い別にして、とても好きな話です。
    ドンコ列車に乗ってのんびりの旅もいいなと
    そして、まだ見たことがない鳥取砂丘に
    行ってみたいと思います。

  • 妻に逃げられ、会社も首になってしまったサラリーマンが、東海道線を各駅停車の旅に出る。書き下ろし「レイルロード小説」第1弾。

    ガケっぷち男は癒しを求め各駅停車の旅に出た
    美人妻と二人の娘。ちょっとメタボなサラリーマン鳥取五郎は充実した日々を送っていた・・・・・・つもりだった。だが、夏休みの家族旅行で妻の不満が爆発!おまけにまさかのリストラ宣告にキレてクビ!翌朝起きると妻子は姿を消していた。激しく落ち込んだ五郎は、東京発・各駅停車の旅に出た。その旅先で出会ったキャバ嬢と天才中学生。彼らもそれぞれに心の傷を抱えていた。(実業之日本社文庫より)

  • ミステリーかと思って読んでいたら、違った。。
    でも、意外とこういう作品もいいかも♪
    結局、、吉村氏の作品が好きなんだと改めて思った(笑)
    新シリーズらしいけど、次の作品を早く読みたい。
    作品について言うと、、
    こういうサラリーマン、、本当にいるんだろうか。。
    それ以外は、意外と面白く読めた。
    ただ、、ラストが今の時代だなと思ったけど、、うまくいきすぎかな。。

  • 主人公には幾多の修羅場と深刻な現実が覆い被さるが、結末は意外とあっさり終わる。でも、ほんのり温かい気持ちにもなれた作品。
    作者のあとがきには、シリーズ第二弾もお楽しみに!的な感じで終わっているが、この話はこれで終わってくれた方がいいような気もする。家族崩壊第二弾ってこと・・・?

  • この作者、こんな話もかけるんだなとまずは思った。
    夫婦関係崩壊、リストラとなんとなくお決まりの話に
    なりそうで、危惧したのだが、読み進めていくに従い
    登場人物の人生が絡んできて面白い展開に。
    エンディングがちょっとあっさり過ぎなんじゃないかと、
    思ってしまうが、よい話だった。

  • 珍しいタイプの小説だったと思う。
    各駅停車でというのはなかなか良い。

    私は鳥取県出身で今は京都在住なので楽しく読めた。

  • 微妙…(苦笑)

  • 2010/11/13 Amazonより届く。
    2015/12/8〜12/10

    吉村さんのレイルロード小説と銘打った新シリーズ。いつもながらサクサク読めるストーリーで、得意の深層心理ものである。このシリーズは何作出てるのかな。おそらく完結していないだろうことが残念。

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著者プロフィール

東京生まれ。一橋大学卒業後、ニッポン放送ディレクター、編成プロデューサー、 扶桑社書籍編集長を経て1990年より専業作家。
1986年扶桑社在籍中に執筆した『Kの悲劇』でデビュー。2009年10月発売の『蛍坂』が200冊目の著作。
2011年9月ライフワークの『魔界百物語』がスタート。100本の書き下ろしミステリーに挑む。

「2012年 『幻影城の奇術師』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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