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- Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408550336
作品紹介・あらすじ
ぼくが/見たいのは/生きて/輝いている無名の時間-踏みつぶされたアルミ缶、路上の犬のウンコ、黒板の俳句。雑踏のネオン、空に浮かぶ雲、人気のないカフェ。都会の片隅で、はかなくも力強い光を放つ名もなきものたちに目を向け、そのささやかな美しさを詩人・谷郁雄が言葉につむぎ、リリー・フランキーがファインダーに収めた幻の写真詩集。待望の文庫化。
感想・レビュー・書評
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資料ID:92111567
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無用のゴミが、
その気楽さで圧倒的な
かがやきを放つ。
写真と詩。
かすんでたり、
くもってたり、
一面だったり、
光を放ったり。
リリーさんの目の中の景色たち。
やさしいやさしい東京タワー。
そして、谷さんのことば。
通勤の電車のなかで、
何ともいえない気持ちになった。
やさしいやさしいことば。
始まり、終わり、
喜び、寂しさ、希望、悲しみ、
生、死、
わかってるんだけどね。
どうしても、
私は心地よい方を求めてしまうのね。
それが出来なくて、
悩んで悲しんで苦しんで、
それを憎んで、
はまりこんでどこかに不満を持って。
そーゆーのもうやめようと思える。
とおくの見えないあの人ではなくて、
近くてそばに居る日常を
命を描いてくれています。
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