排除 潜入捜査 (実業之日本社文庫)

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  • 実業之日本社 (2011年8月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784408550442

みんなの感想まとめ

暴力団撲滅を目指す主人公の姿勢が際立つハードボイルドアクションが展開される本作は、環境問題をテーマにした物語が魅力的です。潜入捜査シリーズの第2弾として、非道なヤクザの描写や登場人物の背景が徐々に明ら...

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ2作目。舞台は海外へ。因縁の相手、新市との対決に決着。とはいえトドメを刺したわけではなく、法で裁かれる状態になっただけなので、もしかして後日復活、再度佐伯と対峙する展開があるかも…、などと思ってしまいます。

    それにしてもヤクザの手口は残忍ですね、赤子を刺すシーンや車で相手を轢く、ガソリンを掛けて相手を焼くなど、読みながらも「うわっ」と思うシーンが多々あります(今野敏のこの手の描写もだいぶ慣れましたが)。おまけに彼らはいざとなれば銃で武装するわけで、そんな相手に立ち向かう佐伯の武器がお手製の手裏剣やパチンコ玉だけというのがなんとも心許ない。1作目のレビューで類似点が多いとした特殊防諜班シリーズで自衛隊などあらゆる機関を動かして味方につけていたのと比べると実に対照的です(ちょっと物足りないと思うこともなくはないのですが…)。

    だが、そこは佐伯流活法、山の民を彷彿とさせる「撃ち」などを駆使して相手を打ちのめしてしまいます。どんだけ強いんだ、と思わせる無敵ぶりですが、シリーズの進展に伴ってもっと強敵が現れるのかしら。

    それにしても環境犯罪研究所の所長の内村の出自がまだ明らかになっていないのが気になります。ここにまだ秘密が隠されているような気が、それも佐伯や白石の出自に関係するような秘密があるのではないか、そして3人は出会うべくして出会った、という展開なのではないか、と気になってしまい、先へ先へと読み進めてゆく流れになってきました。

    追伸:本作では海外が舞台ということで、マレーシアの人たちとの通訳を介したやりとりがちょっとまどろっこしいなと思いました。

  • 暴力団をとにかく撲滅させようとしている佐伯。
    暴力団は残虐でなんら認める事の出来ない設定となっており、ハードボイルドアクションエンターテインメントと言える内容だと思います。
    環境問題を軸に海外へも展開していく物語は、現在でも問題になっていることであり、興味を持ちました。

  • 潜入捜査シリーズ第2弾。今回も佐伯さん頑張りました。ヤクザの非道さにはちょっと引いてしまったが。景子さんの出自も明らかになりつつ、内村所長はまだまだ謎のままでこれからも楽しめそうです。

  • シリーズ第2作。

    コッテコテの上にさらにコッテリとした“ステレオタイプなヤクザ像”に、失笑。

    執筆されたのが20年以上前だと考慮すれば、許せる範囲内。

    極端にデフォルメされた(まあ、“芯”は
    外してないのだろうけど)環境犯罪の描き方も、どこか引っ掛かるものは残るが……ある意味では分かりやすい勧善懲悪なストーリーには、不思議な引力があるもので(笑)。

    十分に楽しく読めた。

    続きもきっと、買うだろうな。

    ★3つ、7ポイント半。
    2013.11.07.了。

    ※格闘場面は、かなりの迫力があった。

    ※90年代のヤングジャンプやビッグコミックスペリオールあたりで漫画化されたなら、人気が出ただろうな。
    (井上紀良とか、池上遼一とか、叶精作とか)

  •  1992年(平成4)3月に暴対法が施行された。指定暴力団とされ、8万人近くいたが現在は半分近くになったという。日本での活動が困難になり、海外に暴力団が進出した。日本のヤクザが東南アジアで活躍する物語。それを取り締まるのは、日本の警察ではやりにくい。環境犯罪研究所に出向させられた、佐伯涼がマレーシアでの活躍となる。着眼点はおもしろい。
     『潜入捜査』シリーズ第2弾。日本の商社が出資したマレーシアレアメタルの採掘所の周辺住民の子供が白血病に倒れた。採掘所には、放射性物質が置かれていた。その影響で、子供が白血病になったと住民はいう。
     そこへ日本のヤクザが、やってきた。マレーシアンレアメタルは、親会社にはヤクザが絡んでいた。会社の要請でヤクザがやってきたのだ。病気になった子供を抱いていた婦人がいた。そのヤクザは、子供を刺し殺す。ヤクザは子供は、白血病で死んだわけではない、事故で死んだのだという。
    そこにいたおばあさんは、「日本人は戦争の時にもそうやって殺した。日本人は鬼だ」
    といった。ヤクザは、即座におばあさんの喉元を斬った。おばあさんは死んだ。
    住民に対して、ヤクザは、住民が反対すれば、こうなるという。
    暴力を振るったのは、泊屋組の若衆頭の新市(あたらいち)だった。
    また、その関連会社がゴルフ場を建設するのに、地元民が反対している。その活動家を捕まえて、車で轢き殺そうとする。やることが、えげつない。そのヤクザと現地会社マレーシアメタルは、マレーシアの警察と癒着し、住民の訴えを無視する。住民も報復を恐れて、警察に訴えもできない状況。
     その問題を対処するために、環境省の外郭団体「環境犯罪研究所」の内村所長は佐伯涼と英語、フランス語、スペイン語を話す白石景子を派遣した。拳銃も手帳も取り上げられた元マル暴刑事・佐伯涼がマレーシアに飛びヤクザに対処する。佐伯涼は、先祖伝来の武術「佐伯流活法」を使う。
     ヤクザは、日本と連動して、佐伯涼の関連した人を脅す。そんな中で、佐伯涼は、新市と対峙する。佐伯涼のヤクザ狩りが、マレーシアでも始まる。

  • 2023.02.14 Audibleにて完聴

    潜入捜査シリーズ第2弾。
    in マレーシア

    相変わらず、ヤクザの腐った描写がエグい。

    爽快感はあるけど、ちょっと飽きてきた。

  • いきなり目を覆痛くなる描写から始まり、少し抵抗はありましたが、前作に引き続きアクションシーンが素晴らしく、村の人達も一緒に戦ってくれたシーンは本当に胸熱でした

  • Audible聴了。
    佐伯流活法の佐伯亮『潜入捜査』シリーズ第二弾。今回は日本の商社が出資した、マレーシアの採掘所やゴルフ場開発で反公害運動封じ込めのために暴力的な見せしめを住民に行なう日本のヤクザに元マル暴刑事佐伯亮が鉄槌を下す。
    今野敏作品は今回もスカッとする。

  • 今回の任務は、所長の内村に言われマレーシアに行く事になった。そこでアース採掘所に備蓄されている放射物質で村の住民が白血病になったからだ。しかし裏に坂東連合が絡んでいて、泊屋組の新市章吾は子供だろうが老人だろうが関係なく殺してしまった。佐伯涼は一人で排除出来るのか。今回は危険な目にあっても戦う事をやめなかった村人のお陰だと思いました。こんなヤクザのいない国にしたいです。

  • 潜入捜査第二弾です。
    マレーシアまで行ってくださいと内村さんに言われて 海外でも大暴れの佐伯さんでしたが
    とどめをささなくても よかったのでしょうか?心配ですよ。((((;゜Д゜)))

  • あまりに痛い描写、残酷な描写に「誉田さんだったっけ?」と思ってしまった。死んでしかるべき、と思うけれど警察に委ねるのか・・・。そりゃそうか。戦いのシーンで、ちょっと説明が多くて詰まりそうになったのだけど、説明がなければ佐伯が使う拳法の事は分からないだろうし、でちょっと読み手として複雑な気持ちでした。

  • 飛び道具は卑怯

  • 潜入捜査シリーズの第2弾。
    佐伯涼と白石景子は、内村所長の指示でマレーシアへ。
    レア・アース採掘所がある村の住民が次々と白血病になり、村民が訴訟を起こします。採掘の邪魔をされた日本の出資会社は、ヤグザを現地に送り込み、彼ら仕込みの脅しで訴訟を取り下げようとする。

    「ここまでヤクザを悪く描かなくても」と思ってしまうくらい、ヤクザが残忍なことをします。この小説を当時読んだヤクザが『今野、オラ!』ってならなかったのでしょうか。

    私が佐伯なら、二度と同じことをさせないために、最後はアイツを……。
    完全にハマっています。

  • 古武術警察もの第二段。

    面白くはあるが、深みがないような…

    第三弾を読むかちょっと迷う程度の面白さです。

  • ヤクザがマレーシアで放射性物質の不法投機
    訴えた住民を佐伯が殺したヤクザの兄弟分が殺す
    白血病になった子供と老婆を殺した
    ゴルフ場開発では地元の環境保護団体
    ヤクザはリーダは車でひいたが、一命をとりとめた
    リーダーがヤクザの暴力に屈した
    若者はヤクザに焼かれたが、一命をとりとめた
    それを知った佐伯が地域住民と協力してヤクザを倒す
    今回は殺さず、住民にトドメを譲ったが、住民は法にまかせた
    新しい仲間は弁護士。ヤクザの弁護士のやり方を防止する方法を伝授し、佐伯の後輩、奥田刑事がそれを実行
    ヤクザが組の構成員である証拠をとった
    内田は、ヤクザを倒すのは、民族問題と回答

  • 今度はマレーシアが舞台。タイトルイメージとはだいぶ違うが、気楽に楽しめる。佐伯周りの人間関係の変化も楽しめる。ただし、描写はかなり暴力的。

  • 佐伯シリーズ。
    今回の舞台は海外で、でも相手はやはり暴力団。
    村人への痛めつけ方がひどくて、描写だけで顔をしかめてしまったほど酷かった。次を早く読みたい。

  • 今野敏による潜入捜査シリーズ第二弾。
    本作の主な舞台はマレーシア。日本企業によるゴルフ場建設や森林伐採などが問題視されていたバブル期の時代背景が垣間見える作品となっており、その裏に暗躍するヤクザたちとそれに対抗する佐伯たちとの戦いが描かれる。
    物語としては前作同様、格闘シーンに重きが置かれている印象。冒頭は放射性物質を含む産業廃棄物処分の問題や自然破壊の問題を解決するために佐伯たちがマレーシアに赴くことになったという結構重いテーマを内包していたはずが、放射性廃棄物の話はいつの間にかどこかに行ってしまい、マレーシアまでやってきたヤクザとの格闘とその親分格の組を潰すということに主眼が置かれていく。
    テンポが良く、非常に読みやすいのでサクサク読め、かつ王道の勧善懲悪モノ、主人公がやたらと強いという安心感もあり、あっという間に読み終えられる印象。ストーリーはサラッとしているが、読後感は悪くない。
    所長の内村が相変わらず謎の存在のため、続編でどんな展開を見せるのかにも期待がかかる。

  • マレーシアに行っちゃった。
    確かに先進国って外に出て行ってその地の大切なものを金儲けのために壊しちゃったりするんだろうなぁ。
    村の人と団結したところはジーンと来た。
    続きものみたいだから次もよみたいな。
    秘書との仲が縮まってるけど、20歳のガールフレンドはどうした?!

  • いきなり海外の事件?

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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