- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408550510
作品紹介・あらすじ
文豪・泉鏡花の小説『草迷宮』のモデルになった神奈川県三浦半島の旧家でルポライター浅見光彦が取材をした老人は、「金沢へ行く」と言い残して数日後、歌舞伎の「勧進帳」で知られる石川県「安宅の関」で死体となって発見された。浅見は死の真相に近づくため金沢へ向かうが、老人の足跡は意外な場所で途切れていた…。傑作旅情ミステリー、待望の初文庫化。
感想・レビュー・書評
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積読から引っ張り出したもの。
私の地元、石川県と学生〜社会人途中まで住んだ神奈川県を中心としたミステリー。
大変面白く読めたし、外出がままならないこの時期なので少し旅行?した気分になった。
こちらの地元の方言も違和感なく入り込んできて、内田先生さすが!って。
ただ。
私はこの本を読んでいて郷土の歴史について何も知らない事を知って、読みながら勉強にもなった。
戦火を逃れ、地震や台風の被害も今までほとんどなかった石川県に本書のような出来事が半世紀以上前に起こっていたとは。。。
相変わらず探偵ごっこ(テレビシリーズのセリフを借りるならば)が好きな浅見さんは今回も、あちこちに顔を出しては大活躍!最後の美味しいところを持っていかない人柄、嫌味のない人懐っこい性格、好きだな(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何故か紹介DVDがついていたので購入してしまいました。面白いなぁ。
えー、須美ちゃんまつさき泊まったの、いいなぁ。 -
人生初の内田康夫本。
先月金沢に旅行にいったとき、金沢駅の書店で買った。
内田康夫=スカスカの本というイメージを持っていたので、今まで読んだことはなかったが、読んだら読んだで、意外と面白かった。旅先の風土や郷土史なんかちょいちょい挟んでくるし、名所名産もわかるし、旅情ミステリーという分野の面白さがわかった。
内容的には小松空港と自衛隊基地の建設当時の実際にあった反対運動に関わる殺人事件。
謎解きは簡単過ぎて触れる気にもなれないが、たぶんこの2時間ドラマに収まるパターン化された単純さが心地良いんじゃないだろうか。
最近、旅行に行くたびに、ここは寅さんも来たのかな?と気になるのだが、寅さんもパターン化した展開で季節の風物詩みたいな感じがある。内田康夫の作品もそんな感じなのかなと思う。寅さんのお決まりは失恋だけど、内田康夫のお決まりは殺人。ストーリー展開が読めるというのはいい部分もある。
可能性は限りなく低いけど、もしかしたら死ぬ前にもう一度くらいは内田康夫作品を読むかもしれない。
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覚書
金沢(内灘)・富山・仙台・横須賀
須賀智文 綾香
轟:小松警察署刑事
大脇忠暉:轟の妻の父
小金井達也
浅見光彦 -
文豪・泉鏡花の小説『草迷宮』のモデルになった神奈川県三浦半島の旧家でルポライター浅見光彦が取材をした老人は、「金沢へ行く」と言い残して数日後、歌舞伎の「勧進帳」で知られる石川県「安宅の関」で死体となって発見された。浅見は死の真相に近づくため金沢へ向かうが、老人の足跡は意外な場所で途切れていた…。傑作旅情ミステリー、待望の初文庫化。
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久々に浅見光彦シリーズを読んでみた。自分的にはタイムリーに泉鏡花ネタ。珍しく最後まで陽一郎さんの弟であることがバレてなかったwww
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何だかあっさりした印象。
兄との関係もばれぬまま事件解決。
内灘のエピソードが、違ったものだったらどういう展開になったのか、
そんなことを考えてしまった。 -
20120717読了