銀盤のトレース age15 転機 (実業之日本社文庫)

  • 実業之日本社 (2011年12月3日発売)
3.69
  • (10)
  • (27)
  • (22)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 142
感想 : 19
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784408550572

みんなの感想まとめ

成長と挑戦をテーマにした物語が展開され、主人公の竹中朱里がフィギュアスケートの世界で奮闘する姿が描かれています。中学生での怪我を乗り越え、高校での新たな指導や環境に刺激を受けながら、彼女の成長がリアル...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • これ前作ある?
    これが最初のはず。
    小学生でトリプル跳んでいるって凄いな。
    トップ選手ではない少女の成長譚、ジャンプ的で良い。
    次の話に期待。

  •  おもしろかったし、今フィギュアをやってる多くの子たちは多かれ少なかれ朱里の直面した問題にぶつかるのだろうと思う。
     この本を読んで、個人的に作品の出来栄えとは関係ないけれど印象に残ったのは、主人公朱里が時計回りにジャンプを飛ぶことに変更するということだ。理由は以前ジャンプで失敗した恐怖感を払拭する、ということだがそれ以前にもともと彼女が左利きであり、時計回りのジャンプのほうが自然であることがあかされている。いままでそうしなかったのは教えることが出来る指導者がいなかったのと、リンクの練習環境ゆえであったとも。
     この部分を読んで愕然、とまではいかなくても日本がいかに左利きが少なく配慮されていないのか、こんな処にまで影響が(フィクションだけれど)あるのかと左利きの一人としてとても残念。

  • 前作と変わらず、フィギュアファンには嬉しい、丁寧な成長物語。
    伊藤みどりさんの解説、相変わらずのみどり節がよかったです。
    2017/9/26読了

  • スポーツ選手らしく気が強く、かつ少女らしい真っ直ぐな気性の女の子。
    15才ということで、まだ周りに目が行き届かなかったりするんだけど、周りの変化や人々にもまれて成長していく様が生き生きと描かれています。
    若々しい勢いを感じる物語。

  • #フィギュアスケート #高校受験 #ライバル #コーチ

  • 続編があると知りネットで購入。ジャンプの失敗が尾をひいているが、名門校名南に一般入学を決めた。そこから道が開けていく。ずっと目標にしていた親友彩音の不調の理由は。

  • 面白かった。副題がついてるから続きあるのかな、と思って調べてみたらやっぱりあった。そっちも読んでみようと思う。

  • 前作では小学生だった主人公も中学生。進学や怪我による休養、スランプ、親友との関係など、様々な転機を迎える。スケートにただ打ち込み技術の向上を目指したい朱理と、それに振り回されるコーチとの関係は一度ぎくしゃくするが、祖母の言葉から朱理が反省し、修復する。まだまだ子供の朱理がスケートを通して成長していくことが嬉しい。

  • 再読。
    中3の秋、竹中朱里は試合中のジャンプの失敗で足首を骨折。数ヶ月のリハビリ期間に勉強し、スポーツ強豪進学校に合格した。
    高校での基礎からのきちんとしたジャンプやスケーティングの指導に刺激を受け、今までのコーチとの関係がぎくしゃくしたり、本当にありそうな話。

    2012.8.29
    シリーズ2冊目。
    スケートを中心としつつ、怪我、高校受験、ライバルの動向など、青春小説のように感じ。
    フィギュアスケート界の話としては、やや物足りなかった。

  • 泣いたわ…
    続きが気になります!

  • フィギュアスケーターの竹中朱里は試合中に怪我をするが、スポーツ強豪進学校に合格した。そこで怪我で芽生えた恐怖心を拭うため、ある重大な決断をする―。

    とりたてて派手でもなく、かといって地味すぎず、良質で堅実なスポーツ小説。朱里ちゃんが等身大の女の子で、好感度高しでした。

  • ライトノベルというジャンルにしたけど、ちょっと昔の「ジュニア小説」と言った方がいいかも。
    派手さのない良質な青春小説でした。
    スケートのシーンも面白かった。
    登場するスケーターも上手く現実の選手をミックスして「これは○○選手」と特定できないようになってるのがいいな。

  • 何かすごい技を習得するかと思っていましたが、まさか時計回りに転向するとは…。ううむ、ますます目が離せない。
    中学や高校の様子など、スポーツ以外でも楽しめました。

  • 店頭でちょっと気になって購入。
    青春スポーツものに目がないので。

    上を目指すということに目覚めていく朱里ちゃんを応援しながらあっというまに読了。
    左でのジャンプという題材もおもしろかったけれど、上にいけなかった周りの仲間たちの気持ちの表現がよかった。
    小さい時はなんにでもなれる、なんでもできるという全能感の上にいるけれど、成長とともに、自分自身をあきらめなきゃいけなくなる。才能と努力と環境をもった人だけが高みを目指せる。
    そのあきらめとどこで折り合いをつけるのか、思春期の登場人物たちの想いがきちんと表現されていた。

  • フィギュアスケートを題材にした小説が珍しかったことと、名古屋が舞台ということで(私の出身が愛知県なので…)手に取ったこの本。主人公が家族やコーチ達に支えられながら、ライバル達の思いを背負いながら、心身ともに成長していく物語で、全く奇をてらっていない王道中の王道という印象。

    悪く言えばありきたりなのかも知れませんが、フィギュアという題材が新鮮で興味津々だったことと、非常にテンポの速い展開でサクサク読めたことなどもあって、なかなか心地よい読了感がありました。

    内容と読みやすさの点から、主人公の年齢に近い中高生が読むのに最適な内容だと思いました。

  • フィクションではあるけれど、今の日本でフィギュアスケートをしている子供たちの姿をよく映しているのではないかと思われました。登場人物の一人一人が、きっと何人ものスケーターたちをモデルとしているのだろうと。
    学業との両立、成長期の体の変化、練習場所や時間の確保、コーチのこと、陸トレのこと、家族のこと。フィギュアスケートの世界を少し知れたような気がします。
    伊藤みどりさんの解説(エッセイ)も良かった。

  • (No.11-91) 「銀盤のトレース」の続編です。

    内容紹介を、表紙裏から転載します。
    『怪我、進学、心身の変化、スケート少女の転機と成長!

    中3の秋、竹中朱里は試合中のジャンプの失敗で足首を骨折。しかし数ヶ月のリハビリ期間に猛勉強し、名古屋のスポーツ強豪進学校に合格した。フィギュアスケート部でライバル達と切磋琢磨の日々を送るが、怪我で芽生えた恐怖心を拭うため、ある重大な決断をする。
    競技と勉強の両立、家族やコーチ、仲間との関係などを活写した青春フィギュアスケート小説の傑作!』

    実は私は「銀盤のトレース」より先にこっちを読んだのです。というか、前作を知らなかった。これを読んでから調べて、だから題名に age15 転機 って付いてるんだと分かりました。

    前作では小学生だった朱里は中3になり、進学先のことで悩みます。公立中学に3年間通ったことはかなり大変でした。学校は少しは配慮してくれましたが、公立校なのでそれほど特別に扱ってはもらえないし、浮いてるというか沈んでるというか、別にイジメられてるわけではないけれど忙しすぎて学校では友達もできません。友達はやはりスケート仲間です。高校でもスケートを続けるつもりなら、公立では不可能です。
    でも普通に私立高校へ行くのはお金の面で朱里には遠慮がありました。姉の瑠璃は本当は私立に行きたかったのに、結局公立に進学しました。朱里のスケートにお金がかかることが分かっていたから。
    だから朱里はスポーツ推薦で授業料免除で入れる私立にしようと考えます。でも本当は朱里の実績ではスポーツ推薦の対象にならない、もっと難易度が高い私立に入りたいのです。でもそのためには学力が足りないし、学費の問題もあります。
    学費のことで遠慮することはないと朱里に言ってくれたのは、瑠璃でした。自分は今の高校に入って良かった、生活は充実している、だから遠慮しないでと。
    さあ、足りない学力を何とか頑張らなくては!

    別にスポーツをやってなくても、高校選びは大変です。大学はどうしてもダメならやり直しが出来るけれど、高校のやり直しはすごく難しいもの。

    これを読んで、才能や実力ももちろん必要だけれど、環境や指導者がどれほど大切かを感じました。
    どんなに良い環境や指導者に恵まれてもそれ以上伸びない選手もいるでしょうが、指導者や練習環境が良ければどんどん進歩する可能性がある。
    才能があると見込まれた選手にはさらにそれが与えられ、そうでない選手と差が開いていく。厳しいですね。朱里は身体の使い方など今まで教えてもらっていなかったことを知り、トップクラスの選手は、すでに中学からそういう練習をやってきたことにショックを受けます。
    上を目指すのなら、今出来る一番いいところに食い込むことが大切だってことですね。朱里の判断は間違ってなかった!

    一時ギクシャクした瑠璃と朱里は、また以前のような仲良し姉妹になれました。瑠璃もフィギュアスケートをやっていたことが今やっていることにプラスになっていて、良かったなと思いました。

    この本はフィギュアスケートファンなら嬉しくなるようなプレゼントが付いてます。伊藤みどりさんの解説が8ページもあるんですよ!小説のことだけじゃなく、ご本人のこともいろいろ書かれています。

    これだけでもちゃんとひとつの話になっているので、前作にこだわらずこれから読んでもかまわないと思います。
    私は最初にこっちを読みましたが、ちゃんと面白く読めました。

  • 「age15」…ずいぶん長く続いてるシリーズなんだな〜と思ったら一巻ものだったでござる。

全18件中 1 - 18件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

愛知県生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。フリーライター、出版社勤務を経て、2006年『辞めない理由』で作家デビュー。ドラマ化もされた、累計57万部を超えるベストセラー「書店ガール」シリーズや、同じく累計10万部を超す「菜の花食堂のささやかな事件簿」シリーズ、その他「銀盤のトレース」シリーズ、「凛として弓を引く」シリーズ、『スケートボーイズ』『1939年のアロハシャツ』『書店員と二つの罪』『駒子さんは出世なんてしたくなかった』『跳べ、栄光のクワド』等、多数の著書がある。

「2024年 『レイアウトは期日までに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

碧野圭の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×