ラストダンス 堂場瞬一スポーツ小説コレクション (実業之日本社文庫)

  • 実業之日本社 (2012年6月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784408550817

みんなの感想まとめ

スポーツと人間ドラマが織りなす物語が展開され、特に野球ファンにはたまらない作品です。プロ野球を舞台に、同期の選手たちの関係性が描かれ、スター選手や監督、一軍半の選手それぞれの個性が光ります。登場人物の...

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったです。
    ラストは出来過ぎという感じですけどね。
    小説ならこれでいいのかな。
    野球好きにはたまらないですね。

  • いやー、ベタだけど、こういうの大好きです。
    最後なんか・・・。漫画でもやらない。でも堂場さんやってしまう。
    いいね!

  • 堂場瞬一のスポーツ小説コレクション最新刊。

    野球をテーマにした作品は、舞台がプロ野球に始まり、
    高校野球・メジャーと移り変わってきましたが、
    再びプロ野球に舞台は戻って来ました。

    今回は、プロ入団同期の三人の選手が絡んだ物語です。
    一人はスター選手、一人は監督、そしてもう一人は一軍半の選手。

    彼のスポーツ小説には、いつも傲慢で我儘な登場人物が出てきます。
    今回も、我儘な選手は出ていますが、これまでの作品に比較して、
    マイルドな我儘さ(笑)。
    って言うか、他の作品に比べると、全然どうってこと無いと思います。

    いつもは、結末がハッキリとは書かれないんですが、
    今回は、結末も、後日談も描かれています。
    こういう感じに終わると、ホッとします(笑)。

  • 臨場感溢れる野球の描写に惹き込まれる。全体的にポップな印象で好みが別れるところ。

  • なんだよ、大好きかよ!(笑)

  • 野球に詳しくない私が読んでも文句なしに面白い、爽快な野球小説でした。「ラストダンス」というタイトルの「ラスト」のとおり、本著が描くのは選手の引退なのですが、最高に面白いのは「ダンス」の部分です。

    主人公は、あるプロ野球チームで40歳を迎えた同期ふたり。1人はドラフト2位で入団したのに2軍にほぼ定着してしまったキャッチャー、もう1人は1軍ピッチャーのスター選手だけど最近どうも不調、と立場は対照的。
    お互いが引退を決意していく過程だけでもそれぞれドラマがあって面白い(人の引き際って、その人のキャラが出ますよね)のですが、引退に向けた思惑から、交わらないと思われた線が交差して、再びこの2人が「ダンス」を踊ることになる。このシーンは本当に息もつかせぬ、圧巻の展開です。

    と、ストーリーも素晴らしいのですが、野球小説を数多く手がける著者だけに、舞台裏の生々しい運営の話やチーム内の人間関係、家族との関係などもリアルに描写していて、全般的にクオリティの高い作品になっています。ついでですが、表紙の写真も素晴らしい。
    なお、本筋ではないですが、本文中に「自分が試合に出ていない時でも声を出して、積極的に参加しなくちゃ。出番が来た時に、心の準備ができていないとヘマをする。」という言葉があったのは、全くその通りだなぁと感じました。
    著者の本をもうちょっと読んでみたくなる、没入できる素敵な作品でした。

  • 引退する最後の試合で完全試合
    投手はスターの真田誠、キャッチャーは一軍半の樋口孝明。二人とも40歳

  • 引退が決まった投手と捕手が最後の年に一花咲かせるという、王道感バリバリなお話。

    とはいえ、展開にやや都合のよさを感じつつ(ホームラン級の当たりがファールになる場面が多すぎのような…)も、半端ない試合の描写力とキャッチャー樋口の駆け引きの妙に、かなり惹きこまれました。

  • 堂場俊一の野球小説はやはりおもしろい!
    今回の小説は日本のプロ野球が舞台。

    引退目前の二人の選手の話。
    1人はスター、1人は脇役。
    この二人の関係性がおもしろい。

    野球の展開は本当にあつい。
    まあ最後だけは物語すぎた気がしますが、おもしろいのでいいでしょう。
    いい野球小説でした。

  • ドラフト2位指名だが一軍と二軍を行ったり来たりのキャッチャーの樋口、ドラフト5位指名だがスター選手にのし上がったピッチャーの真田。

    ルーキーの頃に一度だけバッテリーを組んだことのある二人はともに40歳となり、引退を意識するシーズンとなった。

    そんな中で浮上した樋口の二軍監督の話。

    現役を続けるか引退して二軍監督になるか揺れ動く樋口だが、チームは調子が良くシーズン終盤には優勝争いに絡んでいく。

    とにかく、打者との駆け引きや選手の心理描写が素晴らしく、まるで目の前で試合が繰り広げられているかのように試合シーンが頭に浮かびます。

    また、堂場作品の真髄でもある、男同士の掛け合いが物語を大人らしく彩っています。
    次の展開が気になるため、どんどん読み進めてしまう作品です。

  • 面白いプロ野球小説。
    同期のバッテリーが引退前にひと花咲かす話。
    野球のバッテリーはこんな感じで試合中に心が通じているのかと感心する。
    緊張感あり、よい話でした。

  • 2015年37冊目

    プロ野球に入団した3人
    既に40歳になっている。
    同期入団といってもそれ程関わりの無かった3人がそれぞれの野球人生をかけて、シーズン終盤を戦う物語。
    何が面白いって、投手、キャッチャーそれぞれの心理戦。
    なんでこのボールを投げるのか?投手はキャッチャーを信頼するのか?
    監督、投手、捕手、それぞれの性格の描き方と、投手と捕手の心理描写が見事な物語であった。

  • 読後感は素晴らしい

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    プロ野球チーム「スターズ」の同期、真田誠と樋口孝明。ドラフト5位からスター投手にのし上がった真田に対し、即戦力と期待された捕手・樋口は準レギュラーに甘んじていた。そして今季、40歳のふたりに引き際が訪れる。優勝争いにからむシーズン終盤、真田と樋口は17年ぶりにバッテリーを組むことになるが―予想外の展開を見せる引退ドラマを濃密に描く感動作。

  • 久々の堂場作品。
    刑事モノは以前ハマって読んでいたけれど、スポーツ小説は初。

    私の勝手なイメージで、野球小説と言えば若い子!甲子園!と思っていたので
    引退間近なプロ選手にスポットが当てられていて何とも渋いなーと言うのが
    始めの印象。


    野球を観戦するくらいのルールは知っているものの、詳しいことは余りわからない私でも充分に楽しめました。

    何かとピッチャーに注目がいってしまいがちになりますが、キャッチャー最高に格好いいな。
    しかし、空白の18年間が何とももったいない。

  • 「20」を読んで、真田や樋口の物語をもっと読みたくなって本棚から久しぶりに引っ張り出して。いや、おもろいわ。やっぱり野球っておもろい。もちろん堂場瞬一が上手いんだけど、でも、野球おもろい。一番野球に飢えてる時期やからね。

  • この2人は、いったいどこで力を合わせるのだろうと思いながらずーっと進む話、楽しかったです。変化球や配球も目に浮かんでくるみたいで、やっぱり野球っていいなぁと思いました。

  • 「焔」で堂場野球小説に興味をもってしまい、手に取ってみた1冊。「焔」よりもオモロいぞ、これ。

    ボール音痴で運動神経がどうにも鈍い俺は、野球やサッカー等球技ってのは一切才能なしなんだけど、観戦は結構好きでテレビでも見るし球場にも足を運んでた頃があって…。下手でも見て楽しい野球ってのもありだと思う。特にバッテリーと打者の駆け引きってのはじっくり見ていると実に面白い。さらに理屈が分かってる解説をしてもらえると深くて面白い。江夏の21球なんてのはその典型やと思う。

    で、この小説はその駆け引き部分の描写が実に上手い。花形ピッチャーにも試合巧者のキャッチャーにも全く無縁の俺だけど、主人公2人が絡む会話が実に楽しい、言葉を交わす会話も良いし、お互いの腹の探り合いも良い、そして何よりエゲツない記録に挑むラスト、マウンドと扇の要でサインと表情と仕草だけでかわす2人の会話が実に良い。

    野球ってこういう駆け引きがオモロいんだろうなぁ。半被来てメガホンで叫んで応援歌ガナるお祭り騒ぎも良いのだろうけど、駆け引きや人間ドラマをじっくりと見るマニアックな観戦ってのが、野球の醍醐味なんだろうなぁと思えてくる。

    ご都合主義丸出し、小説でしか起こらないことも満載で、野球を本当に知ってる人には興ざめ感もあるんだろうけど、俺みたいな半端ファンには実にオモロい良い小説でした。

  • ロートルと言うと自分と同世代なので寂しいのですが40を超えた野球選手を中心にストーリーは進む。

    一人はドラフト二位入団ではありながら、一軍と二軍を行ったり来たりのキャッチャー、もう一人は五位入団で怪我はありながらも、一軍で優秀な成績を収めたピッチャー。

    同期入団でも道は交わることなく18年を過ごしたのだが、この二人の野球人生の終焉をどのように迎えるのか。

    「真田劇場」と称し引退の花道を作ろうとした真田の意を汲んだわけではないがペナントレース終盤で優勝争いを繰り広げ、手に汗握る中最終戦へ。

    マスコミを巻き込み、自分中心、わがままと言われ、チームでは若干浮きつつありながらも、野球人としては非常に優れた能力を持つ真田の最後は?

    小説なのでなんとなくラストは見えつつも裏切られるのでは?と最終戦は本当に手に汗握りつつ、一気読みしちゃいました。

  • ありえないようなドラマも、クライマックスもこの本なら心にすっーと入ってくる。野球が好きな方は必読!!

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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