マリアの骨 浅草機動捜査隊 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
3.09
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408550879

感想・レビュー・書評

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  • 著者初読み。
    捜査一課ではなく、機捜の刑事に焦点を当てていることが気になり、読んでみた作品。
    舞台は浅草の北東にある日本堤交番にある機動捜査隊。万年巡査部長の50過ぎの辰巳が新米刑事・小沼と組んで、管轄内で起きていた連続娼婦殺人事件の捜査を行っていくと言う、至ってベターな刑事もの。
    捜査一課と違って、殺人事件の捜査の他に当務の巡回を行わなければいけないのが、唯一の変わりどころかってところで…
    作品数が多い割には、あまり評判を聞かない著者。本格的な刑事ものは久しぶりだそうだが、それにしても、ストーリー展開に脈絡がなさ過ぎて、最後まで読むのが苦痛だった。
    とにかく食事のシーン、意味のない性描写が多すぎ!男性向けのポルノ小説家と思うくらい。
    そして、肝心の事件の真相に関しては、あまりにも唐突過ぎて、もう呆れるしかない感じ。
    シリーズなので、3作目まで手元にあるけど、このまま読み続けるかは悩むところ…

  • 機動捜査隊・浅草日本堤分駐所のベテラン辰見悟郎は相棒の新米刑事・小沼を残し、管轄外の火葬場にいた。絞殺された娼婦・大川真知子の骨をその娘と拾っていたのだ。八カ月前に起きた女性殺害事件との関係性を疑う辰見らは現場の聞き込みを始めるが、また新たな女性絞殺死体が…

  • 犯人と上層部が繋がっちゃうのかと思ったのに…

  • 評価は3

    内容(BOOKデーターベース)
    機動捜査隊・浅草日本堤分駐所のベテラン辰見悟郎は相棒の新米刑事・小沼を残し、管轄外の火葬場にいた。絞殺された娼婦・大川真知子の骨をその娘と拾っていたのだ。八カ月前に起きた女性殺害事件との関係性を疑う辰見らは現場の聞き込みを始めるが、また新たな女性絞殺死体が…機捜隊コンビの奮闘を人間味豊かに、かつリアルに描く警察小説の傑作。

    あっちこっちの人にスポットが当たって、更に時代までもがあっちこっち…その人なりに感情が入る前に場面が変わったしまうため誰にも感情移入ができないうちの終わってしまった。

  • 図書館で何も考えずパッと手に取った本を借りる!という遊びの第二弾。
    前回がミステリだったので今回は別のがいいかなと思っていたけど、またミステリでしたね。

    警察組織の仕組みが私にはちょっと難しく、曖昧なまま読み進めていきました。
    時系列や被害者がごっちゃになりながら半分くらいまで読み進め(小説のせいではないです。私の記憶力の問題です。)小沼と辰見のキャラのよさに惹かれ始め、なんとか最後まで読破。
    ミステリは好きなのに警察ものはほとんど読んだことが無かったのですが(難しそうだからという理由です)面白かったですね。テレビの警察推理ドラマのような感じだけど、ドラマにならない”進展の無い部分”が良かった。
    ほんと、ご苦労様です。

    おたくっぽい感想になりますけど、小沼が可愛い。食べっぷりが良くて食事のたびニコニコしました。
    ”相勤者”辰見との関係性もちょっといい。相棒ものって女心くすぐります。男の友情?というか、信頼関係ですね。そういうのが好きな人にはおすすめ。

  • 冬の狙撃手シリーズを想像していたので、かなり軽い気がしたがおもしろかった。

  • 所轄機動捜査隊の地道な捜査など読み応えもあり面白いけど、ラストがなんかモヤっとした終わり方だなぁ。

  • 浅草機動捜査隊シリーズ、1作目。

    全体的に地味ィ~な感じだったけれど、最後はしっかりどんでん返し。捜査風景は地味なだけに妙にリアルな感を受けた。新米警察官が、ベテランはみ出し警察官に振り回されているのが気の毒というか面白いというか、、、。シリーズとしては、新米くんの成長っぷりも今後楽しめるのかな。

  • 新鮮味はな~んにもないのだけど、目線が暖かいので、時間をムダにした気がしない。

  • 鳴海章の刑事小説。主役の刑事二人以上に脇を固める人々の描写がよい。

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著者プロフィール

1958年北海道生まれ。’91年『ナイト・ダンサー』にて江戸川乱歩賞受賞。以後、航空小説の分野で独自の世界を描き続けつつ、警察小説、時代小説でも活躍。’18年からは池寒魚名義で時代小説を発表。作家デビュー30年、100タイトル目の新作『レジェンド・ゼロ1985』(集英社文庫)が最新刊。

「2021年 『14歳、夏。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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