エール! 1 (実業之日本社文庫)

  • 実業之日本社
3.63
  • (29)
  • (139)
  • (100)
  • (13)
  • (3)
本棚登録 : 782
感想 : 125
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408550985

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 働く女性たちを描くアンソロジーの第1弾。
    第3弾から読んでしまったせいか、第3弾ほどのワクワク感はなかった。
    どちらかと言うと、今作に収められた6編は挫折からの立ち直りがメインであり、「そんなに世の中、上手くいかないよ」と言うのが、一番最初に出て来た感想。
    通信教育の添削の仕事は、今まで全く想像もしたこともなかったので、それだけは少し面白く読んだが、ラストがちょっと悲しかった。
    近藤史恵の得意分野である旅を描いたツアー・コンダクターの話を一番楽しみにしてたけど、落ちがイマイチだったのが残念…

  • 通信講座講師の話が切なかったな。

  • 女性のお仕事小説アンソロジー。それぞれのお話が少しだけつながってるのが好き。

  • 好きな作家さんが6人中3人いて思わず手にとりました。別々の人が書いてるのに、さっき読んだ中に出てきた、これ。と思う仕掛けが入ってて、それも面白かった。私は2カ所しか気づかなかったけど。

  • 短編集。
    正直実を言うと特に好きな作家さんがいるというわけでもなくて
    なんとなくで読んだのだけれどとても面白かった。

    どれも仕事やプライベートであるいろんな日常に、
    共感しつつ励まされるような話運びでほっとできる。

    独立した短編でありながら、お話の間に小さな相互関係もあり
    そうしたところもちょっとした仕掛け。

    すんなり読める、非常に読みやすい本。

  • ・たいっつぁんの話を読みながら、Spotifyが宇多田ヒカルの「花束を君に」をかけていた。
    歌詞を思わず読んだ。
    涙が溢れた。
    その後続きを読んで、また泣いた。
    人の死。
    儚く、やりきれない。

    ・最終話。
    冒頭、おもしろくないな、と読みかけのまま時間が経ってしまい、返却期日になってしまった。
    もうこのまま縁がなかったと、読まずに返してしまおうかと思ったが、延長して手元に置いておいた。

    年度末で忙しく、本命の「エール!3」がまだ手つかずだった。
    最終話を飛ばして3に入ってしまおうかとも思った。

    GWに突入した晴天の今日、七時に起きて朝食を作り、気持ちのいい朝。
    おにぎりを持って近くの公園にでも行こうかー…
    そんな予定が思いがけず、リフォーム部屋にマットレスを敷いて読書タイムとなった。

    ここはひとつ、最終話に時間をあげよう。
    読みかけの内容を忘れたので、最初から読み返す。
    冒頭がやはりつまらない。
    手を止め、読者紹介文を読む。
    これなら、私にも書けるのではー?
    改行の仕方、言葉の選び方、どれをとっても拙い。
    私より5つ年上の作家である。

    しかし、読み続けていくと話に展開がある。
    丁寧に話を運び、わかりやすい。
    エンディングには、涙を流した。
    最後にふさわしい、爽やかなストーリーだった。
    やはり、「エール!」シリーズにはずれはない。


  • 複数の作家によるオムニバス小説集。
    特に各作品に関連が無いのかと思っていたけど、はっきりとは書かないけど匂わせるような感じで書かれている作品もあります。
    作家違いで複数の作品があると、時々「なんだこれ」っていう作品があるものだけど、これは外れ作品なしでした。

  • さまざまな職業の人の頑張る姿が励みになるし、その裏側みたいなものが読み取れて楽しめる短編だった。

  • 普段なじみのない職業も登場するお仕事短編集。

  • 漫画家の話が 一番 おもしろかったかな…

著者プロフィール

大崎梢
東京都生まれ。書店勤務を経て、二〇〇六年『配達あかずきん』でデビュー。主な著書に『片耳うさぎ』『夏のくじら』『スノーフレーク』『プリティが多すぎる』『クローバー・レイン』『めぐりんと私。』『バスクル新宿』など。また編著書に『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』がある。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大崎梢の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有川 浩
米澤 穂信
三浦 しをん
有川 浩
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×