演じられた白い夜 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408551036

感想・レビュー・書評

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  • 1998年の作品。
    新装版として2012年に出版された文庫。
    近藤史恵さんは大好きな作家さんのひとり。
    この本、さらさら~と読めますが、少し物足りなさも。

    「BOOK」データーベースより
    小劇場界の著名女優・麻子は、夫で演出家の匠に呼ばれ、雪深い山荘へやってきた。
    山荘には匠によって、初対面である八人の俳優らが集められていた。
    匠の新作は本格推理劇で、演じる側にも犯人がわからないよう稽古は行われていく。
    台本が進行するにつれ、麻子を含む女優たちに疑心が兆し、それは恐るべき事件の形を取って表れた。
    作中劇の中に隠された真相は―。

  • 舞台俳優として成功する事を夢み同時に落伍者となる事を恐れながら演劇に励む人達の中で起こる殺人事件。演劇のシナリオと並行して次々と人が死んでゆく。いくら成功に餓えているとしても人が死んでいるのに舞台稽古を続ける感覚は理解できないが妙な乾いた空気感で物語はすすんでゆく。恐怖や緊張感を抑え気味にしているのはミステリとして魅力が半減していると思う。近藤さん初期の作品、構成の仕方など随所に光る物は感じる。

  • 2017年11月26日読了。
    2017年103冊目。

  • 雪の山荘で発生する連続殺人事件と演劇の連続殺人事件。作中作を「一種の見立て殺人と思わせておいて、実は…」というお決まりのパターンでうまく収めていますが、被害者役が現実でも殺される理由に関してはやや肩すかし気味。
    また、読みどころの一つである登場人物たちの心の機微も、主人公・麻子以外の女性が描き分けられていないのでやや不満が残ります。

  • なんでこんなにも小説の中の男女は入り乱れるんでしょう
    現実でもこんなに簡単に殺意と愛情が入り乱れるんでしょうか
    リミッターが振り切れればそうなるのかな

  • 小劇場界の著名女優・麻子は、夫で演出家の匠に呼ばれ、雪深い山荘へやってきた。山荘には匠によって、初対面である八人の俳優らが集められていた。匠の新作は本格推理劇で、演じる側にも犯人がわからないよう稽古は行われていく。台本が進行するにつれ、麻子を含む女優たちに疑心が兆し、それは恐るべき事件の形を取って表れた。作中劇の中に隠された真相は―。

  • 普通の密室もの。劇中劇との交差等伏線は色々と張ってあるものの、全てセオリー通りで基本的なトリック。
    目新しさはないけど、こないだ実験的なミステリー読んで、道に迷ったような不安感をもったので、こういうど直球の推理小説は安心できるなぁ

  • 山荘に集まった舞台俳優達によるミステリ
    孤島モノの演劇が作中劇となり、その内容と現実がリンクしているようなしていないような?

    東野圭吾の「ある閉ざされた雪の山荘で」と似ているけど
    リアリティという点ではかなわないよね
    現実的に山荘で孤立するとかを計画に入れた殺人計画って、考える奴はアホなんじゃないかと思う
    偶然性の殺人ならまだしも…


    ただ、犯人の動機や何やらは最後まで読むと納得できなくはない
    他の方々はいいとばっちりだけどね

  • 面白かった。
    電話が繋がらないってのは、今の時代にはそぐわないね。孤島、山荘物には厳しい時代なのかな。

  • 面白かった。
    誰が犯人なのか、芝居の続きが気になって一気に読んでしまった。
    芝居と現実がリンクする。

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著者プロフィール

近藤 史恵(こんどう ふみえ)
1969年大阪生まれの推理作家、小説家。
大阪芸術大学文芸学科卒業後、1993年『凍える島』で第4回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。
2008年、『サクリファイス』で第10回大藪春彦賞受賞、2008年度本屋大賞部門惜しくも2位、第61回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補作になる。これがシリーズ化もされた代表作となった。ほかの代表作に、ドラマ化された『天使はモップを持って』シリーズ。
2006年から、母校の大阪芸術大学文芸学科客員准教授に就任している。

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