家族トランプ (実業之日本社文庫)

著者 : 明野照葉
  • 実業之日本社 (2013年2月5日発売)
3.46
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  • レビュー :13
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408551098

作品紹介

風見窓子33歳。会社に不満はなく、寿退社する後輩を妬むこともない。友人以上恋人未満の交際相手と結婚するつもりもない。しかし同居する両親から「干支三回りが限度」との宣告が…。そんな窓子に「しないの、結婚?」と声をかけてきたのは、やり手の独身女性上司、47歳の有磯潮美。東京下町にある潮美の実家との交流をきっかけに、窓子の日常は突如として変容した。

家族トランプ (実業之日本社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • お初です、明野照葉。なぜだかこれまで全然知りませんでした。帯に「サスペンスの女王、新境地の傑作」、さらには「イヤミスを封印しても、明野照葉は面白い!」とあります。どうやらこの人はホラーで有名な作家で、これはホラーでもイヤミスでもない、良い話らしい。

    窓子33歳。大学を卒業して証券会社に入社、苛烈さに耐えられず数年で退職。化粧品等の通販会社である今の会社に契約社員として勤めはじめ、1年数カ月後には正社員に昇格、以来8年余り在職。たいして給料はよくないが妥当ともいえる。仕事自体は難しくもなく、居心地もいいのだから。しかし、家に帰れば両親から結婚をせっつかれてツライ。10年近く前に結婚すべく両親に会わせた交際相手がいたのだが、両親のお眼鏡に適わず嫌味を言われまくった。そのせいで相手は逃げてしまい、だから今も独身だというのに。どうしたものかと考えていたある日、47歳独身の上司、潮美からランチに誘われる。バリバリのキャリア女性で誰もが一目置く潮美、そしてその家族と交流を深めることによって、窓子の人生に変化が訪れて……。

    タイトルは、「家族合わせ」というトランプゲームに家族をつくる過程をなぞらえているがゆえ。読後感は悪くないので★3としましたが、毒もアクもなさすぎる。潮美の実家が食堂で、食べ物の薀蓄も登場人物によって語られたりするのですが、なんだか凡庸。出てくる料理の描写がすぐれているとも感じられず、ありがちな話に終始します。窓子の潮美への崇拝ぶりにも私はドン引き。

    こんなに凡庸な「良い話」ならば、私はもう要らない。それよりもこの著者本来のイヤミスのほうを読んでみたいなぁ。

  • 1日で読み終わる淡々とした小説で明野照葉はサスペンスと思っていたのが、家族をテーマにした嫁にいかない1人娘を心配する振りをして、親の彼氏に対する評価が辛口。そんな親をもつ彼女は結婚は諦めていたのだが、、家族の核心に迫る作品ともなっているが重い文章ではないので、スラスラと読めた。




    2017.03.31読了

  • べただけど、いいなあこういう居酒屋。

  • こういう明野照葉もすき
    実は 守備範囲がひろいのね

  • 最終的に自分が好きなものを見つける話。

  • どこでホラーになるのかしら?なんて勝手に考えて読み進めましたが、全然違いました。
    主人公の窓子ちゃんの立場とか気持ちに共感するトコが多かったです。

  • ええ?えええ?っていう展開…というか着地点。間違いなく共感できるのは、私も品川の港南口は嫌いやわ。そこだけはすごいリアリティ!

  • 自分にとって何が幸せか? 居場所探し でも、居場所って気付いたら もうその場所にいるものなのかも。幸せに気付く気持ちの余裕は持っていたいな。

  • トランプとはまたうまい表現だなー
    とつくづく思いました。

    結婚、について考えさせられます。

    この作者さんの話にしては、暗くなくドロドロしてなくて読みやすいです。

    作中の、おばあちゃんが超いい味出してて大好きです(笑)
    「何を分かり切ったことを言ってるだい?」(本が手元にないのでセリフはうろ覚え)にぷっと噴き出してしまいました。

  • 家族合わせ-花いちもんめのように欲しいカードを交換しながら手持ちのカードで家族を作っていくトランプのゲームのこと。

    主人公の窓子は33歳のOL。
    両親と同居する彼女は親から干支が3周りするまでに結婚しろと言われている。
    血がつながった両親とは何となくソリが合わず、同じ家にいながら別々に食事をする暮らし。
    そんなある日、ネットで知り合った男性と偶然入った居酒屋で、彼女は同じ会社の先輩、潮美を見かける。
    40代で仕事が出来る営業副部長の潮美は若く魅力的な男性と一緒にいた。
    そしてその日をきっかけに二人は急速に親しくなっていく。
    潮美の家は東京の外れ、下町で食堂兼居酒屋を営んでいる。
    その家に出入りする内に、彼女は自分の家族よりも潮美の家族に親しみを感じるようになっていく。

    家族合わせというゲームは初めて知りました。
    血のつながった家族でも相性が合わないというのはあるし、他人でも急速に親しくなれる人というのはいる。
    結婚というのは合わない所から抜け出し、自分の居場所を作るひとつの手段ではあるな・・・とこれを読んで思いました。
    でも外で見るのと、実際中に入るのは違うから~とは思います。
    いつものこの作者の話のように暗くもないし重くもない。
    でも反対に淡々とした印象の、個人的には退屈な本でした。

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