14歳の周波数 (実業之日本社文庫)

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  • 実業之日本社 (2013年4月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784408551197

みんなの感想まとめ

中学生の日常と心情をリアルに描いた物語は、特有のずるさや素直さを持つキャラクターたちによって、読者を惹きつけます。地方都市から田舎に引っ越した女子中学生の視点を通じて、彼女たちの複雑な心理や友情、葛藤...

感想・レビュー・書評

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  • 中学生のずるさ、扱いづらさ、素直さなど、
    その年の子にしか出せないものが詰まってる。
    このクソガキ!と思いつつ、
    本当に嫌なヤツはいないというのがいい。

  • 文学

  • 若い。地方都市から田舎に引っ越した女子中学生の話。たまには若い話を読もうと購入。
    中学生の女の子の心理をよく描いている(男なので想像だが)。若さ溢れ、生き生きとしているが、時折残酷で、リアルを忘れていない姿勢に好感を持つ。

  • カバーイラスト 染谷みのる

  • 女子中学生の気持ちになり、その場にいるかのような錯覚におちいる。中学生の日常はこんなものかとわかったような気持ちになる。

  • 14歳の女の子の日常の話。
    2014/3/15

  • LINEもSNSも裏サイトもない、携帯電話すらない時代(たぶん、昭和の終わり頃のイメージ)の田舎町の14歳の少女たちの物語だ。
    そこそこ都会だったN市から引っ越してきて、田舎町に馴染めず友人のできない鮎子を主人公に、狭い世界で「今」に泣き笑い楽しむ姿が清々しく描かれている。
    良くも悪くも毒気がない、まっすぐな青春小説だ。

  • 14 歳の女の子たちの青春物語なのだが、
    不安定に揺れ、蠢く感じが上手く描写されているし、
    伝わってくる。
    このレベルまで持ってきてもらうと、
    薹が立った人間でも十分に読めるし、共感できる。
    偉そうで、ゴメンナサイ。

  • 都会から田舎の中学校に転校した鮎子。2年2組でのクラスメイトとの一年を描いた連作短編。

  • 中学生。転校。恋。友情。クラス。体育祭。

  • まさに中2病。
    この時期必然的に罹患するものなんだと大人は知ってるんだけど、こんなにモノ考えてる大人はいないと思ってたよ!あはははは!(笑うしかない)

    他人事じゃなく痛いけど、足ツボとかマッサージみたいなものなのか、このくらいの年頃の主人公の話を「うぁああ」と思いながら読むの最近楽しい♪

  • 自分が中学生の時に友達づきあいや異性に対してここまで心を砕いていただろうか。女子ならではの感受性と時代の格差はあるだろうが、それはもはや記憶の彼方へ過ぎ去ろうとしている。そんな人生の青くも眩しい瞬間を見事に思い起こさせてくれる作品。

  • 14歳女子転校生の一年。

    なーんの力もない、自分もない、でも頭の中はいろんな思いでごっちゃ混ぜのぎっちぎちな中学生な感じが軽いタッチで書かれている。様々な出来事を変に解決に持って行かないところに好感をもった。

  • 14歳って若い。
    がむしゃらな感じがうらやましい。
    でもただがむしゃらなだけじゃなくて、
    ちゃんと考えているんだよね。
    あの素直さはいつからなくなっちゃうのかな(笑)

    子供のころって自分にはどうしようもできないことが多くて大人に早くなりたいって思ってたけど、大人を目前とした今になってはあの頃に戻りたいというか…。
    クラスが一体になった時の高揚感とかをもう一度味わいたい、青春したいって思う。

    長くなりましたが(笑)、14歳のあの時を思い出させてくれる小説ですo(^o^)o

  • やー、これいいです!もうトリコさんとは思えないほどの純粋さw
    名古屋が舞台、というか名古屋近郊の田舎が舞台ですからね、トリコさんにしては珍しく。
    なので、これはNSKが売らねばなりませんですわ!

    14歳、教室の中が世界の全てで。その中で一人でいることを全力で回避するために必死で取り繕う。
    周りのこと全てがわからないことだらけで、全てが興味の対象で。
    いろんなことを知りたいけど、知るのが怖くて。
    そんなもやもやのひとつひとつを、14歳なんて遠い彼方に忘れ去ってしまった私の目の前にさっと取り出して広げて見せてくれる。あなたもこうだったでしょう、と。
    そうだそうだ、そうだったんだ。私も必死で生きていたんだ。14歳を。
    早く大人になりたくて、でも大人になんてなりたくなくて、ずっとこのまま今が続けばいいと思いながらもやりばのない焦りが全身に突き刺さって。
    どうしようもなく息苦しくて窮屈で、それなのにこんなに輝いている14歳って、ほんとにほんとに無敵だよ。
    二度と戻りたくはないけどね。

  • 思い、思われ、振り、振られ。顔に出来たニキビの位置で一喜一憂してたあの頃がぶわわっと鼻先にやってきた、そんな感じ、久しぶりだ。新しい環境に飛び込んでいくのはいつだって不安。オトナになってそれなりに経験値が上がってる今でもそれは変わらない。学生時代なんて想像を絶する苦労なんだから。だって自分を取り巻く世界はあまりにも狭くて小さくて、だからこそ立ち位置を確保するのは必死なのだ。
    転校生と呼ばれる種族にかなり長い間属していた私だから、主人公・鮎子の苦労はわかる。姉から「要領がいい」と揶揄される鮎子だけれど企業努力と呼んで欲しい。「和を乱すモノ」は罪と認識される世界を生き抜くのは大変なのだから。

    転校生として忘れられていく自分と、転校生として認められていく自分。どちらも「ワタシ」に変わりないはずなのにね。

  • 吉川トリコさんの作品はぽつぽつと読んでいるのだけれど、こういうYA(と、くくっていいかな?)もの、すごく合うなぁと思った。
    N市から、ど田舎に引っ越してきた鮎子。篇を追うごとに、私も登場人物のクラスメイトたちや、田舎の風景がいとおしくなった。
    早く大人になりたい、でも、今のままでいたい。中学2年生、14歳の揺らぎや何気ない日常に読みながら切なさが込み上げてしまった。

  • 14歳の時のコトなんて遥か忘却の彼方です(何も考えていないガキンチョ←14歳全般ではなく、私のコト)

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    「恥ずかしくて、愛おしい! 14歳という時代のきらめき
    田舎くさい町に、いやいや引っ越してきた鮎子。けれどおせっかいなアネゴ、小生意気な美月、モデルのリリィといった仲間に囲まれて町での生活に馴染んでいく――。14歳の小さな世界で起きる数々のドラマと、少女の過剰な自意識をガールズ小説の名手が活写。誰もが通り過ぎた時代の、恥ずかしくも懐かしく、切なくも愛おしい瞬間を詰め込んで、あらゆる世代に贈る青春小説。」

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著者プロフィール

1977年生まれ。2004年「ねむりひめ」で<女による女のためのR-18文学賞>第三回大賞および読者賞を受賞、同作収録の『しゃぼん』でデビュー。著書に『グッモーエビアン!』『戦場のガールズライフ』『ミドリのミ』『ずっと名古屋』『マリー・アントワネットの日記 Rose』『女優の娘』『夢で逢えたら』『あわのまにまに』など多数。2022年『余命一年、男をかう』で第28回島清恋愛文学賞を受賞。エッセイ『おんなのじかん』所収「流産あるあるすごく言いたい」で第1回PEPジャーナリズム大賞2021オピニオン部門受賞。

「2023年 『コンビニエンス・ラブ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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