疾風ロンド (実業之日本社文庫)

著者 : 東野圭吾
  • 実業之日本社 (2013年11月15日発売)
3.23
  • (184)
  • (693)
  • (1252)
  • (345)
  • (63)
  • 本棚登録 :6442
  • レビュー :786
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408551487

作品紹介・あらすじ

強力な生物兵器を雪山に埋めた。雪が解け、気温が上昇すれば散乱する仕組みだ。場所を知りたければ3億円を支払え-そう脅迫してきた犯人が事故死してしまった。上司から生物兵器の回収を命じられた研究員は、息子と共に、とあるスキー場に向かった。頼みの綱は目印のテディベア。だが予想外の出来事が、次々と彼等を襲う。ラスト1頁まで気が抜けない娯楽快作。

疾風ロンド (実業之日本社文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 読みやすく、気楽に読めました。
    暇つぶしにはいいかな~。

    大学の研究所で、秘密裏に開発されていた菌は、生物兵器になりうるものだった。
    盗み出した研究員が脅迫状を送ってくるが、なんと本人が交通事故で死んでしまう。
    主任の栗林和幸は、学部長から極秘捜査を命じられるが‥?
    残された写真をヒントに、生物兵器が埋められている場所を探すことに。
    スキーのできる息子の秀人と共に、スキー場へ向かうが‥

    村ぐるみスキー場となっている地域には、中学のスキー授業に来ている生徒たちもいた。
    もし菌がばら撒かれたらと戦慄しつつ、栗林はへたくそなスキーでうろうろ。
    監視員は、まさかの捜査に協力することに。

    東野さんなら~もう少し、どこかで書き込むこともできるだろうに‥ちょっと軽く仕上げすぎでは?
    読んでいる間は、それなりに楽しめましたけどね。

  • 「白銀ジャック」と同じ実業之日本社のいきなり文庫シリーズ。

    予想通り、いきなり文庫なりのB級ミステリー作品でした。
    二時間サスペンスドラマのような展開。
    軽すぎて、あっという間に読み終えてしまう。

    東野圭吾大先生、気合を入れて書く作品とそうじゃない作品とを上手く書き分け過ぎでしょう。
    或いは、はなからコミックミステリーや二時間ドラマの脚本を念頭に入れて書いているつもりでは? と疑いたくもなる。

    つい先日読んだ感動の新作「祈りの幕が下りる時」とは月とすっぽん。
    見事にキャラもストーリーもセリフもあまり共感しにくい底の浅い作品。

    大先生ともなると、ファンが多いので文庫の新作というだけで百万部?。
    東野圭吾の名前だけで売れるけど、この内容を他の新人ミステリー作家の名前で出版したら初版で終わってしまうのじゃなかろうか。
    まあ、読みやすいのでエンタメとしてはそこそこ楽しめるが、ミステリーとしても小説としてもツッコミどころ満載。
    その言い訳は無茶だろうとか、そんなすぐにその言葉を信じるかというようなのを疑いもなく簡単に信じて騙され、あまりにも都合良く物語が進みすぎ。
    登場人物全員が頭の悪い人間ばかりに思えてくる。
    炭疽菌の扱いにしても「みんなもう少し丁寧にせいよ!!」と言いたくなる。
    おいおい、そんなことでみんなを食中毒にさせるのかよ、と思わせる最後の中学生の動機にも切迫感が感じられないし。
    「どどめ色ってどういう色?」というセリフには笑った。

    権威を傘にきた阿保のような所長とそれに脅かされる気の弱すぎる部下。
    「白銀ジャック」でも登場した根津と千晶の軽いラブロマンスも会話文に重みがなく、全く胸ときめかない。あーあ。
    東野先生、手抜きし過ぎじゃないの?

    それでも、軽い暇つぶしにはなるので、また実業之日本社文庫で出たら読むとは思うけれどね。

  • これは東野さんじゃなくても書けそうな軽い話でした。
    栗林さんは、渡辺いっけいさんのイメージで読んでました。
    やっぱ、東野作品はもっとひねりがあるか、思いものを読みたいです。

  • リミットがあると、
    人の緊張感は弥が上にも高まる。

    しかも、
    それが生死に関わる事となると尚更…

    犯人は恐ろしい『化学兵器』を山の雪中に埋め、
    「気温が上昇し、雪が解ければ
     <品物>は気化され、大勢の人間が死ぬ事になるぞ。」
    と、脅迫してきたのだが、
    なんとその直後に事故死。

    関係者は
    公には出来ない事情により、
    少数精鋭で
    この非常事態に挑むことになるのだが…。

    雪山滑降するスピード感で
    一気に読める面白さと、
    ほど良い抜け感のバランスが絶妙。

    最後の最後の一行まで
    楽しませてくれる娯楽小説。

  • うーーーーん。これはちょっと微妙だな~。
    ミステリーっていうんじゃないよね。
    ちょっと期待してただけに、なんか気が抜けた。

    題材としては面白いと思うけど、殺人事件でもないし、ミステリーでもないし。。。
    なんか淡々と話が展開しすぎてて中だるみ気味。
    炭そ菌に絡む話のわりに、そんなに緊迫するでもなく。。。最後のほうになってやっと、スピード感が出てきたと思ったら、最後の最後はなんかあっけなく終わった感じだし。。。

    東野圭吾さんの本にしては珍しく空振りって感じでした。

  • 「白銀ジャック」に続く雪山ノンストップシリーズ。
    なんて勝手に命名してしまったけれども、ほんとにあっという間に読めてしまうし、あんまりいろんなことを考えなくてすむ。
    この作品の前に「祈りの幕が下りる時」を読んで、その重厚さに打ちのめされていたので、より一層軽く感じられたのかもしれない。
    めまぐるしく、慌ただしく展開していくストーリーで、いろんな要素がぶちこまれている。どれも、もうちょっと掘り下げて描いてもいいんじゃないかと思うようなネタばかりだ。
    最終的にはなんとか解決するんだけど、「あの家族はいったいなんであんなに意味ありげだったんだろう」とか、ちょっとしたもやもやが残る。
    難しいことを考えずに、スピード感を愉しめばいいのかもしれない。

  • 白銀ジャックと同じ登場人物が出てくる、そして舞台も雪山で一緒。白銀が微妙だったので、今回はハードル下げて見たものの、やはり白銀同様にまぁまぁな仕上がり。
    東野さんの通常の小説の緻密さはなく、片手間に書いたよね?感が否めない。暇潰しにはなったけど、読み返しはしないだろう作品。

  • キャラクター造形やフェザー級の読み心地は、もはやライトノベルといっても差し支えない。
    本腰入れて書いたミステリー以外はアッサリし過ぎで、小説ファンには不満要素が多いと思う。特にこの手のテーマだと敏感な人も多いのでは?
    しかしそれがこの著者の良さでもある。それは氏の人気が示すところだ。エンタメのツボをおさえていて、普段小説を読まない人を文字の世界に誘う上で、こんな小説もあっていいのかもしれない。大人が読むライトノベル作家の決定版。

  • ◯笑シリーズの長いバージョンと考えれば腹も立たないが、やはり扱っている物が物だけによろしくない。
    この題材ではふざけちゃいけない。

    それとは別に、ストーリーとは離れた部分で私が受け入れ難いのは二点。

    一つは、自分の代わりに大変なお願いごとをして人様に捜索してもらっている最中にビールを注文するという非常識さ。(まあ、小説内の登場人物のモラルに腹立てても仕方ないのだけれど)

    もう一つは、ある人が語る「幸せのおこぼれ」云々のセリフ。(p377)
    この立場の人がこんな風に考えるだろうか?
    しかも二ヶ月しか経っていないのに。

    丁度他の作家さんの他の作品でこれと似たような立場の人のことが書かれているのを読んだばかりの私には、こちらの東野氏の作品のセリフは嘘くさい綺麗事に感じてしまった。
    (ちなみにあちらの女性の作家さんの作品では、こういうことは一生かかっても片付かないことだと書かれていた。きっとその通りだと思うのだ。優しい目線で書かれていた)

    せっかく「祈りの幕が…」で我が子を思う深くて強い親の気持ちを書いた同じ人の書いたセリフとは俄かに信じ難い。
    東野氏は、震災の時の過剰な自粛に物申したかったようだが、千晶の決断とセリフ(p394)は間違っていないと思うが、この立場の人物にこのセリフ(p377)を言わせるとはがっかり。
    それくらい、私はこの人物のセリフに違和感を感じた。

    ああ、我ながら全く妙なところでひっかかってしまったものだ。
    ストーリーの軸は決してつまらないものではなかったんだけどなあ。
    シリアスなテーマは思いっきりシリアスに迫って欲しかっただけなんだけどなあ。

  • 笑撃ミステリーでした。最後、笑えました。根津がカッコよかった。えるが好きだったもんで、えるが出てこないのが寂しかった。倉田さんも。
    スキーに行きたくなりますこのシリーズ読むと!

全786件中 1 - 10件を表示

疾風ロンド (実業之日本社文庫)のその他の作品

疾風ロンド 単行本 疾風ロンド 東野圭吾

東野圭吾の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

疾風ロンド (実業之日本社文庫)に関連する談話室の質問

疾風ロンド (実業之日本社文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする