疾風ロンド (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 11216
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408551487

感想・レビュー・書評

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  •  シリーズ2作目からは中高生向けと思うほどライトに。重ければ良いという訳ではないが、物足りなさは否めない。東野ブランドに期待しつつ軽い口当たりで読めるので、食後のシャーベットのような立ち位置。
     細菌ものにありがちな容器破損のくだりで笑ってしまった。秀人がもう少し活躍しても良かったのでは。栗林が愛すべき間抜け親父すぎて、映画では阿部寛が演じているだなんてまったく想像がつかない。

  • 東野圭吾が好きな友人からのおすすめで、購入。
    交通事故で亡くなった凶悪犯が、どこかの雪の中に埋めて隠した病原菌。研究員の栗林を主として、生物兵器とも呼べるそれの回収に努めるお話である。
    「栗林を主として」と記述したが、実際にはほとんど役に立たず、ドジな部分を多々見せるもんだから笑ってしまう。むしろ、力を貸してくれている周囲の人たちの方が有能で、カッコいいとさえ感じた。

  • 息子いい仕事してる、、、

  • 前作同様「警察に言えよ」ってなってしまった。
    息子パートの初々しさは良い。

  • 状況が二転三転して面白かった。

  • シリーズともに軽くて読みやすい。
    最後のフランクフルトのくだりが面白かった

  • ある生物兵器がスキー場の一角に埋められ、極秘裏に回収を命じられた研究員が息子の力を借りて回収することに。
    超微粒子化され春風に運ばれた炭疽菌が里山で感染者を急増させないように、登場人物は回収に全力を挙げるが、仮に回収に失敗していたら状況は今のコロナ禍に近かったのだろうか。
    スノーボード競技を続けるべきか悩む女性が、震災直後のボランティア経験から「スポーツは所詮道楽、何の役にも立たない」と心情を吐露する場面がある。自粛が長期間続く今の状況だからこそ、それでもスポーツを楽しみにしている人たちがたくさんいることを実感する

  • 今の状況に通ずるものがある。オチが良かった

  • 東野圭吾の作品とは思えないほど、軽くてあっさりしていた。
    綿密に書かれたストーリーではなく、ご都合主義な話だったが、読んだ後、爽快な気分になって気持ちよかった。
    所長や主任研究員など、おバカな大人たちと、損得勘定なく捜索に協力する監視員やスノボの選手や中学生たちの対比が面白い。
    結末のどんでん返しもよかった。

  • 久しぶりの読書にちょうど良い読み切りボリュームでした。
    白銀ジャックが好きだったこともありスキー繋がりで期待。
    ちょっとあっさりしてますがハッピーエンド?なのもよかったです。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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