ヒート 堂場瞬一スポーツ小説コレクション (実業之日本社文庫)
- 実業之日本社 (2014年6月5日発売)
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感想 : 89件
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Amazon.co.jp ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784408551739
作品紹介・あらすじ
最後に勝つのは誰なのか――!?
公務員の苦闘と、白熱の42.195km
日本男子マラソンの長期低迷傾向に歯止めをかけるため新設された「東海道マラソン」。神奈川県知事の号令のもと、県庁職員の音無太志は、日本陸上界の至宝・山城悟のペースメーカーとして、孤独なランナー・甲本剛に白羽の矢を立てる。甲本はかつてハーフマラソンの日本記録を持っていた「30キロまでの男」。所属していた実業団が解散し、母校のグラウンドを借りて練習する身だ。ペースメーカーになることを渋る甲本に、音無は破格の条件を提示するが――。果たして世界最高記録達成はなるのか。数多の人間の欲望と情熱を乗せたレースは、まさかの展開に――。箱根駅伝を走る学連選抜チームの激走を描いたベストセラー・『チーム』の“その先”の物語。疾走感あふれるレース描写と、男たちの人間ドラマに一気読み必至。[解説/ 池上冬樹]
みんなの感想まとめ
テーマは、陸上競技とその裏側に潜む人間ドラマであり、主人公の県職員音無太志が神奈川県知事の期待に応えるために奮闘する姿が描かれています。特に、世界記録を狙うランナー山城悟との関係や、彼の心情に焦点が当...
感想・レビュー・書評
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神奈川県知事の「世界最高が欲しい。しかも日本人が取るべきだ」。
鶴の一声で計画された「東海道マラソン」。これらの企画立案やすべての責任が神奈川県教育局スポーツ課の単なる職員である音無太志にのしかかった。
しかも「東海道マラソン」の目玉として,日本マラソン界の至宝,山城悟を出場させ,世界最高記録で優勝させようというのだ。
個人主義,他者に阿る気は更々ないであろう山城を,この大会に出場させられるのか。
音無自身,大学四年のときに箱根駅伝には出たが,八区で区間最下位,大学で陸上は引退して一県職員として勤めていたのに,青天の霹靂とも言えるビッグプロジェクトを進めていくことになる。
「チーム」で学連選抜として出場した山城と,音無,かつてのハーフマラソン日本新記録を持ちながら,不運にもチームの解散に遭い,今回この「東海道マラソン」でペースメーカーを打診されている甲本剛など,それぞれの思惑が交錯する。
主人公は県職員の音無の視点だけれど,「チーム」でも存在感のあった山城の心情もなんかたまらない。
走ることに真剣に向き合っているからこその譲れない部分があるのだろうなというのを感じさせられる。多くの登場人物の心情が細やかに書き込まれていて,ああっ,もうっという感じ。(語彙力ひどすぎ)
あんまり詳しく書けないけれど,レースシーンは圧巻。
小説に出てくる「東海道マラソン」横浜駅のあたりから六郷橋のところまでの第一京浜は箱根駅伝のコースと同じところを走る。その描写も,個人的にとってもアガるねぇ。
あと,個人的なことですが,この堂場瞬一さんの陸上小説シリーズ,「チーム」「チームII」「ヒート」の順に読んだんですが,登場人物の時系列どおり読んだほうが良かったなあと思いました。
しばらく置いておけば,内容を忘れてまた小説を楽しめる質なので,次回はそうする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文庫521頁を、たちまち読み切ってしまった。
緊迫感にあふれ、あたかも共に走っているかのような臨場感で、心が熱くなる。
マラソン場面だけでなく、大会を開催させるべく奮闘する裏方や、陸上界の現状とか、見どころ読みどころ満載のエンターテイメント。
以前読んだ、この前篇ともいうべき「チーム」を、また読みたくなった。
堂場瞬一の本領を、警察小説に求めるか、スポーツ小説に求めるか、選択は難しい。-
先日、初めて堂場舜一さんの本を読みました。
読んだのは「アナザーフェイス」です。
続編もぜひ読んでみたいとおもっているのですが、堂場舜一...先日、初めて堂場舜一さんの本を読みました。
読んだのは「アナザーフェイス」です。
続編もぜひ読んでみたいとおもっているのですが、堂場舜一さんがスポーツ小説も書かれているとは知りませんでした。
まずは「チーム」から読んでみたいと思います。2015/01/13 -
堂場瞬一さんのスポーツ小説も、きっと気に入ると思います。
助言としてー
時間に余裕のある時に。読みだしたら止めるのが難しい(笑)堂場瞬一さんのスポーツ小説も、きっと気に入ると思います。
助言としてー
時間に余裕のある時に。読みだしたら止めるのが難しい(笑)2015/01/14 -
はじめまして。
堂場作品で一番好きなのが「チーム」です。
その続編とは・・・・・。
ぜひ、読まねば。はじめまして。
堂場作品で一番好きなのが「チーム」です。
その続編とは・・・・・。
ぜひ、読まねば。2015/05/22
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マラソン選手はすごいです! 実現してほしいな。
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神奈川県知事肝入りの東海道マラソンを実現するためにお金をジャブっとつかうシーンは、小説のなかの話しだとわかっていながらも頭にくる。
世界新記録を更新する可能性を持つ唯一の日本人ランナーである山城。
この頑固な男を走らせ、記録を更新させるためにあの手この手を考える。
この"あの手この手"のために税金が使われるんだからたまらないね。
と、ストーリーとは別のところに大きく引っかかりながらも、レースに突入するとグイグイ引き込まれてしまう。
堂場瞬一スポーツ小説の面白さには敵わない。
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堂場瞬一の『チーム』を読んで、箱根の駅伝がおもしろく感じた。その中で、ただ走ることだけに全部集中している男、山城悟が、なんとも言えない味を出していて、孤高のマラソンランナーとは、こんなふうに走りながら考えるのかとその心理的な動きがなんとも言えない味がある。
テレビ中継のマラソンを見てしまうが、それよりも、やはり小説の方が、マラソンランナーの心のつぶやきが垣間見ることができるので、楽しい。
ものの始まりは、神奈川県知事は、箱根駅伝の選手であった経験を持ち、現状の男子マラソンで、日本記録が世界記録からかけ離れていることに歯止めをかけたいと思っていた。なんとか世界最高記録を作るためのマラソン大会「東海道マラソン」を考え、県庁職員で、箱根駅伝を走ったことがある音無太志に、そのマラソン大会を成功させよと命じる。
そして、東海道マラソンの主役は、日本記録をもつ山城悟。そして、30キロまで安定して走ることができる甲本剛に、ペースメーカーを依頼する。甲本はまだ現役なので、ペースメーカーは、現役では通用しないと言われた感じがあり、音無の誘いに断るのだった。しかし、ペースメーカーの報奨金が1000万円という高額に、目が眩む。甲本は、所属していた実業団が解散し、母校のグラウンドを借りて練習する身だ。お金も乏しい状況だ。そして、母校の監督中西が急に死んでしまう。後ろ盾になってくれていたのだが、また中西はペースメーカーで走ることを要望していた。箱根駅伝の学連選抜チーム吉浜監督に、別に30キロでペースメーカーをして、その後も走ればいいじゃないかと言われ、納得する。
とにかく、県職員の音無は、世界最高を出すために、コースの高低差、そして、ビル風、川風などあらゆる対策をして、万全の準備をする。そして、山城を口説くことができず、学連選抜チームのリーダーだった、浦に頼んで、浦は、嘘をついて、山城を東海道マラソンを走らせる。
この浦と山城の関係が実にいい。そして、山城は30キロで棄権しようとするが、甲本がペースメーカーの役割である30キロを超えても走り続けるので、山城は闘争心に火がつくのだ。
男のプライド、マラソンランナーの矜持がいい頃合いで、一気に本が読めるが、マラソンを走った気にもなるので、いい本だ。 -
「チーム」も読んでいて、風を感じたが
この「ヒート」は、さらに躍動感と
刻一刻と変わる心情が、ランナーの感じる
風と共に素晴らしい描写である。
山城と甲本のそれぞれの心境が
どういう結末になるのか
ワクワクすると同時にドキドキさせられ
42.195キロひとときも目が離せない
魅惑の渦に飲み込まれる。
最高にいい小説でした。 -
作者スポーツ小説マラソン編。
チーム1→ヒート→チーム2とシリーズになっているのを知らずチーム1→チーム2→ヒートと読んでしまった・・・泣。
どうやらもう一度チーム2を読む必要がある。
そしてチーム1の前にキングとやらがあるらしい・・・・・泣泣。
まだ未読なり。
本作の結末が続編にて教えますタイプで☆1つだ!怒。と思ったけど、マラソン小説としては十分に迫力のある内容でグングン引き込まれてしまったのと、続編にて教えてくれてるならまあ・・・と思いなおして☆4つにします。 -
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仕事の話が大半を占めてて、マラソンについてはあっさり終わるのでは・・・と読んでて心配になってきたが、そんなこともなかった。ラストもよい!
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「チーム」続編。
日本男子マラソンの世界最高記録達成のため、神奈川県知事の号令のもと新設される「東海道マラソン」。
ペースメーカーを依頼される甲本剛、世界記録に最も近い山城悟の心の内、走りやすく記録の出やすいコースづくりなど、面白かった。
ただ、このような終わり方は好きではない。
(図書館) -
どの本屋さんに行っても、問い合わせても、新装版が出る関係で、現在「2」の在庫はありませんって言われて……。諦めて2を飛ばして読んでいます。
結末がどうなったか分かんなかったけど、どうやら2のプロローグに結末が書いてた模様。ついさっきめっちゃ調べまくってやっと結末が分かりスッキリ。
割と長めの内容やってんけど、まあ山城が走るのはわかってたけど、ページを半分読み進めてもまだ交渉が終わってない段階で、この話はどう落ち着くのか?ってちょっと心配しちゃったよな(笑)
世界記録を出すために設けられた大会、そしてコース。風よけやら電光掲示板やら、ペースメーカーやら、ここまでされたら出すしかないという気持ちと、なんか出来レースがすごいなの気持ちにも。山城の言葉を借りるならインチキ?(笑)でもそこまでの価値があるということで。自分は全然走る気がないのに、周りから固められていくのすごく嫌なのはめっちゃわかる。そしてまだまだ現役なのにあなたは無理だからペースメーカーを走ってって言われた甲本も、そりゃ腹立たしい気持ちを持つのは当たり前かなと。
でも結局個人レースだとしても色んな人の協力がないと走れないんだなあとも思った。
ここまでして周りもすごいけど、予想外の走り方をした山城と甲本に拍手したいかも。笑
絶対、なにくそ!の気持ちだよね。周りの思うようにはさせないぞ!っていうのかな。
だって何でもかんでも決められたら面白くないもんね。やることやってれば好きなようにしていいと思う。私は負けず嫌いな人が好きというか。笑
最終どっちが勝ったのか!?果たして記録は出たのか!?ってなった人はぜひ2を。(現在売ってないけど) -
結果!? どっちが勝ったのかも、世界新が出たのかも、わからぬまま、、なんでよ! けど相変わらず走りの臨場感は凄い。他のランニング小説でここまでの描写はない、頭ひとつ抜けている気がする。 (追記、チームIIに結果載ってました)
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マラソンという競技はほんとうに孤独で、試合の最中には誰も喋らない
当然登場人物の胸中をト書きで読むだけになる
堂場瞬一のスポーツ小説は初めて読んだが、このマラソンという題材のためか一歩引いた視点に感じられてのめり込むほどではなかった
評判が高かったが、少し期待外れ -
誰の言うことも聞かない最強をのランナーが、目玉である新設マラソン大会に出場しない。
そんな彼を変えたのは、かつて一度だけチームを組んだ男やペースメーカーとして出場を依頼された男であった⋯
世界最高記録への思いを胸に、ランナー、ペースメーカー、裏方の思いが交錯する。
それぞれの心情もよく出ていて、引き込まれました。 -
誰が主人公なのか?
発案者、事務方、それとも選手?
それぞれがそれぞれの視点で熱くなる(ヒートする)姿に引き込まれた -
チーム1から3まで読み終えてこの本を手にとった。流れからいうとチーム1の次にはさんでよかったのでは?チーム2から山城にずっとスポットがあたりマンネリ感が否めない。
著者プロフィール
堂場瞬一の作品
