薔薇忌 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 210
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408551753

作品紹介・あらすじ

舞台に秘められた男女の謎-妖しく華やかな幻想ミステリー。降りしきる薔薇の花びらに埋もれて死ぬことを夢見た劇団員(「薔薇忌」)、濃密な淫夢に日常を侵される歌舞伎小道具屋の娘(「紅地獄」)、スター歌手の再起に賭ける芸能プロデューサー(「化鳥」)…舞台芸能に生きる男女が織りなす世界を、幻想的な筆致で描いた珠玉の短編集。著者の独創性を世に知らしめた柴田錬三郎賞受賞作。新たに書き下ろした「あとがき」を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 舞台に秘められた男女の謎-妖しく華やかな幻想ミステリー。

    舞台に関わる人々を描いた7つの短編集です。

    ん・・・悪くないけど、良さもよくわからず。
    服部まゆみ先生の作品が好きで、その帯などでよく目にするので、似ている世界観を期待して読んでみたのですが、似ていなくもないんだけど、ん・・・。よくわからない。
    という曖昧な感想になってしまった。
    つまらにってこともないのですが・・・どこか煮え切れない感じで、そこが良いのかな?

    他の作品も読んでみようかと思います。

  • 芝居や舞台と幻想小説との親和性の高さ!
    どっちも現実ならざるものを顕現させる。舞台や劇場にも奇妙な熱や妖しい魅力って存在してる。
    個人的に最高の組み合わせ。
    復刊ありがとう!!
    全編素晴らしいのですが、「薔薇忌」「化粧坂」「怪鳥」は特に好き。

  • 七つの短編を収録した短編集。共通するのは舞台芸能。生と死の境が曖昧で、読んでいると地に足が着かないような、心許なくもあり、心地好くもある、まさに皆川作品といった感じ。情念を感じるのも好きです。楽しく読みました。

  • 舞台役者に関わる7つの耽美・鬼魅・妖異の名の糖衣を纏った毒物語(?)

  • 芝居にまつわる短編集。
    艶とホラーが入り混じった作品ばかりで読んでいるうちに何となく赤江瀑と被ってしまいました。
    役者ばかりでなく小道具や大道具と言ったあまり日の当たらない部分を取り上げているのが面白かったです。

  • 舞台に携わる人々を描いた短編7編。どれも妖しくて美しい幻想的な話ばかり。現代の話なのに、芝居を扱っているせいか、どこか時代がかった雰囲気をもつ不思議な世界観。
    少し硬めの文体なので、慣れるまでは入り込みにくいとこもあるけれど、それが却って幻想的な雰囲気を際立たせている。
    皆川作品は『開かせていただき光栄です』とその続編しか読んでないけど、この作品といい、気になってる『少年十字軍』といい、ジャンルの幅広さに驚く。

  • 演劇に携わる人々を描いた短編集。内容は「演劇の話」と聞いて想像するものの斜め上を行く、皆川博子テイストの効いた独特なものばかり。役者だけでなく、プロデューサーや小道具製作者などの裏方にもスポットを当てている。面白かった!

  • 初めましての作家さん。
    90年代に出版されたものの復刻版のようです。
    舞台に携わる者たちの妖しい短編集。
    ミステリというよりは、幻想譚といった感じです。
    でも短編集なのに、どれもこれもヤバイ。
    舞台に携わる者達の話だから、どうしても妖しくなる。
    だけど文章の持って行き方がヤバイ。
    起承転結を当てはめるとするなら

    起承~~~~転?結!!工エエェ(゚〇゚ ;)ェエエ工
    って感じかなぁ~
    最後の1ページで、一気に幻想に変化するというか・・・
    こういうのは初体験です。
    ヤバイです。面白かった。

  • 2/21 読了。
    劇場は生と死のあわいにある場所なのかもしれない。役者はひとたび役の一生を生き、舞台上で死に絶えても、すぐに起きあがって楽屋口から現実の生へ戻っていく。生より濃い生と、死の幻想を、繰り返し垣間見ることのできる場所。それが劇場なのだとすれば、そこに人の情念が憑き、死してなお棲み続けてしまうのも当然だろう。

  • いまいち
    全体的に薄気味悪い感じ

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著者プロフィール

皆川博子(みながわ・ひろこ)
一九三〇年、京城生まれ。東京女子大学英文科中退。
72年、児童向け長篇『海と十字架』でデビュー。
73年6月「アルカディアの夏」により第20回小説現代新人賞を受賞後は、ミステリー、幻想、時代小説など幅広いジャンルで活躍中。
85年『壁――旅芝居殺人事件』で第38回日本推理作家協会協会賞、86年「恋紅」で第95回直木賞、90年「薔薇忌」で第3回柴田錬三郎賞、98年「死の泉」で第32回吉川英治文学賞、12年「開かせていただき光栄です」で第12回本格ミステリ大賞、13年 第16回日本ミステリー文学大賞を受賞。
異色の恐怖犯罪小説を集めた傑作集「悦楽園」(出版芸術社)や70年代の単行本未収録作を収録した「ペガサスの挽歌」(烏有書林)などの傑作集も刊行されている。

「2017年 『皆川博子コレクション10みだれ絵双紙 金瓶梅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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