辞めない理由 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 207
レビュー : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408551876

作品紹介・あらすじ

人気女性誌「Fame」副編集長の七瀬和美は37歳。共働きで子育てをしながら、実質的な編集長として部員をリードしてきたが、リニューアルをめぐって社の上層部に嫌われ、「新雑誌準備室」という名の閑職へ追いやられる。
理不尽な仕打ちに加え、学校では娘をめぐるトラブルも発生。
退社するかどうか悩む和美だったが、「働いてるママが好き」という娘の言葉に触発され、ある大きな「挑戦」をはじめる――。
馴れ合いだらけの男社会に「カツ」を入れる、痛快なお仕事エンターテインメント!
シリーズ3作の累計が25万部を超える大ヒット作になった『書店ガール』の「原点」ともいうべきデビュー長編がいま、実業之日本社文庫で甦る!
すべての働く女性必読の一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 「書店ガール」でお馴染み、碧野圭さんのデビュー作。

    七瀬和美は大手出版社で女性誌『Fame』の副編集長をしていた。
    そう、゛過去形゛!

    私生活ではおなじ出版社に勤める夫と小学1年生の娘との3人暮らし。
    女性だから、子供がいるから、それを仕事への言い訳に絶対したくない!
    そんな強い気持ちで臨んでいた副編集長の仕事だったが…
    会社が下した結論は降格の上の部署移動。
    和美には到底納得のいかない人事。
    ゛辞めるらしい゛の噂まで流れるが和美は゛辞めない!゛
    和美の新たな挑戦が始まる。

    仕事と家庭の両立、仕事と子育ての両立。
    難しいなんて言葉では尽くせないよね……

    『全力疾走できるときはすればいいけど、全力疾走したくてもできないときが人にはある』
    本当にそうだよね。
    そんな時には少し力を抜いて、時を待っててもいいよねぇ……

  • お仕事小説!しかも出版社、編集者ときたらもうそれは大好物(^^)
    人が無心で懸命に頑張る姿は見ていて、読んでいて気持ちが良い!
    以前一度読んでいる作品ですが、やはり面白い!
    会社の理不尽な降格、閑職、挫折…そこから得た最大のチャンス…本全体から感じられるジェットコースターのような躍動感がたまらず、私は読んでいるだけなのに編集者の一人としてずっと煽られているような心地よい錯覚に酔いしれ、どハマりでした!
    新聞社や出版社ものは、その緊迫感や臨場感に飲み込まれますね!ページをめくらずにはいられない!

    そしてやはり凛とした芯のある女性は強い!潔い!カッコいい!ヒステリックは嫌だけど(^^;
    七瀬さん、その背中堂々と子供に見せていきましょうよ!笑

    あー面白かった!



  • 失礼千万な賛辞と知りながら、「女性版 半沢直樹だ!」読み終わり、すっきり。前を向いて歩きたい気分。女性誌編集者が子育てとキャリアの両立に悩みながらという判り易い作品ながら、碧野さん読ませてくれる。筆致にあざとさや独りよがりなところがなくて、吸い込まれて一気読み。出版業界の雰囲気や雑誌編集の難しさも丁寧に見せてくれて、面白い。「こんなに私が一生懸命なのに…」と1人責任感で背負い込む主人公が痛くもあり、そこには私もいる。誰かに求められ、自分も素直に助けを求める。誰かと何かを成し遂げる。たまらないね。

  • 2009年08月17日 22:18

    37歳1児の母で編集者の主人公が男性社会の中でその純粋ながんばり故に陥れられ、左遷され、それでもそこから這い上がる、ワーキングマザーのサクセスストーリー 
    著者の実体験に基づいてかかれているらしい 

    今ほどワーキングマザーが持て囃される時代ではなかったから大変だったんだろうと思う 
    子供がいじめにあったり、同僚の独身女性から妬まれたり・・・ 
    ちょっと演出っぽいと思う伏線もあったが、 
    自分自身へのメッセージとして残ったのは 
    「しんどい、辛いことばかりと思ってるならワーキングマザーなんてしないほうが良い」ということ 
    もちろんそう思っていなかったけれど、時々仕事でのストレスに折れそうになることがあり 
    働いている意味や自分の価値などなど悶々とすることがあったけれど 
    そういう精神的なことを思い悩んでいるのはバカらしいなと思うことができた 

    笑う角には福来る 

  • 書店ガールシリーズを読破しているので、いつも通り面白い、という感想。陸王と下町ロケットのようにストーリー展開は基本的に同じ。

  • 読みながら「半沢直樹っぽいな」と思っていたら、解説に「ワーキングマザー版半沢直樹」とのコメントがあった。理不尽な仕打ちに、正当なやり方で倍返し!モヤモヤをスッキリさせたい時に良いお話。それにしても、根回し、忖度…日本でワーキングマザーするのってホント大変。

  • こういうのはその時代が懐かしくなる。本当に数年で状況が変わった部分をうまく切り取ってある。

  • ハラハラハラハラ、まだ何かあるのかしらとドキドキ・・・・ で、気持ちよく、完!
    いーねー!
    読んだタイミング的にも「え!?あたし!?」ってとこがチラホラチラホラ。
    面白かったー

  • 前半は主人公の和美が職場でも娘の学校の問題でも理不尽な目に遭い、共感して腹立たしくなるけれど、後半はスカッとします!
    子どもが親の背中を見ているというのは主婦でもパートでも正社員でも、どんな立場の親に対してもそうだと思う。

    あれこれうるさく言うよりも、親の生き方を子どもはよく見ているのだから!と自分にも言い聞かせたりする私です。。

  • 【エール!1】を読んだ後だったので
    丁度続きみたいな感じで良かった。
    エールで短編読んで、これで長編みたいな感じ。
    バリバリ働くワーキングマザーの話。
    主人公、最初はガミガミちょっと嫌な上司だったんだけど
    理不尽な人事に同情・・・。
    最後はうまく行きすぎだけど、スッキリ!逆転して
    良い終わり方だったな~♪

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著者プロフィール

碧野 圭(あおの けい)
1959年愛知県名古屋市出身。東京学芸大学教育学部卒業後、アニメ誌ライターやライトノベル編集者を経て、2006年、『辞めない理由』で作家デビュー。
代表作に、2015年に渡辺麻友主演でテレビドラマ化された「書店ガール」シリーズ、「銀盤のトレース」シリーズがある。

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