かっこうの親 もずの子ども (実業之日本社文庫)

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  • 実業之日本社 (2014年10月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784408551944

みんなの感想まとめ

主人公の統子は、シングルマザーとしての育児に奮闘しながら、子どもへの深い愛情を描いています。彼女の強さや苦悩は、多くの読者に共感を呼び起こし、リアルな子育ての現実を映し出しています。育児の中での喜びや...

感想・レビュー・書評

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  • 主人公の統子が強くてかっこよかったです。
    自分と少し重なる部分もあったけれど、私はそんな強くはなかったし
    あの時の自分が統子みたいに強かったら
    また今が違ったのかなとか振り返ったり
    リアルな子育ての描写に、ひどく共感したり、逆に自分のしてきた育児を反省したりもしました。
    愛情の強さが眩しく、ワンオペの育児の苦しさなど何度も読みながら泣いてしまうので子ども達に若干心配されてしまいました。

    レビューに、最後色々盛り込みすぎてる様な内容を書いてるのが散見されましたが、ある意味とっ散らかっているのって、それがリアルなのではないかな。育児意外にも不可抗力的な事柄も色々抱えながらもさばいていかなければいけないのはむしろリアルではないのか?と思ったり。
    人生史上こんなに泣けた小説は初めてでした。そんな本にであえた事が幸せでした。

  • 統子の子どもへの深い愛情があふれていました。可愛くて可愛くてたまらない気持ちがすごく伝わってきた。
    だけど、非配偶者間人工受精(AID)で子どもを授かった自分の選択、シングルマザーでの子育てへの不安や苦しみもあって…。
    仕事や保育園でのトラブル、体調不良で子どもにキツく当たったり、理想と現実の間で苦しくて気持ちの整理がつかなくてグチャグチャになるのが痛い程わかって辛かった。
    色々ありすぎて感情が追いつかない。読んでいて切なくなりました。

    子どもを授かって、今元気でいてくれることは本当に奇跡♪
    感情をグラッグラに揺さぶられました。
    降りかかる困難の最中にあっても、支えてくれる人の存在や、出会い、小さな幸せもあって、毎日を大事に生きていこうと思えた。
    読後は、子どもを抱きしめたくなりました。

    『あの頃の自分に声をかけてやりたかった。お疲れさま、がんばってるね。と誰かに言ってもらえるだけで、どれほどの力をもらえたことだろう』

  • 読みやすかった。シングルマザーの育児は大変だよ。子供が産まれてくることは奇跡みたいなもんだよってことが言いたいのかな?と考えて家族と一緒にいる普段の生活を大切にしたいと思った

  • 子育ての苦労と喜びを綴った物語、離婚の原因や過程をもっと突っ込んで描いて欲しかった。

  • 夫婦とは。家族とは。子供とは。自分にとってそう遠くない未来に、どういうことがあるか分からないけれど、多分ぼんやり想像していることは奇跡の上に成り立っているんだろうなと思う。

  • 親友の子供が亡くなる話し、いるかな?
    すごく嫌な気分になった。
    全然必要じゃないと思う。

  • 五島列島に行くまでは面白かったです。教会に行ってミサを見た辺りから宗教っぽい雰囲気になっちゃって、その後もソウルメイトだとか前世療法だとか出て来たのに冷めてしまいました。
    トモや自分の母親とのことにもっと統子の気持ちを向けて欲しかった。恒太くんのことはともかく、ゆあんちゃんと大輝くんのことは要らなかったと思います。
    エピソードがたくさんあり過ぎてAIDのこととか埋もれてしまった気がします。


  • 精子提供を受けて出産したシングルマザーの話。
    この作品は、読んでいて嫌な気分になる人もいるんじゃないかな、と思う。
    命を授かる事も育てる事も、簡単な事じゃなく奇跡なんだって事を伝えたいのかなと。

    この作者さんの作品を読むのは、「さしすせその女たち」に続いて2作目なんだけど、どちらも男性が頼りなく、女性がしっかりしている。





  • 問題のない親なんていない。
    妊娠するのが当たり前でもない。妊娠しても必ず生まれてくるわけでもない。子どもが自分より先に死んでしまうことだってある。
    どうしようもないことなんて世の中にはたくさん溢れてるのに、そこを受けとめるのが怖い。

  • 今まで読んだ椰月さんの本の印象とは違った話。
    自由奔放で魅力的な登場人物が不在。
    面白かったけど。

  • こどもがいなければ欲しいと願い、こどもがいれば独身時代の自由奔放な日々を懐古する。こどもは自分を選んできてくれたのに。どんなネグレクトな親にでも、自分の存在が両親を成長させるからと舞い降りる命の尊いこと。目の前にいる命が自分へのかけがえのないギフトだと思うと、かっこうが親でも、もずがこどもでもいいじゃないか。今ある命は奇跡の連続の賜物なんだから、それだけで充分。日々感謝して大切に生きよう。

  • シングルマザーの目を通した、親子の絆の話。「生殖医療、保育園問題など、出産と育児にまつわるテーマ」と案内にはあるけれど、保育園についてはそんなに大きなポイントにはなっていないかな。自分がまったく同じ立場ではないからよくわからないけど、それをそこまで気にする?と思う部分と、そうだよね、と思う部分と。

  • 子どもはすべて親の都合で生まれてくるんだな。望んでいたとしても考えてなかったとしても、避妊しないで性行為している以上子どもが生まれる可能性がある。この人は避妊治療のうえ子どもを産んでいるけど、それだって親の都合なんだなーって考えた本。でも、子どもは愛される。

  • 不妊治療の末に授かった息子とよく似た子供を見かけ、その謎に迫っていく物語かな?と思っていたけど、その要素は薄かった。
    良い意味で期待はずれ。

    息子を育てる親の戸惑いや葛藤、切なさ、愛しさ…そういう感情がいろんなところから溢れ出ていた。
    今、妊娠中の私には不安を掻き立てられるような描写もあったけど、だからこそ身近に感じられたのかもしれない。

  • 今こうして生きていることが、
    どれだけの奇跡と幸運の積み重ねか。
    科学や医学の進歩によって、
    昔では生まれるはずのないや助からなかった命が
    生きることが出来る時代になった。
    だからこそ日々の生活に追われて、
    生きている有り難みを忘れがちになる。
    いつの日か、この物語の主人公のような子育てが、家族が当たり前のような世の中になるのだろうか。
    そして、どんなに時代が変わっても
    母親の偉大さは永遠に変わらないんだろうな。

  • AIDで授かった子どもとのシングルマザーの物語。
    子育てしていれば誰もが体験するエピソードも多く、あるある!とうなずける。

  • 幼児誌の編集部で働く四十一歳バツイチの統子が四歳の息子をシッターに頼りながら育てる。非配偶者間人口授精で授かった息子、雑誌で見つけた息子にそっくりな双子の少年、生身の幼児達の身体や性に戸惑う母親達の投稿、息子が大好きである事。一つ一つがふとした弾みでほどけてバラバラになってしまいそうな印象を受けた。

  • 幼児誌の編集部で働くシングルマザーの統子。四歳の息子は不妊治療の末授かったが、結局は離婚に至る。親子の絆と命の尊さを描く家族小説。
    子育ては毎日が戦場だ。例え、我が子だけきちんと教育しても、周囲の環境に幼き者は簡単に影響を受ける。それでも、全うな愛情を注いだ分、ひとかどの人間になってくれるはず。揺れまくる統子の心情が、痛いほど伝わってくる。親子の絆はとても強いが、ひとつ間違えば簡単に切れる繊細なものだ。

  • 面白いけど、主題はなんだ笑笑
    と思いつつ、でも心揺さぶられるし、最後はもう、どう考えていいのかとぐらぐらするし。子育ては、リアルにこうなんだ。

  • シングルマザーの話
    大切な息子、智康はAIDで生まれた…
    ある日、雑誌に智康とよく似た双子を見つけ、
    統子は智康を連れ、その双子の住む島に…

    おもしろかったけど、
    いろんな話が出てきて、それぞれ興味深かったけど、たくさんあり過ぎて、どれもなんとなく薄い
    内容だったのが残念

    特に智康に似た双子の話は
    どうなるのかと期待していただけに
    意外とあっさりで、残念

    ただ、コウくんの話の朝子さんには
    涙、涙…

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著者プロフィール

1970年神奈川県生まれ。2002年、第42回講談社児童文学新人賞を受賞した『十二歳』でデビュー。07年『しずかな日々』で第45回野間児童文芸賞、08年第23回坪田譲治文学賞、17年『明日の食卓』で第3回神奈川県本大賞、20年『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』で第69回小学館児童出版文化賞を受賞。『明日の食卓』は21年映画化。その他の著書に『消えてなくなっても』『純喫茶パオーン』『ぼくたちの答え』『さしすせその女たち』などがある。

「2021年 『つながりの蔵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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