仮面病棟 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
3.24
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本棚登録 : 3075
レビュー : 458
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408551999

作品紹介・あらすじ

療養型病院に強盗犯が籠城し、自らが撃った女の治療を要求した。事件に巻き込まれた外科医・速水秀悟は女を治療し、脱出を試みるうち、病院に隠された秘密を知る-。閉ざされた病院でくり広げられる究極の心理戦。そして迎える衝撃の結末とは。現役医師が描く、一気読み必至の"本格ミステリー×医療サスペンス"。著者初の文庫書き下ろし!

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりのミステリー小説。あぁ、この感覚、そうそう、ドキドキハラハラ、、こえ~ なんか得体のしれない恐怖感、、いいねぇ、、しびれるしびれる。

    この作家さん、現役の内科医とのことで、相当な異色ですね。でも歯医者やりながらバンドやっている人もいたか。。何かに秀でると、ほかの才能も目覚めるんでしょうかね。個人的にはこれは医者としての専門知識をフル活用した面白い小説が見れるかもしれないと思って取った一冊。読んで見ると、確かに専門用語や現場のシーンの描写が正確で細かいのだが、読み始めるとそれよりも物語そのものに一気に引き込まれ、そんなキャリアのことなど頭から吹っ飛んでしまいました。

    しかし、ピエロというのはどうしてこんなに怖いのか。ピエロってサーカスで子供たちを喜ばすものじゃなかったっけ?と思うんだが、ミステリーで出てくるピエロは異常に怖い。これ、映像化したらかなり怖いと思いますね。

    怒涛のようなストーリー展開に、エンディングが全く予想がつかない感じでした。ピエロにきっと謎がある、というのは薄々感づいていましたが、まさかまさかの最後のオチ。そっちかぁ、、とやられてしまいました。

    最近心温まるストーリーばかり読んでいたのですが、ミステリーの面白さの感覚がよみがえってきてました。いかん、、またスイッチが一つ入ってしまった。。

  • 新聞の書評を読んで図書館にリクエストしていた本。
    結構待たされた…ということは人気なのかな?

    まずは手に取った感想、薄い。

    作家さんは医師の資格を持っていらっしゃるそうなので、医療に関しては嘘くさい描写はなさそう。(素人なのでよくわからないけど)
    そういう意味では医療ミステリーというジャンルには相応しい方なのだとは思う。

    ただ、なんというか、表現がすごく安っぽく感じられるのが気になった。
    会話が小説というより漫画のような印象を受ける。
    恋愛感情部分以外でもセリフがベタ過ぎるし。
    わかりやすい、とも言うべきか。

    長編小説にするには時間が短すぎるのかもしれないけど、もっと丁寧に描かれたら良かったのでは?と思った。

  • 登場人物が少ないのと読みやすい文章なので内容が理解しやすく、続きを早く、とどんどん読み進められました。
    帯に書かれていた”怒涛のどんでん返し”にいちいちびっくりしたし、なんとなく悲しいラストで個人的にはすごく面白かったです!

  • 強盗犯により密室と化す病院 息詰まる心理戦の幕が開く!
    療養型病院に強盗犯が籠城し、自らが撃った女の治療を要求した。事件に巻き込まれた外科医・速水秀悟は女を治療し、脱出を試みるうち、病院に隠された秘密を知る…。閉ざされた病院でくり広げられる究極の心理戦。そして迎える衝撃の結末とは。現役医師が描く、一気読み必至の〈本格ミステリー×医療サスペンス〉。著者初の文庫書き下ろし!

  • 夜中の病院にピエロの覆面を被って立てこもる犯人。目的は何か?
    そこに立ち向かう臨時当直医の速水は、病院の隠された秘密を見つける。

    読みやすい文体ですらすら読め、一気読み。
    とても面白かったです。
    途中であれ?と思うところもあり、犯人はなんとなく予想がつくのですが、飽きることなく読み進めることが出来ました。

    病院内で行われてきたことは、犯罪行為だということは充分承知していますが、複雑な気持ちにはなりました。
    現役医師の書く文章は、とてもリアルで興味深かったです。

  •  先輩医師から頼まれて急遽、田所病院での当直を変わることになった速水秀悟。しかし仮眠をとり、看護師に呼び出された速水は病院内で信じられない光景を目撃する。ピエロのマスクをかぶった謎の人物が、腹から血を流した女性を携えていたのだ。

     あちこちでとりあげられていて、おもしろいと評判だったので楽しみにしていたのだが、ちょっと期待外れだったよう。どんでん返しが売りのようなのに、最初の方で展開がほぼ読める。ミステリというものをほとんど読んでいない人なら素直におもしろいと思えるのだろうけれど、ちょっと読み慣れた人なら、まるで教科書通りのように感じる展開。そして、途中で描かれる恋愛要素がなんとも安っぽい。これ、いらんで。

  • ほうほう、なるほどやっぱりあなたでしたか……というくらいの感想。
    なんか、悪いやつに籠城されてる割には、犯人も人質も一緒にいないどころかそれぞれウロチョロしてるし、緊迫感なかったなあ。

    そんなことよりも愛美が速水に「先生なんてつけなくてもいいよ」と言われて「じゃあ秀悟さんて呼ばせてもらいます」って言ったことの方が何よりの衝撃。
    そこは普通「速水さん」じゃあ…………。

    読んでる間中、そればっか気になりました。

    • 店主さん
      はじめまして。同じ箇所で同じツッコミをしました。(笑)
      はじめまして。同じ箇所で同じツッコミをしました。(笑)
      2016/06/19
    • oyumyさん
      店主さん、コメントありがとうございます!
      ですよねえ? 衝撃的でした。「何!?今の若い子はこうなの!?」とかいろいろ勘ぐってしまいました。
      店主さん、コメントありがとうございます!
      ですよねえ? 衝撃的でした。「何!?今の若い子はこうなの!?」とかいろいろ勘ぐってしまいました。
      2016/06/19
  • 登場人物のあからさまに怪しげな行動や、いかにもな手術室などから、裏に隠された真相が何となく早い内から察しがついてはいたものの、先を読ませる文章運びに乗せられて、スイスイと最後まで一気に読んだ。大体予想通りではあったけど、ピエロの正体はあの人かぁ~!と意外なところから出てきた感じ。とりあえず、男はハニートラップに弱すぎだヮ。

  • シンプルな言葉を使い、思わせぶりや回りくどい表現がないので文章がとても読みやすく、テンポも良い!ライトミステリーなので難しく考える事なくすんなりストーリーの中に引き込まれました。
    本格ミステリーを期待していると物足りなさもあるのかもしれませんが、素直にストーリーの中でヒヤヒヤしたりドキドキしたり…私は楽しませてもらえました。
    田所院長のした事は勿論犯罪!命とお金を同じ秤で計ろうとする事がまず大きく間違っている!でも単純に人間の尊厳、生きる命、活かせる命という事を考えた時…それぞれの立場によっての命のあり方、守り方って違うんじゃないか?って命のあり方に関しては読中読後少し考えさせられました。

    初めての作家さんでしたが、他の作品も読んでみたい!まだまだこうして出会えていない作家さんがたくさんいるんですね^^;

  • ピエロの仮面を付けた強盗に襲われた病院に宿直で勤務していた医者が巻き込まれ、病院の隠された秘密が暴かれる。臨場感の溢れた描写で想像の世界に引き込まれる。

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著者プロフィール

知念 実希人(ちねん みきと)
1978年、沖縄県生まれ。医師。2011年、第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビュー。その他の作品に『螺旋の手術室』(『ブラッドライン』改題作)、『優しい死神の飼い方』(死神シリーズ)、『天久鷹央の推理カルテ』シリーズなどがある。
近刊として2018年9月刊行の『ひとつむぎの手』。

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