東尋坊マジック (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408552019

作品紹介・あらすじ

旅行代理店勤務の名探偵・水乃サトルは、女性部下の由加理と東尋坊で銃殺事件に遭遇。犯人は姿をくらました。東尋坊事件に臨むサトルと馬田警部の前に、新たな猟奇事件が立ちはだかった。過去20年にわたり、女性を手にかけてきた絞殺魔が、四番目の犯行を起こしたのだ。常人離れしたサトルの推理力で、20年以上も不明だった事件の真相は突き止められるのか!?

感想・レビュー・書評

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  • 【水乃サトル社会人編⑤】企画したツアーの下見で訪れた東尋坊で、殺人事件に遭遇したサトルと由加理。恒例のサトルの怒涛のオタク知識披露で容疑者にされてしまう。助けを求めた知人の刑事は連続殺人事件の捜査中で、ソコにも自ら嬉々として首を突っ込むサトル。2つの事件はいつの間にか交差して…。ちょっと都合がいい所もあるけど、強固なアリバイを崩すのが面白かった。サトルのキャラクターも面白いしミステリーも読み応えありのこのシリーズ、やっぱり好きだな。以前から東尋坊は行きたいと思っているが、島根県の波根海岸も行きたくなった。

  • 水乃サトル・シリーズ

    東尋坊にやってきたサトルと由加里。由加里の目の前で射殺された髭の男。トレンチコートを着た犯人に突き飛ばされた由加里。サトルが拾った薬莢。容疑者として逮捕されたサトル。捜査のため京都にいた馬田警部補との取引。連続殺人犯「冥妖星」の正体を探る。1976年から4年ごとの閏年の閏日に殺人を繰り返す「冥妖星」。監禁され殺害される被害者。被害者にされる珊瑚の指輪。福井県警が見つけ出した容疑者・黒塚と秋田。秋田が捨てた犯行に使われたマカロフ。東尋坊事件と同日に同じマカロフで殺害された大阪の弁護士・野末。東尋坊事件の被害者・岩山正三の妻・日奈子。日奈子が過去に行った擬装結婚から交換殺人も視野にいれるサトル。日奈子の偽装結婚の被害者・高須。高須の家を調べたサトルが抱いた疑惑。高須家の土蔵の放火。妻に駆け落ちされた高須の父親の秘密。マカロフの旋条痕に隠された秘密。

  • 内容に関係ない最後の最後の部分で「はぁ?」となってしまった.ひょっとして伏線見逃してた?

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著者プロフィール

1959年7月19日、東京都生まれ。中央大学理工学部卒業。在学中は「手塚治虫ファンクラブ」会長を務める。1990年に第一回鮎川哲也賞で「吸血の家」が佳作入選。92年に書下ろし長編『地獄の奇術師』を講談社より上梓し、作家デビューを果たす。江戸川乱歩やJ・D・カー、横溝正史の作品を現代に再現したような作風は推理界の注目を大いに集め、全四部作の大長編『人狼城の恐怖』(1996〜99年。講談社ノベルス)では「1999年版本格ミステリ・ベスト10」第一位を獲得。アンソロジー編纂や新進作家の育成にも力を注ぎ、2000年代は合作ミステリの企画も多数行った。SFの分野にも精通し、『宇宙捜査艦《ギガンテス》』(2002年。徳間デュアル文庫)や『アイアン・レディ』(2015年。原書房)などの著書がある。近年は手塚治虫研究者として傑作選編纂や評伝「僕らが愛した手塚治虫」シリーズの刊行に力を入れている。

「2022年 『【完全版】悪霊の館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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