蘭学探偵 岩永淳庵 幽霊と若侍 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408552385

感想・レビュー・書評

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  • 蘭学探偵第2弾。

    蘭学探偵淳庵が、居候先の辰巳芸者の豆吉の浮気を疑って、
    しょぼくれてしまう話が面白かった。
    結局、全くの勘違いで、
    旗本の父を亡くし墓参りしているうちに、
    詐欺に巻き込まれていた話だった。

    本当に余計なお世話かと思うが、
    この話を1巻目にした方が良かったのでは。
    登場人物たちに色がついたというか、
    肉がついたというか。
    あ、血肉が通った感じという表現が正しいのか?

    トリュフ豚ならぬ、マツタケ犬の話も面白かった。
    淳庵にはかみつき、
    火盗改組頭になつくあたりは、さすが空気を読んでる。

    それと、Armchair Detective の日本語訳は安楽椅子探偵ではなく、
    炬燵与力だったらしい。

  • 当時の化学でどこまでできるのか?
    いろいろ興味深くて面白かった。

著者プロフィール

1960年、岩手県生まれ。大阪芸術大学芸術学部を卒業後、2000年に『エンデュミオン エンデュミオン』(ハルキ・ノベルス)でデビュー。『エリ・エリ』(ハルキ文庫)で、第1回小松左京賞を受賞。14年には「風の王国」シリーズ(ハルキ時代小説文庫)で、第3回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞を受賞。「採薬使佐平次」シリーズ、「江戸城 御掃除之者!」シリーズ、「よこやり清左衛門」シリーズ(ともに角川文庫)や「草紙屋薬楽堂ふしぎ始末」シリーズ(だいわ文庫)、など、多岐にわたるジャンルにて活躍している。

「2023年 『大一揆』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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